[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

シャラポワ 敗退

2005-07-01 | コラム

 久々にテニスに釘付けになりました。ウィンブルドン選手権での女子シングルス準決勝で、昨年大会優勝者のマリア・シャラポワ(ロシア)がビーナス・ウィリアムズ(米国)に6―7、1―6で敗れました。 
 連覇を逃した18歳のシャラポワは、大きく肩を落として記者会見に臨んでいましたが、「私はもっと強くなる必要がある。これから何年もある。やれることはすべてやりたい」とあくまで前向きの姿勢を示し、来年の雪辱を誓いました。いや~、18歳とは思えぬ立派さですね…。
 シャラポワといえば、ショットを打つたびにあげる“雄たけび”ですが、非公式「うなり声計測器」によると101.2デシベルだったとか。電車の走るガード下やパトカーのサイレンに匹敵するくらいの騒音だというから驚きです。

もしも、シャラポワと福原愛とレイザーラモン住谷が対戦したら…

「ウリャ~!」 リターン  「チャ~!」 リターン 「フゥ~!!!」

IN
フゥ~!!おっけ~~~♪」
「フゥ~フフフフフフゥ~~~~~!!!!!!!」

怖い…


メディアは貴重な学習材料

2005-06-24 | コラム
一般に、テレビ・ゲーム・マンガは勉強の邪魔となり、家庭学習の妨げとなる3大害悪だと考えられがちです。しかし、番組を選びさえすれば、テレビには、知的好奇心を呼び覚ますという大切な効用があると思います。いけないのは、別に見たくもない番組を長時間何となくボーッと見ることです。見るべきものを選んで絞るということが肝心です。私は、授業の中で、よく、「この番組はためになるぞ~。この番組は次回は…特集や」などと、お奨め番組の話をします。
 家族で一緒にためになるテレビ番組を見ながら共通の話題や疑問についての対話をすることによって、興味や関心を引き出すということも簡単にできる家庭教育の一環になるのではと思います。メディアを活用することによって、様々なメリットが期待できます。
   □ 気楽に楽しみながら好奇心を持つことができる。 
    □ 印象として鮮明に頭に焼きつきやすいので、長時間たっても残る。
    □ 知識を得ることの喜びを感じることができ前向きな勉強につながる。
 学習教科に関連するジャンルとしては、社会・理科が多くを占めますが、この2科目の勉強には理屈やセンスとは違った、経験的な知識の集積が必要です。実体験としては経験できないまでも、テレビなどを通じて間接的に世界を仮想体験し、科学の不思議に足を踏み入れることができます。映像から得る驚きや衝撃の情報価値としては、読書に勝るとも劣らない材料ともなります。「へ~そうなんか。」「なるほど、そういうことやったんか…。」というような感じ方ができれば、それは潜在的な知識の源となり、以後教科書や問題集で、その知識に関連するような問題に出くわしたときに、「ああ、これはあのときの…」と、大ヒントが与えられたようなものです。そうなれば、そこから解答へと導くのは容易なことです。 そうやって、プラスイメージで学習内容とうまく結びつけることができ、興味や関心につながれば何よりだと思います。

レッサーパンダブームに思う

2005-06-02 | コラム
今、二本足で立つレッサーパンダが大ブームを巻き起こしています。千葉市動物公園の「風太」に始まり、「こっちでも立つぞ」「こっちでは歩いた」とあちらこちらの動物園からもライバルの名乗りが挙がり大騒ぎになっているようです。テーマパークなどに押され、入場者数の減少傾向が続く動物園にしてみれば、レッサーパンダさまさまと言ったところでしょうが…。

元祖立ち姿で脚光を浴びている「風太」の名前と肖像について、千葉市が商標登録するというから、これまたビックリです。人気に付け込んだグッズの乱売を避けるのが狙いだとのようですが。風太には現在、コマーシャル出演や写真集、縫いぐるみの制作など、ここぞとばかりに金儲けの道具にされつつあるようです。

横浜の立って歩くレッサーパンダは特に人気が高いようですが、四足から立ち上がって、ヨチヨチ歩きで二足歩行する姿が、赤ん坊の歩き始めの姿とダブって、母性本能をくすぐるという要素が大いにあるのでしょう。全国の動物園では、絶好の追い風だとばかりに必死に調教しているのではとの想像もしてしまいますが。今後、どんどん芸を仕込んでいって、サーカス的動物園が展開されるのかと思うと、楽しみなような気もしますが、それもどうかなと複雑です…。『今までは「食っちゃ寝…」だけでノンビリできていたのに、人間様を喜ばせないとエサも与えてくれないようになっちゃった。今まではサポーターの声援も「こっち向いて!」くらいだったのが、「何か芸せんかい!」というようなことになる。なんでこんな風になったのかなあ…』なんて、急に人間たちの態度が変わって、動物たちにとっては迷惑な話となるのでしょうか。

