肥満の型には「リンゴ型肥満と洋梨型肥満」の2つがあるそうです。
そして、リンゴ型は更に「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」にわけられるとのこと。
リンゴ型肥満と洋梨型肥満
同じ体脂肪でも、体のどの部分に、どのくらいつくかによって体に及ぼす影響が変わってきます。肥満のタイプを2種類に分けて、リンゴ型肥満と洋梨型肥満と言われています。
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洋梨型肥満の特徴
女性に多くみられるタイプ。下半身に体脂肪がつく下膨れのフォルムが、洋梨に似ている事から洋梨型肥満と名付けられました。この洋梨型肥満は、将来の妊娠や出産に備えて貯えられた脂肪なので、あまり深刻な病気にはむすびつかず、健康上の心配はありません。
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リンゴ型肥満の特徴
男性や更年期を過ぎた女性によくみられるタイプ。腹部に過剰な脂肪が蓄積される、このリンゴ型肥満は、肥満が引き起こす病気と密接に関わってきます。そして「皮下脂肪型肥満」と、腹部の内臓に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の二種類に分かれています。内臓に脂肪がつくと、内臓の働きが鈍くなり、正常に機能しなくなる事があります。(とても危険です!)
見た目にはどちらだか判断しずらいものですが、どちらにしろ、このまま長く放置していると、生活習慣病になり、ひどい場合には死に至る事もあります。
http://diet-site.com/himan/01.htmlより
今、話題の内臓脂肪型肥満にはなりたくないものです。
さて、この「メタボリックシンドローム」についてちょっと調べてみると。。
代謝の語源はギリシャ語で「変化」を意味します。
すべての生き物は外から酸素や栄養分を摂取して、それを生命維持に必要な物質に変え、不要なものは排出しやすい物質にして出しています。また、このような体内の化学反応に利用するためのエネルギーを作り出します。こうした物質の変化や入れ替わりが代謝なのです。
代謝を物質の面から見ると、
複雑な化合物を二酸化炭素や水、アミノ酸などの簡単な分子構造の物質に分解し、同時にエネルギーを発生する作用(異化作用)
エネルギーを使って、例えばアミノ酸からタンパク質を作る、というように小さい分子の物質から、さまざまな大きい分子の物質を作り出し、体内に蓄積する作用(同化作用)
という2つの相反する作用があります。
化学反応というと瞬時に起こるものを想像するかもしれませんが、例えば、異化作用でエネルギーを発生させるときにはゆっくりと少しずつ反応が進んでいます。
代謝が行われる経路は全身にたくさんありますが、生命を支えられるように巧みにコントロールされているのがすごいところです。主にホルモンがエネルギー代謝を担い、酵素が物質の分解や合成を担っています。
動脈硬化の危険を高めるメタボリックシンドロームの「メタボリック」(metabolic)は英語で「代謝の」という意味。メタボリックシンドロームでは、とくに糖や脂肪の代謝、中でも分解(異化作用)が異常になっていることから、この名前がつきました。
http://t-hcs.jp/aag/t-hcs/column/backnumber061.htm より
メタボリック症候群Metabolic Syndrome
metabolism=meta(after)+bol(to throw)+ism(名刺語尾)→~のあいた後に投げる→物質交代;新陳代謝
接頭辞prefix meta-は一般に「変化」の意味を表して、主に科学用語に用いる。
因みにシンボルsymbolはsym-=syn-(together)+bol(to throw) 共に投げる→いつも~と共にある→シンボル、象徴;符合:記号
"bol"はギリシャ語ballein由来で「投げる」という意味。
syndromeはsynともに+ギリシャ語dromos進路から「(医学)症候群;病的現象」
接頭辞meta-を辞書で引いてみると
メタ【meta】
《「間に」「変化して」「後退して」「のちに」「ともに」などの意のギリシア語から》
1 ベンゼン環の二つの置換基の位置が一位および三位にあること。→オルト →パラ
2 酸素酸のうち、水和の程度の低いもの。メタ酸。
3 他の語の上に付いて複合語を作り、超越した、高次の、の意を表す。「―言語」「―メッセージ」
metabolic
[形]((通例限定)) 1 物質交代の, (新陳)代謝の. 2 変態する. metabolically[副]
metabolism
[名][U]《生・生理》物質交代, (新陳)代謝. ⇒anabolism《生理》同化作用⇔catabolism《生・生理》異化作用, 分解代謝
metabolite
[名]《生》代謝産物.
metabolize
[動](他)…を(新陳)代謝させる, 物質交代により変化させる, (食物にするために)化学分解する metabolize wood sugars (バクテリアが)木糖を分解する.
上記の説明にもあるように、生き物は外から酸素や栄養分を取り込み、体(細胞)は、それを生命維持に必要な物質や不要なものは排出しやすい物質にして、ボールのように外に「投げ出し」て、このような体内の化学反応に利用するためのエネルギーを作り出し、物質がつねに「変化して」いるからこの名があるようです。