sibasenn気ままな旅日記&日常のつぶやき

東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

東海道53次ウォーク第10弾(沼津〜三島 23年5月1日)

2023-06-30 11:00:00 | 東海道旅日記
こんにちは、sibasennです。

23年5月1日

今日も7時ごろに気持ちよく目覚める。
今回のウォークの最終日である。
朝食を済ませ、8時半ごろに沼津駅から電車に乗り、東田子の浦駅に向かう。

9時前に東田子の浦駅からウォーク開始。


田子の浦と言えば、万葉集・山部赤人の句が有名ですね。
田子の浦ゆ うち出てみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける

東田子の浦駅からしばらく歩くと、富士市から沼津市に入っていた。


天気に恵まれていれば見えているだろう方向は、相変わらず分厚い雲のみ。

(原一本松一里塚 9時30分過ぎ)

(原宿 10時ごろ)
今日は天気がいいし、とにかく暑い!
その上、結構激しく車が行き来しているので、
安全にも気をつけないといけないと言うことで疲れる。
ちょっと歩いては休憩の繰り返し。

お昼には少し早いが、スマホで喫茶店を検索して入る。
和風喫茶でぜんざい等をいただく


店主に富士山のことを尋ねると、
「今の時期は難しい。冬の澄み切った頃なら」とのこと。
美味しいものもいただいたし、休憩もできたので
気を取り直して、また歩き始める。
(大諏訪・松長一里塚 12時20分ごろ)


(沼津藩領境 12時40分過ぎ)

東海道からはちょっとはずれるが、
千本浜海岸を歩く。

(千本松原 1時過ぎ)
海からの風に真っ直ぐ伸びるはずの松が傾いている。

千本松原を途中で抜けてふたたび東海道を歩く。
狩野川を右に見ながら沼津市街を歩く。

(1時50分ごろ)

沼津城跡地にも少し立ち寄り、次の一里塚をめざす。

(2時30分ごろ 沼津日枝一里塚)

お昼はぜんざい以外食べていなかったので、もうはらぺこ。
足も疲れてきたころ、道沿いにファミレスを見つけたので、そこで腹ごしらえ。

元気を回復して、また歩き始める。
下校中の子どもたち数人と出会う。
時節柄、子どもたちにむやみに声をかけるのは憚られたが、 
「君たちはどの方向に富士山見える?」
「あっち!」と、一斉に指差ししてくれた。

見晴らしのいい場所、黄瀬川が流れる橋から、
子どもたちが教えてくれた方向を見る。

(黄瀬川橋 4時10分)
やはり雲に隠れていた。

あきらめてしばらく歩く。

(駿東郡清水町長沢)

これも大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも放映された
頼朝と義経が対面を果たした「対面石八幡神社」がある。
そこにも立ち寄り、「対面石(たいめんせき)」を見てきた。
(残念ながら写真はありません)

今回の東海道53次ウォークも、そろそろ終わりに近づいている。
やはり富士山を見るのはもう無理なんだと思いつつ、
今日最後の一里塚に着く。

(伏見一里塚 4時40分ごろ)

そしてちょっと方向を変えて遠くをみると、
なんと富士山が見えるではないか!

(4時40分過ぎ 富士山)

もう嬉しくて、嬉しくて、ちょっと興奮気味ではあったが、
はやる気持ちを抑えながら、三島広小路駅まで歩く。

(三島広小路駅 5時過ぎ)

さて、今日のウォークは、5時間30分、3万歩、23キロであった。
今回3日間では、18時間、10万歩、76キロ。
久しぶりのウォークだったが、これだけ歩けた自分を褒めたたえたい。
そのご褒美が、最後の最後で見ることができた富士山である。

三島広小路駅から三島駅まで電車に乗り、さらにそこから熱海駅に向かう。
6時ごろ熱海駅近くの公衆浴場、もちろん温泉に浸かり、3日間の汗を洗い落とす。

熱海駅でお土産を買い、沼津駅に向かう。
夜行バスは沼津駅発8時40分なので、
沼津駅近くのうなぎ屋で夕食をとった。

5月2日の朝6時過ぎに、無事大阪に着き、自宅に帰る。

以上が、東海道53次ウォーク第10弾である。
この後、6月に第11弾として箱根八里を歩いてきたのですが、
その様子については、また近日中に公開したいと思います。

今日はここまで
ではまた



東海道53次ウォーク第10弾(蒲原〜吉原 23年4月30日)

2023-06-28 10:15:00 | 東海道旅日記
こんにちは、sibasennです。

23年4月30日

昨日の歩き疲れを引きずることなく、
7時ごろ気持ちよく目覚める。
朝食を済ませ、9時過ぎにホテルを出る。

沼津駅から新蒲原駅まで、30分ほど電車にゆられる。

(新蒲原駅 10時過ぎ)

