日記帳

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受精卵取り違い事件・・・悲劇は一組の夫婦だけではない

2009-02-21 | 思うこと
昨日明らかになった香川県の受精卵取り違え事件。
本当にひどい事件だと思う。
・・・15年も一人でやってきたって、その危機管理はいったいどうなっているのか?

やっとの思いで子供を授かったのに中絶せざるを得なかった御夫婦の気持ちはいかばかりかと思うが、このニュースを耳にしたとき-昨日の段階ではほとんど報じられていなかったのが-取り違えられた側のもう一組の御夫婦がいるのではないかということ。

それについても、今日になってようやく情報が報じられてきた。

相手女性には中絶後に説明

もちろん最も心身ともに傷付いたのは中絶した女性だろうが、せっかく受精までたどりついた「我が子」を取り違えられて他人の身体に入れられ中絶させられてしまったこちら御夫婦も精神的な意味での被害は同レベルだと思う。

我が家もなかなか子供に恵まれず、「いったい不妊治療ってどんなことをするんだ?」と思って色々調べたこともあったので、私にもある程度の知識があるが、
体外受精というのは、現代の不妊治療における最高レベルの治療であり、最後の砦である。

子供ができなくていきなり体外受精に臨む夫婦などいない。

そこに到るまでには、まず不妊外来の門を叩くところから始まって、各種検査やらタイミング指導やらと散々試した上で、それでもダメなら人工授精、それでもダメで最後の手段で・・・というのが一般的だと思う。

おそらく夫婦の間に数々の葛藤があり精神的、肉体的及び金銭的な犠牲を払ってやってくるんだろう。

そういう重みをこの医師は理解しているのだろうか?


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