グラウンドの土手に植えられた小さな苗だったコヒガンザクラがにぎやかな花をつけてくれるようになりました。信州高遠城址公園の同じ花を知る者にとっては少々さみしい気もしますが、ピンクのトーンで咲きそろうのは気持ちがいいですね。
自宅から歩いて数分の所に国営の138タワーパークに隣接してこの公園があります。南側を縁取る国指定の名勝天然記念物「木曽川堤の桜」の通りと北側に流れる木曽川の間の河川敷に、平成6年3月31日に開設されました。(3月29日撮影)
さくらの堤防道路と木曽川の流れに近い堤防の間の公園に一宮市民が楽しむテニスコートやグラウンドがあります。ウオーキングやサイクリングのロードもあります。この日はベバーキュー広場にも外国の言葉が飛び交っていました。
近年のことですが、花の時期、インバウンドらしい人の姿を見かけるようになりました。わざわざこんな桜の名所でもないローカルな公園に訪れる外国人の姿を見るのですから、時代が変わったことを痛感してしまいます。
この時期だけにぎやかなこの通りは、沿道に明治時代からの古木を含め様々な種類の桜木が、特に規則性もなく植えらています。一斉に咲き誇る他所の桜名所とは一味違い、買い物などに出かけるときちょいと寄ってみるお気軽花見の通りです。
138タワーパーク近くの木曾川堤に桜花の波が打ち寄せてきました。極楽寺公園内のカワズザクラに続き、シダレ桜そして今はエドヒガンが満開になりました。ソメイヨシノと山桜も蕾を膨らませて開花準備を怠りません。(3月29日撮影)