人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

12年ぶりでブログ再開!!
ボケ防止の一助になればと・・・
日々の想いをつづります

長いお別れ 「中島京子」

2021-12-11 | Weblog


最近読んだ本「長いお別れ」です。
直木賞作家の中島京子さんの作品です。
妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする。
認知症の父と妻と娘三人のあたたかくて、切ない10年の日々を描いたものです。

私がまだ・・・若かった頃の話です。
母が次第に物忘れするようになった頃、私はなかなか優しくはなれなかった。
今でもいや・・・今だから思うのです。
「ゴメンナサイ」という思いがあふれることがあるのです。
この物語は私の若かりしころをフツフツと思い出させてくれたのです。

私もそんな歳になった。
夫も最近とみに物忘れが多くなった。
周りからもちらちらといろんな話が聞こえるようになってきた。

この物語の妻のように献身的に温かく接することが出来るだろうか・・
私は息子たちにどんな思いをさせるのだろうかとか・・・

でも私たちのストーリーはまだまだです。
これからどうなるのか・・・予想もつかない、これからです。

この本を読んでホットしたものがあった。
やさしさに満ちたストーリーで、癒された感じがしたということです。



ところで全くつながりのない話ですが・・・
我が家のニャンコのホットするニュースです。
私は寝る前「さあ、ね・ん・ねだよ」と背中を撫でてやる。
次に「お・や・す・み」と言いながら、頭を4回たたくのです。
するとニャンコが「あくび」をするのです。
たまたまかなって? 思ってみていたら、
いやいや・・・夜寝る前はちゃんと「あくび」をするのです。
これが寝る前の楽しみとなっているというお話です。


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2 コメント

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私も読みました。 (miko)
2021-12-12 19:15:08
中島京子さんの「長いお別れ」どんなストーリーなのかと思って私も図書館で借りて読みました。

あの本を読んで私も主人にもっと優しくすればよかったな^と反省しています。
亡くなってからでは遅いのかもしれませんが。
今までできていたことが出来なくなったり、私が注意しても聞いてくれなかったり、つい大声を出してしまうことが有りました。孫などは私が主人に大声ばかり出すので、(喧嘩をしていると思ったようです)我が家に来るのは嫌だなどと言い出してしまいました。
反省ばかりです。
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心温まるストーリー (shouko)
2021-12-13 20:32:38
その歳になってようやく気付くことってあるんですね。他人になら鷹揚にすることが出来ても、身近な人には自分の思いだけが先になってしまうことって、あるんですね。母の時がそうでした。
主人も伝えたことが、すっかり忘れることがたびたびあるようになりました。いらいらすることが、たびたびあります。この小説読んで良かったと・・・思っています。時々思い出したりして自省しようかと思っています。
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