[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

夏期講習、最初の1週間を終え…

2005-08-01 | ベスト学習会
中学3年生にとっては、夏期講習序盤は、残された最後の大会などで、どうしても授業とクラブが重なってしまうというケースが多かった。

土曜日のラスト、1週間をしめくくる最終授業(昼間授業を受けられなかった生徒のための補講)で、中3のS君がつぶやいた。
「先生、ベストって、ええよなあ…」
「何が?」
「こうやって、夜に、俺らのためにもう一回授業やってくれるから…」
「そらあ、クラブで忙しいからって、放ったらかしにはせえへんよ。お前らこそ、試合があって疲れてても、休まんと頑張って来てくれて嬉しいわ。」
「でも、他の塾に行ってる友達とかはみんな、クラブで授業に出られへんかったら、何もしてくれへんから、俺らのことうらやましがってんで…。」
「勉強のバックアップは任しとけ! クラブはもう少しで終わりやから、悔いが残らんように精一杯やれ!」

受験生は勉強が第一、だからクラブを犠牲にしろ!などとは言わない。引退するまでは、クラブの時間を大切にしてくれればいい。思う存分頑張って、有終の美を飾ることができれば、そこからしっかりと切り替え、勉強に燃えてくれればいい。もちろん、クラブに時間を費やす分、遅れをとってしまう。しかし、その遅れをカバーし、安心できるようにするのが私たちの役割だ。

中3の受験生は、昼間に夏期講習授業を行っているが、クラブなどで参加できない生徒のために、毎晩、補講を設けている。灼熱の中クラブをして、疲れた表情ながらも、みなよく頑張ってくれている。そんな姿を見ていて、私たちも一層張り切らずにいられない。

夏期講習は、先生と生徒との熱い闘いでもあるのだ。