sibasenn気ままな旅日記&日常のつぶやき

東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

チェルノブイリ原発事故から30年目の実相 その5

2018-10-22 20:40:55 | チェルノブイリ原発事故から30年目の実相
さて昼食前に案内された場所
私が言葉を失うほどに衝撃を受けた場所

まず目にとびこんできたのは、このモニュメント。
ラッパを吹く天使のモニュメント
ネットで調べたこと〜「ラッパを吹く天使」のモニュメント〜
「チェルノブイリ原発事故は、聖書ヨハネ黙示録のラッパ吹きの章に
すでに書かれていたとのエピソードに由来する」とのこと

続いて目の前に、なにやら標識みたいなものがたくさんあらわれる。

もっと近づいて見ると

白地に黒いふちどり、黒い字で何かが書いてある。
C.から書いてあるので、コミュニティのC、村の名前か?

裏側にまわってみる。

わかりやすくする為に、大きく拡大してみると

今度は、黒地に白でふちどり、
表と同じ文字が白で書いてあるが、みんな赤いスラッシュがしてある。

ガイドの説明によると、原発事故により消滅した村の名前だとわかる。

原発事故により「消えた村」、その数なんと458
ウクライナ99、その北にあるベラルーシが357
チェルノブイリから16キロしか離れていないベラルーシ
原発事故が起こった時、風は南から北に吹いていたので
もっとも被害を受けたのがベラルーシということです。
なお今回の旅では、ビザ取得が必要なベラルーシには行けなかったのが残念。

私はこれを目にした時、言葉を失った。
自分たちが住んでいた土地から追い出されたのである。
あたりまえの生活が奪われ、家族との暮らしができなくなるということ。
そんなこと日本では考えられない?
いや福島はどうなんだろうか?
こんなことが頭の中でぐるぐるとかけめぐった。

昼食はこの近くにあるレストランで。
ランチ代はツアー料金に含まれている。

さて次は米ソ冷戦時代を思い出させてくれる場所に案内します。
ではまた、つづく。