八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

糸島昔話 瓊瓊杵尊 その3

2009-05-21 23:46:00 | 今宿

 

本日は!

本日も、

しつこく、

日本神話 の話。

 

アマテラス の孫である

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) は

笠沙の岬 で、

木花之開耶姫(このはやさくやひめ) という

美しい女性と出会い結ばれる。

 

木花之開耶姫 はやがて、

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと) を産む。

 

 

彦火火出見尊 は 山幸彦 のことで、

今宿今山(夷魔山) には

山幸彦 が 夷魔 を

弓で射平らげたと伝えられる話が残っている。

 

 

山幸彦 は兄である 海幸彦 との争いで、

(海幸彦・山幸彦神話)

海神(わだつみ) の娘 豊玉姫(とよたまひめ) の

力を借りて勝利する。

 

 

山幸彦 と 豊玉姫 は結ばれ、生まれた子供が

鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと) である。

 

 

「出産の際は産屋の中を覗かぬように」 と

豊玉姫 は 山幸彦 に言ったのだが・・・・

 

山幸彦 は中を覗き、

ワニの姿に戻った 豊玉姫 の姿を見てしまう。

 

それを悲しんだ 豊玉姫 は 海神の国 へ戻り

妹の 玉依姫(たまよりひめ) を

山幸彦 のもとへ送った。

 

 

玉依姫 は 鵜葺屋葺不合命 を育て

やがて妻となり子供を生む。

ふたりの間に生まれた4人の子供の

末弟が 神武天皇 である。

 

 

糸島には、

福ノ浦の 綿積(わだつみ)神社

引津の 綿積(わだつみ)神社

今津の 綿打(わたうち?おぶだち?)浜 など、

海神(わだつみ) にまつわる場所は多い。

 

また、

前原の 志登神社 には

豊玉姫 や 和多津見神 が祭られている。

Dscf1908

 

 

日本書紀 では、

神武天皇 が小高い丘から国土を見て

 

 「‥‥‥まさき国と雖(いえど)も、

 猶(なお)蜻蛉(あきつ)のとなめの如し」

 

と国誉めをしたという記述がある。

 

「蜻蛉(あきつ)のとなめ」 とは

トンボの交尾 のことで、

Tonnbo

 

  

つまり 神武天皇 は

 

 「私の国は狭い国だけど

 トンボの交尾のような地形だ」 と表現している。

 

古代の今宿・今津の地形は

北風によって吹き上げられた砂が堆積して

まさしく トンボの交尾 のような地形をしている。

05  

 

おそらく、

高祖山 あたりから見渡せば、

今山が頭となるトンボ と

毘沙門山が頭となるトンボ が

戯れているように見える。

 

 

 


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