レッサーパンダは日中友好活動が盛んだった80年代に中国から日本各地に贈られてどんどん増え、現在、国内には52施設で246匹が飼われているようです。いずれもお客集めの期待をかけられていますが、連日大勢の来園客に囲まれ、疲れやストレスがたまっているのではないでしょうか。「スーパースター」も楽ではないでしょうね。レッサーパンダの原生地はヒマラヤや中国の高地などの寒冷地で、暑さには弱いようなので、夏までブームが続いたら、暑さでバテてしまうのではと心配されています。

 動物たちを野生に近い形で見せることで人気の、日本最北の動物園である旭山動物園はホームページ上に「レッサーパンダを『見せ物』にしないでね」と題する緊急メッセージを掲載し、最近のブームに疑問を投げ掛けています。「レッサーパンダは外をのぞきたい、餌をもらえるかもと立ち上がっているだけで、その行為だけを抜き取って『すごいこと』と取り上げている。あの取り上げ方は芸であり、見せ物だ」としていますが、難しいところですね。私としては、来園者が集ってこそ経営は成り立つんだとばかり、加熱しすぎて虐待まがいにならないことを願うばかりです。関係者の方の愛情とモラルに期待します。

江戸時代の「生類憐みの令」がイタリアで復活?

2005-05-07 | コラム
イタリアは、自国を動物愛護の国と認め、色々な動物愛護政策を行っています。動物を虐待したり放置したりすると、1年以下の懲役と1万ユーロ(140万円)の罰金刑を科されます。多くの市では、法律によって野良猫が保護されています。

そんなイタリアの北西部にあるトリノ市では、最も厳しい動物愛護の条例が制定されることになりました。
・1日に少なくとも3回飼い犬に散歩をさせないと罰金。違反者には、最高500ユーロ(約7万円)の罰金が科せられる。【誰が3回って数えんねん? 被害犬からバウリンガルで事情聴取するんかなあ?】
・犬の散歩時は飼い主は歩いて連れて行かなければならない。自転車に乗っての散歩はダメ。動物をあまり疲れさせるような散歩はダメ。【じゃあ、私の近所のスクーターで散歩してるオッちゃんなんか懲役かな?】
・ペットの毛を染めてはいけない。【日本でよく見かける、マダムの犬がド派手なセーター着せられてるのはアリ?】
・イベントの金魚すくいなどで金魚をビニール袋に入れて渡してはいけない。【マイ洗面器持参っていうのはアリ?】
 などなど、ツッコミどころの多い内容ですが、新しい動物愛護の法律のルールブックはなんと20ページもの厚さになるとのことです。まさに江戸時代の五代将軍、犬公方こと徳川綱吉の「生類憐みの令」の再来っていう感じですね。

私自身は動物を飼っていませんが、ペットを「オモチャ」にするご主人様や、我が子のようにペットを溺愛するために、かえってペットが迷惑しているような光景もよく目にします。ペットたちにとっては、トリノはまさに天国みたいなところですね。

イタリアのトリノ市といえば、2006年2月の冬季オリンピックの開催地で、イタリアサッカーセリエAで首位に立ち、優勝間近であるユベントスのホームタウンでもあります。今後も何かと話題を呼びそうですね…。

ブログが広く浸透する時代

2005-04-14 | コラム
ここ1年くらいの間に、ブログ認知度が急速に高まり、周囲にもブログ人口が増えてきました。
「手軽に始められる日記」という役割から、幅広いコミュニケーションの形にと幾多の変遷を経てきています。

以前は、個人的な情報をネット上にさらけ出すなんて、考えられないことだと思っていましたが、さまざまなブログを観察していくうちに、やはり、ネットの空間とは、ジャンルを選ばぬ情報交換の場なのだなということを再認識するに至りました。

そして、ブログを自ら管理するにあたって、取り立てて変化のない自らの日常をも、客観的な目で見ることができ、日々の些細なことも含めて、周囲の出来事に関して、関心を持つことができるのではないかという可能性を感じるようになってきました。今後も、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、世の中を、自分を、じっくり見つめていきたいと思います。