人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

12年ぶりでブログ再開!!
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日々の想いをつづります

庄内弁の「武士の一分」

2006-12-19 | いろいろ
師走に入り、ここ庄内はしぐれ模様のお天気が続いている。
なかなかおてんとうさまは顔を出してはくれない
南イタリア旅行記も後半日分を残すだけとなった。
最終回は次回に回して、ここ地元庄内が舞台となっている映画「武士の一分」について書くことに・・・・
原作は藤沢周平の時代小説「盲目剣谺返し」
舞台は幕末時代の山形県庄内地方にある架空の海坂藩(実在した庄内藩がモデル、現在の鶴岡市で酒田市の隣町)
山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」に続いての最後を飾るヒューマンドラマです。
主演が木村拓哉で、幕末に生きる武士の名誉と夫婦のきずなを描いている。
妻役の檀れいやかたき役の坂東三津五郎ほか、緒形拳や桃井かおりなど、日本を代表とする実力派俳優が勢ぞろいする。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目の意味だという。
「一分」ということばがこのごろは週刊誌などでも、すっかり流行語になっているようです。

あらすじ
藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞は妻・加世と慎ましくも幸せに暮らしていたがある日、毒見の際に食べた貝の毒にあたり失明してしまう。
加世の支えもあり、絶望から立ち直り、光の無い世界に慣れてきたある日、加世と番頭・島田藤弥との不貞を知ってしまう。
島田に体を預けることを引き換えに家禄を保ってきたことを知った新之丞は加世を離縁。妻を弄んだ島田に対し、自らの「一分」を賭け果し合いに挑む。


平日にもかかわらず、地元を舞台にした映画とあってイオンシネマは長蛇の列客席も8割は埋め尽くされていた。

始めのうち美男の「キムタク」の武士の姿に、東北の地小藩の下級武士になりきれていないようで、しっくりこないものを感じた
そして「キムタク」の話す庄内弁・・・どうも似合わない・・・ 
でも物語が進行し、盲目になりやつれた姿での演技には、すごみがあり、次第に作品の世界へと、引き込まれていった。
「キムタク」は少年の頃、剣道をやっていたとのことで、よくわからないが太刀さばきは迫力があった。
木村さんの使用人役を演じたの笹野高史さんがまた、名脇役
木村さんと笹野さんの二人のかけ合いが絶妙 実に良い味を出していた。
号泣するという映画ではなく、見終わった後、胸がジーンとあつくなるようなとても良い映画です。
藤沢周平の世界が見事に表現されていたように思う
ところでこの映画、全編が庄内弁だったのだが、その方言が理解できたのか、少し・・・心配
たとえば「みじょけね」何度かこの言葉が出てきた。
「かわいそう」という意味なのだか・・・はたしてお分かりになっであろうか
この映画、地元でのロケはなかったので、庄内の風景が出て来なかったのはチョット寂しい。

3日後にも又クリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」を見てきた。
渡辺謙の演技はすごい
私たちの知らなかった戦争の悲惨さを突きつけられる。
こういう映画を見逃してはならないとは思う。
でも戦争映画は悲しい  悲しすぎる 


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2 コメント

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こんばんわ♪ (yun)
2006-12-21 23:01:12
 shoukoさん、いよいよ今年も残り少なくなりましたねぇ~
ここ数日一段と寒さが厳しくなりました。

「武士の一分」詳しく解説、なるほど・・・改めて納得しました
本当にいい映画でした

「硫黄島からの手紙」も近々観に行く予定です。
楽しみ~~
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yunさん、こんにちわ (shouko)
2006-12-22 16:35:20
コメントありがとうこざいます。
今日はこちらもいいお天気で久しぶりに太陽が輝いていました。

「武士の一分」・・・地元が舞台の映画だから、どうしても贔屓目でみてしまうのですが、ホントににいい映画でしたよネ

「硫黄島からの手紙は」は見て楽しい映画ではありませんが、知っておく必要、見ておかなければならない映画なんでと思います。

今日は年賀状作りを・・・・夫、私、連名の分と三種類がようやく出来あがりました。
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