しるぼの独り言。。

三重県四日市市でしがないパソコンインストラクターしてます。コメントはブックマークの足跡帳にどうぞ(*^-^*)

詠雪の才

2006年11月29日 | ことば
女子の文章の優れているのを褒めて、「詠雪(えいせつ)の才」あるいは「柳絮(りゅうじょ)の才」「詠絮(えいりゅう)の才」と言う。
六朝の晋の謝奕(しゃえき)に道ろん(どうろん)という娘がいたが、大変聡明で受け答えする言葉にも才気が溢れていた。晋の名臣として名高い叔父の謝安が来訪していたとき、たまたま雪が降り出した。謝安が、「これは何に似てるかね」と尋ねた。道ろんの兄が「空中に塩を撒いているようですね」と言ったのに対し、道ろんは、「柳絮が風に舞い飛ぶようですわ」と答えたので、謝安は大いに喜んだ。
柳絮:柳の種子に生ずる白い綿毛、熟すると綿のように乱れ飛ぶ

知的なセンス溢れる、好きな言葉の1つです。
随分前にニュースで中国の北京だったかな?開発の波で都市部の柳の木が切られて柳絮が舞い散る姿もなくなりつつあるというのを見た覚えがあります(*^-^*)