[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

命名の変遷

2005-10-05 | コラム

新生児の赤ちゃんにつける名前の最新ランキングが掲載された記事があった。チラッと見てみようと思っただけなのだが、「エッ! これ、何て読むんやろ?」というのが、1つや2つでなかったので、見入ってしまった。

以下に、それぞれ上位10位までのランキングを見てみると

[男の子]( )内は前年順位   [女の子]
1位 颯太(2位)        1位 陽菜(2位)
2位 翔太(2位)        2位 さくら(7位)
3位 大翔(1位)        3位 美咲(3位)
4位 優太(7位)        4位 凛(初登場)
5位 翔(11位)          5位 七海(4位)
6位 優斗(5位)                 6位 葵(8位)
7位 蓮(9位)                    7位 美優(12位)
8位 大輝(6位)                 8位 美羽(5位)
9位 翼(9位)                    9位 優奈(9位)
10位 悠斗(12位)             10位 彩花(5位)

 いやァ、カッコいいというか、可愛いというか…。みなさん、おじいちゃん・おばあちゃんから、「そんなハイカラな名前にして…」などと愚痴られてるんでしょうねえ。
最近の傾向としては、男の子には「太」や「翔」「斗」といった漢字を使うのが流行のようだ。「~郎」や「~男」はホント少なくなったなあと感じる。女の子の方も、「~子」は少なくなった。「美」や「優」といった漢字は定番となりつつあるような。また、女の子は平仮名の名前も多く見られるようだ。

ベストの塾生の名前もこの10数年の中での変遷が見られる。かつては、塾生名簿に載せている名前の漢字の後ろに、難解な読み方をする生徒だけに振り仮名を載せていた。しかし、今は、全員に振り仮名をつけている。字は難しくなくとも、「この字はこう読むはずだ」というかつての常識が通用しなくなっているからだ。

アメリカでの同様の命名ランキングを見てみると
男の子                                女の子
1位 ジェイコブ(6年連続)      1位 エミリー(9年連続)
2位 マイケル                       2位 エマ
3位 ジョシュア                     3位 マディソン
4位 マシュー                       4位 オリビア
5位 イーサン                       5位 ハンナ

 アメリカでは、命名に流行?は見られないようですね。女の子1位のエミリーは、9年連続で1位という人気ぶりで、クラスに2人はエミリーがいても不思議はない。男の子のトップ5は全て聖書の登場人物とのこと。親や親戚が同じ名前というのも珍しくはない。ブッシュ大統領にしても、父も子も、ジョージ・ブッシュ。友達の家に電話しようにも、「ジョージいます?」「どっちの?」という会話をしなければならず、ややこしくてしょうがない。

名前というのは、『この世に生を受けて初めての個性』だといえる。アメリカのように、身のまわりのあっちこっちに同じ名前がいたり、家族や親戚に同姓同名の人がいるっていうのは、どうも違和感を感じる。昨今の日本の命名は、バラエティ豊かすぎるような気もするが、様々な親の思いいれもあり、『この世に生を受けける我が子への初めての愛情』でもある。昔のように、生まれた順番に一郎、二郎…というのはちょっと寂しい。やはり、個性豊かであってほしい。  


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1 コメント

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名前が・・・ (チェス)
2005-10-08 13:23:50
ジェ、ジェイコブ。6年連続・・・・
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