駅を出るとすぐのところに、いくつか名所がある。

(夜之雪記念碑)

(佐藤家 なまこ壁の家)
白と黒のコントラストが装飾的。
「土蔵造り」に比べて「塗り家造り」は防火効果が大きい。

(蒲原宿東木戸 江戸方)

30分ほどで、今日ひとつ目の一里塚に着く。
(蒲原一里塚 10時30分)

やがて静岡市清水区から富士市に入る。

民家の向こうに、雲の合間から富士山らしきものが見えるのだが、、、 

そしてふたつ目の一里塚に着く。

(岩淵一里塚 11時20分)

しばらく歩くと、立派な建物が。
無料で見学できそうなので、中に入る。

(小休本陣常盤家住宅 11時40分)
ボランティアガイドの方から丁寧な説明を受ける。
この建物の座敷からは、富士山が見えていたとか。
下の写真の板壁が湾曲しているのですが、分かりますか?

わざと湾曲させているのには理由があって、
富士山から吹きつける風から建物を守るためだと聞いて、驚きました。
また刀を振り回せないように天井を低くしている座敷(殿様の部屋)も教えてもらう。
なかなか見応え聞き応えのあるお屋敷でした。

常盤家住宅を出ると、すぐに富士川に差しかかります。

結構急な坂道を下り橋を渡る。

(12時過ぎ富士川を渡る)




本当は富士山を眺めながら渡れたはずなのに、、、



(富士川渡船場跡の碑)


(本市場一里塚 1時30分ごろ) 

何か食べられるお店はないかと、吉原宿に向かって富士市内を歩き続ける。
小雨がぱらっと降ってきて、気持ちが焦る。
するとあるイタリアンレストランが見えてきた。
ランチのオーダーストップにギリギリで間に合い、お腹を満たして満足!

お店を出た3時ごろには雨も上がり、元気を回復して富士市役所、吉原宿へと歩く。
吉原宿は古い街並みが残る、なかなかにぎやかな雰囲気があった。

(平家越し 3時45分ごろ)


大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも放映された「富士川を挟んだ源平のたたかい」
源氏の軍勢が動くと、近くの沼で眠っていた水鳥が一斉に飛び立つ。
この音に驚いた平家軍が源氏の夜襲と思い込み、戦わずして逃げ去った。
源平の合戦があったのはこの辺りと言われ、「平家越し」と呼ばれている。


(左富士 4時前)
江戸から京都へ向かうと、富士山は必ず右側に見えるが、
この地点だけは左側に見えたことから「左富士」と名づけられた名所。
京都から江戸に向かっているわれわれは、もちろん左右反対であるが、
もちろんここでも富士山は見えなかった。

(依田橋一里塚 4時過ぎ)

依田橋一里塚を過ぎてしばらくすると、東海道本線をまたぐ。
東海道本線と並行(右手は駿河湾、左手は富士山)して歩き続ける。

(沼田新田一里塚 5時40分)


(東田子の浦駅 6時前)
もう6時に近かったので、本日のウォークは最寄り駅の東田子の浦駅までとした。

本日のウォークは、5時間40分、3万歩、23.5キロであった。
今日も富士山とは縁遠かったウォークであった。

7時前に沼津駅に着き、昨日と同じホテルに連泊。
昨夜は居酒屋だったが、今夜は寿司屋で駿河湾の味を堪能!
大浴場で疲れを癒し、10時ごろに眠る。

今日はここまで
ではまた

東海道53次ウォーク第10弾(江尻〜蒲原 23年4月29日)

2023-06-25 10:53:00 | 東海道旅日記
こんにちは、sibasennです。

23年4月29日

前日(28日)の夜、大阪・梅田10時50分発の夜行バスに乗り、
29日の朝7時前に静岡駅前に着く。

本当に久しぶりの東海道53次ウォークにテンションが上がる。
まずは腹ごしらえをしようと、静岡駅のターミナルビルに入る。
7時前だったので、どこもお店はまだ開いてない。
ウロウロしているうちに、前回のことを思い出した。
20年10月14日の朝も、ターミナルビル内のあるお店でモーニングをいただいたこと。
その時のお店は7時から開いていて、今回もそこでモーニングをいただく。

8時前に、静岡駅から10分ほどのところにある静鉄電車に向かい、
新静岡駅から前回の東海道ウォーク終着点である狐ヶ崎駅に向かう。
その車内で、進行方向左手の遠くに富士山が見えました。
「こりゃ幸先いいな!」と、その時はテンションが上がりました。

(狐ヶ崎駅 8時15分)

さあ、いよいよ東海道53次ウォークのはじまりです。
小一時間ほど歩くと、江尻宿に入りました。

(江尻宿 9時ごろ)

