いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

存在を許可される

2005年11月01日 | 考える
カウンセラーの勉強の中で、
よく「あなたはあなたのまま、そのままでいい、そのままで価値がある」
というような考え方が出てくる。

どうもこの考え方になじめない。
確かにそのとおりなのだが、自分自身に当てはめると、
どうにもやる気が出てこない。

役に立たないなら死んだほうがまし。
という気概で生きているほうがおもしろい気がするのだが。
しかし、健康な人に薬を飲ませることはないので、
今の自分は確固として自己肯定しているのだろう。

「誰かに必要とされる」ということは
このうえない自己肯定なのだろう。
「存在しても良い」という許可。

人間は「自分のため」に何かをするよりも
「人のため」に何かをしたほうが喜びを感じるように
なっているようだ。
ただし、当然動くためのエネルギーは必要で、
それが感謝の言葉だったり、誰かの笑顔だったり
するのだろう。

「考える」時期は終わりつつあるのかもしれない。
確かにいろいろ考えはするのだが、自分のスタイル、
自分のバランス、自分の位置と理想、そういうものが
少しずつ見えてきたような気がする。
ちょっとはやいかもしれないが、「中年の自己」に
近づきつつあるような気がする。

存在の許可を求めてきたけど、
その必要はもう、ないのかもしれない。
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