昔から、しそのふりかけのことを「ゆかり」となぜ言うのか不思議でした。
とある色の本に
紫草(むらさきそう)--紫に染まる染料
ムラサキ科の多年草。日当たりのよい草地に自生します。根から染料を取るため紫根染めともいわれます。紫色の根を紙の間に挟んでいるだけで色が移ることから、人と人との繋がりにかけて、ゆかり(縁)の色とも呼ばれました。希少価値の染料であったため、高貴な色、高位な色とされてきました。江戸時代に流行った蘇芳(蘇枋/すおう)を染料とする「似紫(にせむらさき)」なる色は、紫に対する羨望の現れだったのでしょう。
とありました。
これで、なんとなく由来がわかりました。
もうちょっと調べてみると、
因みに紫の花はこんな感じ
http://www.hana300.com/murasa.html
下記のページによれば
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Encyclopedia%20of%20Atomi/items/Plant_Murasaki.htm
ムラサキは、シソ目ムラサキ科の多年草。広く東アジアに分布し、乾燥した山地や草原に生える。 その根を薬用とし、またその根から紫色の染料を取る。
「むらさき」の語源については、「群れてさく(叢咲・群咲)」説のほか、いくつかの説がある。
次に掲げる歌に由来して、ムラサキの草は「ゆかりの草」と、紫色は「ゆかりの色」と呼ばれた。
『古今集』(913-914)雑上に、「よみ人しらず」として、
紫の 一本(ひともと)ゆゑ(故)に 武蔵野の 草は皆(みな)がら あはれとぞ見る
「ゆかり」は漢字で「縁・所縁」とも書きます。知りませんでした(^▽^;)
上記の短歌だけではなんで白い小さな花のむらさきが「ゆかり」というのか全然わかりません。
上記ページの花の写真を見ると、カワラナデシコのピンクの花、キキョウの薄紫の花、 ヒメユリの赤い花の色や大きさに比べ、むらさきの花は小さく白で地味な花です。
そんな地味な花から、あんな紫のような派手で鮮やかな色が採れるなんて信じられないという驚き、ギャップの大きかったので、白と紫と縁(えん)があるので「ゆかり」と付いたようです。
上記の短歌では、上記ページにも解説がありますが、ムラサキの花が1輪咲いているがために、武蔵野の他の花全てが愛おしく見える、と歌っています。
つまり、むらさきの花は他の花の引き立て役、脇役、地味な存在だと言っています。
そんな目立たない存在が、はなやかなムラサキと関係がある。。
その繋がりの意外性が一番大きかったので、「ゆかり」という名が付いたというのです。
私の解釈は間違っているかも知れませんが、何ともややこしい解釈をしないといけません。
すぐには理解できません(^▽^;)
でも、なんとなく疑問が解けたのでホッとしました。
え?でもなんで今回この「むらさきとゆかり」について取り上げたのかって?
(*^m^*) ムフッ、それは(^O^)ヒ(^-^)ミ(^・^)ツ
この由来を知って以来、「ゆかり」という名の女性を素敵に感じるようになったのは言うまでもありません。
因みに紫蘇perillaに関しては次のページが詳しいです。
おいしいネット
http://www.o-e-c.net/syokuzai/siso.htm
●しその名前の由来
中国、三国時代に一人の少年が蟹をむさぼり食べて、ひどい食中毒になりました。そこで旅の名医が置いて行った葉を与えたところ、命が蘇ったそうです。その葉を「紫蘇」(しそ)と名付け、以来、魚や蟹の毒を消すものとして重用されるようになりました。
参考:「うつくし」、「かなし」、「あはれ」、「すき」 ☆古語の意外な意味
「うつくし」と「かなし」はカワイ(可愛い)という意味があります。漢字にすればいずれも「愛し」になります。いとしい人というときの「愛しい」と同じです。いとしさにしても幼少の可愛いらしさが「うつくし」で、胸がつまるほどのいとおしさが「かなし」のようです。田口ランディの本に「悲しいほどにいとおしい」なんてタイトルもありました。英語のラブリーとプレティーの違いに似ています。妻はラブリーで、子どもはプレティーでしょうか。
話がそれますが日本文化を「もののあわれ」とする見方があります。ワビとサビの文化のもととなる感じ方でしょう。「哀れ」と書くと暗くなる。これは「あはれ」であって、しみじみとしたり、情緒があることです。源氏物語には「あはれなり」が931も現れるという。でも、これは数字がクサイよね。冗談をかませたのでしょう。
最後に「すき」です。好きと書きます。風流や好色の意味です。数寄屋(すきや)造りって建物を知っていますか。風流を楽しむのが日本人です。英語のライクとラブの違いがあります。好き者はエロ親父のことじゃないんです。好き者は「風流や風雅を理解する人」です。江戸時代の戯作文学に「好色物」ってありますよね。井原西鶴の好色一代男、世之介が出てくる奇想天外の物語はおもしろいですね。道楽の極地を描いています。マルキ・ド・サド「恋のかけひき」やロレンスの「チャタレー婦人の恋人」と違ったロマンがあります。
http://himajin-nobu.at.webry.info/200606/article_50.htmlより
