モノの寿命

家の掃除をしている。

いつかやるだろうと思って取っていた、
ゲームのソフトやら、漫画やらを
いるもの、いらないものに分けてゆく。
いらないものは捨てられる。

溜め込んだ取扱説明書の類も
もう一度見直してみる。

その中でＰＳ２（プレステ２）の保証書を見つけた。
ヨドバシで買ったその日付は２０００年７月１８日。
もう６年もたっているのか。

１９９９年の２月に東京に出てきているので、
その翌年ということになる。

当時ＤＶＤプレイヤーはまだまだ高かった。
ゲーム機＋ＤＶＤプレイヤーを買うと４００００円ではすまなかった。

よく言うソニータイマーが作動することもなく、
なかなか長持ちだ。

保証書でその当時を思い出し、
ちょっとセンチな気分に。

記憶の先

家にたまっていた、過去の手紙やら
写真やらを大量に処分した。

以前に購入した電動シュレッダーに
どんどんと吸い込まれてゆく。

よくありがちな「読み返しているうちに時間がたってしまった」
などということもなく。

読み返してみると、まったく記憶にないことや、
鮮明に覚えている文章やら、いろいろだ。

今は過去を振り返るような余裕はない。
だけど、いつの日か、懐かしく手紙を見ることもあるのだろうか。

手紙の大半はやはり親からのものだった。
なんというか、ありがたい気持ちになった整理整頓だった。