江尻宿は清水港、清水港と言えば次郎長ということで、
東海道を外れて、清水次郎長の生家を訪ねることにしました。

(巴川)
写真でははっきりと見えませんが、
川向こうの中央あたりのビルとビルの間から富士山が見えました。
今回2度目の富士山にラッキー!と思ったのですが、、、

(清水次郎長生家 9時半ごろ)

東海道に引き返して歩き始める。
ロスした時間は1時間ほどでした。
やがて今日一つ目の辻一里塚のはずでしたが見つけることはできませんでした。

そのまましばらく歩くと、
東海道と国道1号線が交差するあたりにさしかかりました。

(細井の松原 10時半ごろ)

ここからは国道1号線に合流して歩く。
歩くそばを車が走り抜けていくので、少し怖い。
お腹も空いてきたので、何か食べようとしてもお店がない。

空腹を我慢しながら暑い中を歩く。
興津宿に入ったようだ。

12時ごろ、西園寺公望の別荘「坐漁荘」を少し見学し、

興津宿公園でひと休み。
持ってきたパンを食べ、水分補給も済ませて歩く。

すぐに興津一里塚(12時半ごろ)

もうお腹の空き具合は限界にきていたので、
1時ごろに近くのラーメン屋で食べた。

さあいよいよ薩埵峠(さったとうげ)に向かう。
薩埵峠は、富士山と駿河湾が一望できる地点から描いた
歌川広重の絵でも有名。
現代では、東海道本線、国道1号線、東名高速道路など、
日本の大動脈が束ねられて走っており、
駿河湾と富士山が一望できる絶景ポイントである。
否が応でも期待が膨らむ。

言うほどのしんどさもなく坂道を登り、
2時過ぎに薩埵峠に着く。

下を見下ろせば、駿河湾に吸い込まれていきそう。

逆光で読めないが、薩埵峠の墓標

ご覧の通り、駿河湾も東海道本線も道路も見えるが、
ただひとつ見えないもの、そうそこには富士山がなかった。
富士山は厚い雲に覆われていたのである。

あきらめて薩埵峠を下りていった。



由比宿に向かって歩く。

あきらめきれない、未練たらたらの写真
やっぱり富士山は厚い雲の中。
3時15分ごろ西倉沢一里塚

旧東海道なので車はほとんど通らない道をダラダラと歩く。


「正雪紺屋」の看板
由比正雪の生家?「紺屋」とは染物屋のこと

またところどころに、「日本一桜えびのまち由比」の看板が目立つ。

(由比一里塚 5時ごろ)

さて今日の東海道53次ウォークも終わりに近づいてきた。
今夜の宿泊先は、ここから電車で30分ほどの沼津である。
5時を過ぎても、あと小一時間は歩けるだろう。
と言うことで、由比宿を過ぎて蒲原宿に入り、
蒲原駅を通り越して新蒲原駅まで歩いた。
あたりはずいぶん暗くなりかけていた。
時刻も6時を回っていた。

本日のウォークは、7時間半、4万歩、31キロであった。
結局、富士山は朝に2回ちょっと見かけただけであった。

ただ、コロナ禍で2年ほど東海道53次ウォークを中止していたし、
72歳になっているので、歩けるかどうか不安もあった。
だから30キロも歩けたことは、大きな自信になった。

7時ごろに沼津駅に着き、すぐ近くのビジネスホテル(大浴場あり)に宿泊。
夕食に桜えびなど駿河湾の幸をいただき大満足!
朝7時からのウォークだったので、大浴場で疲れを癒し、10時ごろには眠る。

今日はここまで
ではまた



東海道53次ウォーク 再開告知

2023-06-23 22:18:00 | 東海道旅日記
こんにちは、sibasennです。

ずいぶんとご無沙汰していました。
ブログとしては、2021年6月26日以来、
東海道53次ウォークは2021年3月2日以来です。

今またコロナ感染がじわりじわりと増えてきていますが、
5月8日に「5類」へと移行して、旅行等の規制も緩和されたので、
東海道53次ウォークを再開しました。

第10弾は4月29日〜5月1日に、静岡県・江尻宿から三島宿まで歩きました。

 
   (清水次郎長生家)

  (富士川)

第11弾は6月20日〜21日に、三島宿から箱根峠を越えて小田原まで歩きました。


  (箱根関所と芦ノ湖)


    (小田原城)

思えば、2018年1月に東海道53次ウォークを思い立ち、
京都から歩き始め、コロナ禍を経て6年になりますが、
なんとか江戸(東京)まで、あと20里になりました。
今年中には、是非とも歩き通したいと思います。

近日中に東海道53次ウォークのブログを再開しますので、
またまたお付き合いください。

ではまた