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JR東日本のジパング大人の休日倶楽部に入っている。
5月15日~25日までJR東日本が6000円で一日乗り放題だという。
夫が前々から「世界遺産ナスカ展」を見に行きたいと言っていた。
それじゃぁ~と言うわけで、さっそくこの切符を利用して、二人で上京することに
まずは東京の美術館情報をネットで調べ・・・いざGO・・・です。
日帰りの予定だからと、始発の5時42分に乗り込む。
いつもは7時過ぎじゃないと起きないのだが、”遊び”となれば話は別
10時前には東京駅に到着
最初に渋谷にあるbunkamura ザ・ミュージアムにて開催されている
『ポンペイの輝き展』へ
西暦79年にヴエスヴィオ山の噴火によって、埋没したポンペイ。
そのまま復興することもなく忘れ去られ、ようやく18世紀に発掘が始められ、
当時の暮らしぶりがようやくにして出現し、イタリアの観光地としてつとに有名
10年前のイタリア旅行の時、ツァーコースに入っていなくて、見ることができなく、とても残念の思いをし、
せめて今回の展示は見てみたいものと思っていた。
かつてのポンペイの暮らしを彩っていた壁画や宝飾品、彫像など400点余りが展示されている。
2000年のときを超えて輝く宝物には、噴火の悲劇が凝縮されている。
それらを胸に抱え、逃げ惑ったかと思うと、切ない気持ちにさせられる。
当然のことながら、廃墟と化した遺跡そのものは、写真の展示のみである。
あ~あ・・・やっぱり現物を見たい~行きたいとの思いがまた一段と募ることとなる・・・
『世界遺産 ナスカ展』へ
続いて上野の国立科学博物館へ
紀元前から始まり700年も続いたナスカ文明・・・現在の南米ペルーにある。
ナスカの暮らし、自然、ものづくりがわかりやすく区分され展示されている。
今も色褪せることなく鮮やかな土器、そして見事な刺繍の織物は
とても2000年以上の前のものとは思われないほど繊細です。
神々と一体となった日常生活・・そして戦争と首級の残酷さ・・
展示されているミイラがとてもリアル
保存状態がいいのは1年中ほとんど雨がふらなく乾燥地帯ゆえだという。
そして東京ドーム1万7千個分もの広さの地上絵
世界8番目の不思議・・・誰が何のために地上絵を描いたのか?
空からみた、バーチャルの体験もあり、3時間もの時間かけ、ゆっくりと観賞。
上京の第一の目的だっただけに大満足
ペルーに行ってマチュピチュの遺跡、ナスカも見てみたいよう~
でもペルーは余りに遠すぎるゥ~ 体力も旅行費用もちと・・・厳しい
そんな思いを抱え次は同じ上野の森の東京都美術館へ
『プラド美術館展』
スペインの王室が収集した絵画コレクション
ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤ、ティツイアーノなど16~18世紀のスペイン、イタリア等の絵画の展示です。
実は5年前にプラド美術館は訪れている。
その思い出にたどり着きたく、また、見てみようということに・・・
覚えのある作品はエル・グレコの「十字架を抱くキリスト」ぐらい。
多いのは宗教画、そして王室の肖像画・・・・
当然といえば当然のことだが、実際に訪れたときのプラド美術館の印象が強く期待はずれに・・
かの有名な、ベラスケスの「ラス・メニーナス(官女たち)」や
ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」など、メーンの作品はあるわけがない
これは仕方のないこと・・・ 満足度は です。
一日で3つの企画展を見て回り・・・さすがにぐったり
でも日帰りというのは身軽でいい
ハンドバックひとつで、近くの美術館に行く気軽さでいける~
自宅に着いたのは、11時45分
3日間も東京をふらついたような気分です。
南米ペルー~イタリア~そしてスペイン~地球の端から端まで、
いろんな異文化に触れたのだもの・・・疲れるのは当然
シャワーを浴びて、もうバタンキュー・・・です