本日は!
本日も、
しつこく、
日本神話 の話。
アマテラス の孫である
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) は
笠沙の岬 で、
木花之開耶姫(このはやさくやひめ) という
美しい女性と出会い結ばれる。
木花之開耶姫 はやがて、
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと) を産む。
彦火火出見尊 は 山幸彦 のことで、
今宿今山(夷魔山) には
山幸彦 が 夷魔 を
弓で射平らげたと伝えられる話が残っている。
山幸彦 は兄である 海幸彦 との争いで、
(海幸彦・山幸彦神話)
海神(わだつみ) の娘 豊玉姫(とよたまひめ) の
力を借りて勝利する。
山幸彦 と 豊玉姫 は結ばれ、生まれた子供が
鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと) である。
「出産の際は産屋の中を覗かぬように」 と
豊玉姫 は 山幸彦 に言ったのだが・・・・
山幸彦 は中を覗き、
ワニの姿に戻った 豊玉姫 の姿を見てしまう。
それを悲しんだ 豊玉姫 は 海神の国 へ戻り
妹の 玉依姫(たまよりひめ) を
山幸彦 のもとへ送った。
玉依姫 は 鵜葺屋葺不合命 を育て
やがて妻となり子供を生む。
ふたりの間に生まれた4人の子供の
末弟が 神武天皇 である。
糸島には、
福ノ浦の 綿積(わだつみ)神社
引津の 綿積(わだつみ)神社
今津の 綿打(わたうち?おぶだち?)浜 など、
海神(わだつみ) にまつわる場所は多い。
また、
前原の 志登神社 には
豊玉姫 や 和多津見神 が祭られている。
日本書紀 では、
神武天皇 が小高い丘から国土を見て
「‥‥‥まさき国と雖(いえど)も、
猶(なお)蜻蛉(あきつ)のとなめの如し」
と国誉めをしたという記述がある。
「蜻蛉(あきつ)のとなめ」 とは
トンボの交尾 のことで、
つまり 神武天皇 は
「私の国は狭い国だけど
トンボの交尾のような地形だ」 と表現している。
古代の今宿・今津の地形は
北風によって吹き上げられた砂が堆積して
まさしく トンボの交尾 のような地形をしている。
おそらく、
高祖山 あたりから見渡せば、
今山が頭となるトンボ と
毘沙門山が頭となるトンボ が
戯れているように見える。