しるぼの独り言。。

三重県四日市市でしがないパソコンインストラクターしてます。コメントはブックマークの足跡帳にどうぞ(*^-^*)

視覚障害者のかた向け年賀状の作成方法

2007年12月11日 | パソコンインストラクター
先日、視覚障害者の方を対象にした年賀状講座を所属しているグループで開いたと書きました。

さて、視覚障害者の方の中には全盲で全く視力のない方、弱視である程度見える方がおられると書きました。

見えない(見えにくい)方がどのようにしてパソコンを使って年賀状を作るの?と疑問に思われる方がおられるかもしれません。
音声読み上げソフトで完全とはいわなくてもある程度は画面を読み上げてくれるので、ワードを使ってまずページ設定し、葉書を縦置き横書きで1行目に1行1列つまり1枡のセルを挿入します。その枠(セル)の中に画像を挿入します。そうすると常に文頭つまり1行目にの表の中に画像があることがわかります。
表の中に画像を入れることで、表内に画像の大きさを収めることもできます(予めリサイズしておいた画像を用意しておきます。)

でも、見えない(見えにくい)のに、画像を選べるの?という疑問をもたれた方がおられるかもしれません。
予め画像と、その画像の説明文を用意しておくのです。さらに選びやすいように連番を付けて、画像(イラスト)の内容が解りやすい名前にリネームしておきます。
そうすれば、見えなくても(見難くても)音声読み上げソフトで説明文を読み上げさせれば、画像を選ぶ楽しさを味わってもらうことができます。
この画像の説明文はメンバーが予め素材を選び、説明文を記述します。

1行目の表の下に賀詞や本文、日付、名前などを入力して書式設定して頂きます。
勿論、最終的には全体的なバランス、レイアウトはサポーターがアドバイスして完成させます。

目で見るというのではなく、想像する、つまり音を聞いて心で見る、と言えばよいでしょうか(;^_^A
言葉には注意して選んでいるつもりですが、適切でない部分もあるかもしれません。予めお詫びしておきます。