しるぼの独り言。。

三重県四日市市でしがないパソコンインストラクターしてます。コメントはブックマークの足跡帳にどうぞ(*^-^*)

データは削除したはずなのに。。(?_?)

2009年05月15日 | パソコンインストラクター
書き込み型CD(CD-R/RW)への書き込み方法には「プリマスタリング方式」と「パケットライト方式」の2方式があります。(DVDも同様です)
更に前者には「ディスクアットワンス方式」と「トラックアットワンス方式」の2方式に分けられます。

「ディスクアットワンス」は一度書き込んだら、データの追加や削除はできません。
音楽CDやあらゆるパソコンで読み込めるようにするのに向いています。

「トラックアットワンス」は、容量が余っている限り、データを追記できます。
デジカメ写真など、データのバックアップなどに向いています。

「パケットライト」はその名の通り、小包のようにデータを小さな単位にして記録する方式で、CD-RWで使われ、データを小まめに保存したいときに便利ですが、専用ソフトと事前にフォーマットが必要です。

それでWindows Vistaでは書き込み型CD(またはDVD)にデータを書き込む方式として「マスタ形式」と「ライブファイルシステム形式」の2種類あります。
前者は「ディスクアットワンス方式」、後者は「パケットライト方式」に当たります。

それで、先日、CD講座を行ったと日記に書きました。
http://blog.goo.ne.jp/silbo/e/d1dec055b603ee030e251dadd348bb6f

それで代表の女性のノートパソコンがVistaで、
「CDに書き込んだデータは削除できないんですか?」という質問を受けました。
私はてっきりCD-Rの場合、データを書き込むとデータが削除できないものだ、と思っていました。
しかし、その代表が試しに削除してみると、なんなく削除できてしまいました(・_・;)

つまり、言ったことと実際が違っていたわけです。
自信がなかった私は確かめた上、来月の講座で説明し直しますということで講座を終わりました。

実際に調べて検証してみると、Vistaの場合、CD-Rにデータを「ライブファイルシステム形式」で書き込むと自動的にフォーマットされます。
データを書き込み、書き込んだデータを削除すると確かに簡単に削除できます。
しかし、プロパティで確認してみると削除前の容量と削除後の容量は変わっていません。
つまり、コンピュータでは削除されたように見えますが、実際はその分、容量を使っているのです。見掛け上削除されたように見えるだけなのです。

何とも紛らわしくて、私も一時頭の中がこんがらがってしまいました。
でもまぁ、間違えたことによって正しいことを知ったわけですから悪いことばかりではないかなと。
受講生の方も勉強(復習)になるわけですし。
正確には間違ったわけではなく、説明が曖昧だったと言うべきかな(~_~;)

※この日記には技術的に正確でない表現もあるかもしれません。その場合はお許し下さい。