いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

いつかあの青空の心に

2005年11月28日 | はじめに
少年のころ遊具に寝っ転がって見上げた、あの青い空。

澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。

その心に近づいているのだろうか・・・

僕は生まれて多くの時間を過ごしてきたけれども、

あの空の青さを一生忘れることはないだろう。

そういうこころになりたくて、

でもどうすればそういうこころになれるかわからなくて、

いたずらに時間を重ねてきた。

その青さはあるときは近くに、あるときは遠くに。

だけど、いつも自分の歩いてゆく道の上には、

きっとあの青空が。

それを見上げるときはいつも、

あの青空の心で。
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さいはて

2005年11月28日 | 考える
誰かに知って欲しかったのだと思う。
自分は「こういう人間ですよ」と。

その誰かは、たった一人の人間だったのだろう。

blogを書き続けて、そのことを知り、
そういう人に出会ったとき、「blogに書くこと」は意味を失った。

でもまた、戻ってくるかもしれない。
それはわからないが、今は書くべき言葉が思いつかない。
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こころが満たされるということ

2005年11月07日 | その他
彼女が家に来た日、二人でコーヒーを飲んだ。
なんということはないインスタントのコーヒー。

彼女は「家で二人で飲むコーヒーは楽しいね」と言う。

なんだか不思議な気持ちで僕は聞いた。
「どうして?こういうことは普通にしないの?」

「いままで付き合った人とはこういうことはしたことがないよ
 だから、しあわせだと思って」

「ふーん・・・」

いままでの「彼」とはどういう付き合いをしてきたのだろうか。
彼女の話を聞く限り、あまりこころの交流があったようには思えない。
ちいさなことに幸せを見つける彼女が僕には新鮮だった。
何か大切なことを彼女は教えてくれたような気がした。
それはきっと、当たり前の何気ない日常に、
こころが満たされるということなのかもしれない。
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すれ違う思い

2005年11月04日 | その他
彼女と食事に行こうとして、
彼女を見ると、重そうな荷物を持っていた。
自分も重い荷物を持っているから、
彼女の荷物を持ってあげることはできないし、
彼女の荷物を僕が持つことをきっと彼女は拒むだろう。

彼女の体は小さいから、重い荷物を持たせて
遠くまで行くのは結構大変だ。

「荷物が重そうだから、駅の近くの居酒屋に行こうよ」

「私は遠くのほうがいいな。
 だって帰りに、長い間手をつないでいられるから」

「・・・」

近くの居酒屋で飲み、帰りに意味もなく
手をつないで駅の周りをぐるぐるまわった、
そんな夜でした。
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存在を許可される

2005年11月01日 | 考える
カウンセラーの勉強の中で、
よく「あなたはあなたのまま、そのままでいい、そのままで価値がある」
というような考え方が出てくる。

どうもこの考え方になじめない。
確かにそのとおりなのだが、自分自身に当てはめると、
どうにもやる気が出てこない。

役に立たないなら死んだほうがまし。
という気概で生きているほうがおもしろい気がするのだが。
しかし、健康な人に薬を飲ませることはないので、
今の自分は確固として自己肯定しているのだろう。

「誰かに必要とされる」ということは
このうえない自己肯定なのだろう。
「存在しても良い」という許可。

人間は「自分のため」に何かをするよりも
「人のため」に何かをしたほうが喜びを感じるように
なっているようだ。
ただし、当然動くためのエネルギーは必要で、
それが感謝の言葉だったり、誰かの笑顔だったり
するのだろう。

「考える」時期は終わりつつあるのかもしれない。
確かにいろいろ考えはするのだが、自分のスタイル、
自分のバランス、自分の位置と理想、そういうものが
少しずつ見えてきたような気がする。
ちょっとはやいかもしれないが、「中年の自己」に
近づきつつあるような気がする。

存在の許可を求めてきたけど、
その必要はもう、ないのかもしれない。
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