今日はイースターですね。クリスチャンではない私には縁がないですが、改めてどんないわれの日か調べてみました。
イースター 春分の日以降、最初の満月の次の日曜日がイースター。
イースターは日本ではあまりなじみがあるものではありませんが、キリスト教では大切な復活祭の日です。
Easter(復活祭)はイエスキリストの復活を祝うキリスト教の最も重要な祭日です。復活祭は春の自然の蘇りを祝う日でもあります。
シンボルは多産のうさぎ「イースターバニー」と生命のはじまりを意味する「卵」です。
"Easter"の語源はアングロ・サクソンの朝日の女神にちなむと言われており、その女神の祭りは春分の日に行われていました。また"Easter"は東や日の出との意味もあります。紀元325年以来復活祭は春分の後の最初の満月のすぐ後の日曜日に祝われています。
イースターは毎年、日にちが違います。その計算方法はまず、春分を計算の基点にし、その春分の後の最初の満月を探し、そしてその満月の後の最初の日曜日が復活祭となるのです。
イースターは家族が集いご馳走を食べます。子供にとって最も楽しいのは卵狩り(エッグハント)と卵ころがし(エッグ ロール)です。子ども達は競って隠された美しく染められたゆで卵を探したり、殻を割らずに坂の上からころがしたりして遊びます。
アメリカのイースターのパレードで最も有名なのはニューヨーク市のパレードで、テレビで全米に放映されます。奇抜な服装や最新のファッションが見ものです。
越前屋・くらしのミニ知識より
http://www.echizenya.co.jp/mini/mini.html
復活祭
復活祭はキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架につけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する。典礼暦においては復活祭からペンテコステ(聖霊降臨)にいたる二ヶ月間は「復活節」と呼ばれる。「復活の主日」、あるいは「イースター」とも言われる。復活祭そのものは移動祝日といわれるもので、その年によって日付が変わるが、基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われている
名称と起源
英語とドイツ語以外のヨーロッパ諸言語における「復活祭」という言葉は、すべてギリシャ語の「パスカ(Πάσχα)」に由来しており、その言葉も元をたどればユダヤ教の「過越(すぎこし)の祭り」を表す「ペサー」(Pesach)という言葉から出ている。これはキリスト教の復活祭がユダヤ教の「過越の祭り」から生まれた祝い日であることを示している。ちなみに復活祭を表す英語「Easter」およびドイツ語「Ostern」はゲルマン神話の春の女神「エオストレ(Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の用いた春の月名「エオストレモナト(Eostremonat)」に由来しているといわれる。8世紀の教会史家ベーダ・ヴェネラビリスはゲルマン人が「エオストレモナト」に春の到来を祝う祭りをおこなっていたことを記録している。実際、復活祭の習慣の中には、このゲルマン人の祭りに由来すると思われるものもある。たとえば、復活祭に色をつけた卵を配る「イースターエッグ」や多産の象徴であるうさぎが復活祭のシンボルとされていることがそうであると考えられる。
典礼暦における位置づけ
カトリック教会やプロテスタント教会では、復活祭の前に40日の四旬節が置かれる。ただし、この40日には日曜日を含めないので、四旬節は灰の水曜日に始まり、復活祭の日に終わる。特に復活祭前の一週間は「聖週間」と呼ばれ、典礼の中で非常に重要な位置を占めている。まず復活祭前の日曜日はパーム・サンデー(日本語では枝の主日、復活前主日、棕櫚の主日、受難の主日など)と呼ばれる。この週の木曜日から土曜日までは特に、聖木曜日(洗足木曜日)、聖金曜日(Good Friday、受難日、受苦日)と呼ばれ、特別の儀式が行われる。多くの教派では復活祭の祝いが始まるのは(ユダヤ暦が日没を一日の始まりとすることから)土曜日の夜からであり、これを復活徹夜祭などと呼ぶ。特に「聖なる過越の三日間」と呼ばれる木曜日の日没から日曜日の日没までは、受難と死と復活という主の過越の出来事を忠実に再現し祝っている。
復活祭から始まる季節が「復活節」であり、ペンテコステ(聖霊降臨)の日まで7週間続く。
復活祭に関する習俗
イースター・エッグ
復活祭にかかわる習俗としてもっとも有名なものにイースター・エッグ(Easter egg)がある。これは復活祭に殻に鮮やかな彩色を施したり、美しい包装をしたゆで卵を出す習慣である。国や地域によっては、復活祭の際に庭や室内のあちこちに隠して子供たちに探させるといった遊びもおこなわれる。近年では卵だけでなく、卵をかたどったチョコレートも広く用いられている。これはもともとヒナが卵から生まれることをイエスが墓から出て復活したことを結びつけたものといわれている。
イースターエッグに関連して、王侯貴族などが作成させた金銀宝石で飾られた高級美術品としてのイースター・エッグもある。特にロシア帝国ロマノフ朝のニコライ2世が母や妻に贈るために作らせたものが有名。
上記のイースターエッグの探し物遊びにちなんで、ソフトウェアの中に開発者がまぎれこませたメッセージ(開発チームスタッフへの謝辞やスタッフロール)のことも「イースターエッグ」と呼ばれる。通常の操作の範囲内では明らかになることはないが、通常は公開されない特殊な操作を行うと起動するようになっている文言や画像のことが多い。いわゆる「隠しコマンド」で、バグではなくユーモアの範囲と見なされる。
ウィキペディアより