クルーズを終わって日本橋に戻りました。近くの交差点に面して日本橋三越店のビルがそびえています。ふと、東京の超一流デパートでウインドショッピングとしゃれてみたいなんて思いましたが、今回はパスしました。
ボートは船着場に近づきました。日本橋の麒麟の像は頭を高速道路に押さえつけられているより青空のもとにすっくと胸を張っているほうが似合っていると感じました。
東京オリンピック前の日本の技術の粋を集めて建設した高速道路が、今や厄介者扱いとなりました。日本橋の上に青空を取り戻そうという希望が実際の形で動き出したようです。工事中の橋脚や作業保護ネットの設置など工事はすでに始まっているように見えます。
川沿いの箱崎川第一公園の桜が咲き誇るその上を首都高速６号線が大きくカーブして走りこんできました。この道路は敷地買取の手間を省くことの一点で日本橋川の曲線に沿って建設されたとのことです。
さくらクルーズはメインイベントを終わり、帰路を進みます。隅田川へ流入する日本橋川をさかのぼるため、河口部近くにある豊海橋をくぐります。いくつもの橋の下をくぐり抜けた中で、色と形が「イイネ！」を出したくなる橋でした。