とある色の本に
紫草(むらさきそう)--紫に染まる染料
ムラサキ科の多年草。日当たりのよい草地に自生します。根から染料を取るため紫根染めともいわれます。紫色の根を紙の間に挟んでいるだけで色が移ることから、人と人との繋がりにかけて、ゆかり(縁)の色とも呼ばれました。希少価値の染料であったため、高貴な色、高位な色とされてきました。江戸時代に流行った蘇芳(蘇枋/すおう)を染料とする「似紫(にせむらさき)」なる色は、紫に対する羨望の現れだったのでしょう。
とありました。
これで、なんとなく由来がわかりました。
もうちょっと調べてみると、
因みに紫の花はこんな感じ
http://www.hana300.com/murasa.html
下記のページによれば
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Encyclopedia%20of%20Atomi/items/Plant_Murasaki.htm
ムラサキは、シソ目ムラサキ科の多年草。広く東アジアに分布し、乾燥した山地や草原に生える。 その根を薬用とし、またその根から紫色の染料を取る。
「むらさき」の語源については、「群れてさく(叢咲・群咲)」説のほか、いくつかの説がある。
次に掲げる歌に由来して、ムラサキの草は「ゆかりの草」と、紫色は「ゆかりの色」と呼ばれた。
『古今集』(913-914)雑上に、「よみ人しらず」として、
紫の 一本(ひともと)ゆゑ(故)に 武蔵野の 草は皆(みな)がら あはれとぞ見る
「ゆかり」は漢字で「縁・所縁」とも書きます。知りませんでした(^▽^;)
上記の短歌だけではなんで白い小さな花のむらさきが「ゆかり」というのか全然わかりません。
上記ページの花の写真を見ると、カワラナデシコのピンクの花、キキョウの薄紫の花、 ヒメユリの赤い花の色や大きさに比べ、むらさきの花は小さく白で地味な花です。
そんな地味な花から、あんな紫のような派手で鮮やかな色が採れるなんて信じられないという驚き、ギャップの大きかったので、白と紫と縁(えん)があるので「ゆかり」と付いたようです。
上記の短歌では、上記ページにも解説がありますが、ムラサキの花が1輪咲いているがために、武蔵野の他の花全てが愛おしく見える、と歌っています。
つまり、むらさきの花は他の花の引き立て役、脇役、地味な存在だと言っています。
そんな目立たない存在が、はなやかなムラサキと関係がある。。
その繋がりの意外性が一番大きかったので、「ゆかり」という名が付いたというのです。
私の解釈は間違っているかも知れませんが、何ともややこしい解釈をしないといけません。
すぐには理解できません(^▽^;)
でも、なんとなく疑問が解けたのでホッとしました。
え?でもなんで今回この「むらさきとゆかり」について取り上げたのかって?
(*^m^*) ムフッ、それは(^O^)ヒ(^-^)ミ(^・^)ツ
この由来を知って以来、「ゆかり」という名の女性を素敵に感じるようになったのは言うまでもありません。
因みに紫蘇perillaに関しては次のページが詳しいです。
おいしいネット
http://www.o-e-c.net/syokuzai/siso.htm
●しその名前の由来
中国、三国時代に一人の少年が蟹をむさぼり食べて、ひどい食中毒になりました。そこで旅の名医が置いて行った葉を与えたところ、命が蘇ったそうです。その葉を「紫蘇」(しそ)と名付け、以来、魚や蟹の毒を消すものとして重用されるようになりました。
参考:「うつくし」、「かなし」、「あはれ」、「すき」 ☆古語の意外な意味
「うつくし」と「かなし」はカワイ(可愛い)という意味があります。漢字にすればいずれも「愛し」になります。いとしい人というときの「愛しい」と同じです。いとしさにしても幼少の可愛いらしさが「うつくし」で、胸がつまるほどのいとおしさが「かなし」のようです。田口ランディの本に「悲しいほどにいとおしい」なんてタイトルもありました。英語のラブリーとプレティーの違いに似ています。妻はラブリーで、子どもはプレティーでしょうか。
話がそれますが日本文化を「もののあわれ」とする見方があります。ワビとサビの文化のもととなる感じ方でしょう。「哀れ」と書くと暗くなる。これは「あはれ」であって、しみじみとしたり、情緒があることです。源氏物語には「あはれなり」が931も現れるという。でも、これは数字がクサイよね。冗談をかませたのでしょう。
最後に「すき」です。好きと書きます。風流や好色の意味です。数寄屋(すきや)造りって建物を知っていますか。風流を楽しむのが日本人です。英語のライクとラブの違いがあります。好き者はエロ親父のことじゃないんです。好き者は「風流や風雅を理解する人」です。江戸時代の戯作文学に「好色物」ってありますよね。井原西鶴の好色一代男、世之介が出てくる奇想天外の物語はおもしろいですね。道楽の極地を描いています。マルキ・ド・サド「恋のかけひき」やロレンスの「チャタレー婦人の恋人」と違ったロマンがあります。
http://himajin-nobu.at.webry.info/200606/article_50.htmlより