吉村 昭 著(講談社文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆
難易度:☆☆☆☆
題名が非常に示唆的だが、まさに日本近代医学の「暁」ともいうげき松本良順の史伝。
ポンペに師事した医師ということは何となく知っていたが、牛乳の普及に貢献したり大磯海水浴場を開発したりという医療以外の業績については全く知らなかった。
そして、幕臣としての硬骨ぶりも。
吉村昭の描く小説は、「小説」というよりも解説にあるように「史伝」であるものが多く、一見淡々として盛り上がりに欠けるが、内容が非常に深い。
本作も実に精緻な調査が成されているのを感じる。
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知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆
難易度:☆☆☆☆
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ポンペに師事した医師ということは何となく知っていたが、牛乳の普及に貢献したり大磯海水浴場を開発したりという医療以外の業績については全く知らなかった。
そして、幕臣としての硬骨ぶりも。
吉村昭の描く小説は、「小説」というよりも解説にあるように「史伝」であるものが多く、一見淡々として盛り上がりに欠けるが、内容が非常に深い。
本作も実に精緻な調査が成されているのを感じる。