MAYURI SHOJI
体当たりリポーターの取材日記
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庄司麻由里のカッパすいすい

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日記?/?2007年10月30日 18時58分38秒
とっても楽しくて、とっても悲しかった映画「ヘアスプレー」

今日は映画のお話・・・・・・
今、公開中の映画「ヘアスプレー」を見て来ました。
「全米が熱狂!!ミュージカル映画史上№1のオープニング記録を樹立!!」というふれこみのミュージカル映画・・・・・
もともとミュージカルが大好きな私・・・・楽しかった~

ストーリーは、ひとことで言うと、ひとりの女子高校生がスターになっていくシンデレラストーリーなのですが、ただこの主人公の女子高校生トレーシーは、いわゆる普通の女子高校生ではないんだな・・・・・
宣伝コピーに「ハマる、ハジケる、ハチキレる!?」とあるように、
彼女のサイズは、超BIGサイズなの・・・・・
このハチキレそうな主人公が、
なんとも明るく、歌って踊りまくるんですね・・・・
さすが1000人のなかからオーディションで選ばれたというだけあって、トレーシー役のニッキー・ブロンスキーちゃん
歌唱力も抜群

でもやっぱり私が楽しかったのはダンスシーン
しかも舞台は60年代ということで、この時代のファッションが、なんとも
カラフルでかわいくて、おしゃれなんです~~~
昔、憧れて見ていた「奥様は魔女」とか「ルーシーショウ」とかの「古きよきアメリカ」を思い出させてくれます
ま、それもそのはず、設定がその時代の人気のテレビ番組での話なんですから・・・・・
 
               

私個人的には、主人公の敵役のこのブリタニー・スノウちゃんがキュートでお気に入り・・・

それはそれはキラキラしたミュージカルで心の底から楽しめ・・・・・・た・・・・・・ハズ・・・・な・の・で・す・が・・・・・・。
ウッ・・・ウッ・・・・ウッ・・・・・
ウエーーーーン

・・・・・・・実は心の底からは楽しめなかったの・・・・・
だって・・・だって・・・・・・ト・・・トラボルタがっ!!・・・・・・

実はこの映画、主人公はもちろんニッキーブロンスキー演じるトレーシーなのですが、キャスト表で一番上に来るのは、かのジョン・トラボルタ、
そうです!
あの「サタデーナイトフィーバー」の
あの「グリース」の
あのジョン・トラボルタですっっっ!!

別に個人的に大ファンだったわけじゃない、あのちょっと品のないだらしないあごが好きだったわけじゃない、でもでもやっぱり映画「グリース」は好きだった・・・・サントラ盤も持っていた・・・・・70年代ディスコブームにも乗っちゃった・・・・あの私の青春時代のスター、ジョントラボルタがっ・・・・・
こ・・・こ・・・・こんな姿になっちゃってっ・・・・・

どうしてーーーーーっっ 

最初、スクリーンに出てきたとき、我が目を疑うとはこのこと
「えっいや・・・・まさか・・・・まさかこの人では・・・・・
でもでも主人公のお母さん役だって言うし・・・・・
そ・・・・・そういえば・・・なんとなく目元がトラボルタかも???
えーーーーーーーっ!?
でもこの3重あごはなにーーーーー???


そのあとは、とにかく画面に
その主人公のお母さんが出てくるたび

「ど・・・・どうして??」「なんで???」「よりによって????」という単語がグルグル頭の中をかけめぐり、なんだか心の底から映画の世界に入っていけず・・・・・
複雑な気持ちで見終わった後、パンフレットをよくよく読んでみると、この「ヘアスプレー」という作品は、もともと1987年に映画になり、そのあとブロードウエイで舞台化されロングランを記録しているとのことなのですが、その伝統として「主人公の母親役は男性の俳優が演じること」となっているとのこと。
そしてジョントラボルタは「サタデーナイトフィーバー」「グリース」以来ミュージカルへの出演を拒み続け、「もしミュージカルを演るなら、とにかく普通の作品ではないものを・・・」といい続けてきたとのこと・・・だから「あの『シカゴ』への出演を断わった彼が選んだのが、特殊メイクをした今回の役だった」とのことなんですが・・・・・・・
ど・ぼ・し・て??どぼして「シカゴ」じゃなくてこれ???
しかもパンフレットには「重さ13キロの着ぐるみで身をつつみ」とありますが、
おいおい、着ぐるみはたった13キロなのかよ!
どう見たってこのお母さん、130キロぐらいはありそうだぞ!
130キロから13キロひいたところで、おいトラボルタ!あなたは今何キロなの??・・・・・・・
と突っ込みをいれたくなっちゃう・・・・・・
いや、別にトラボルタの体重が何キロだろうが私にはなんの関係もないことなのですが・・・
もしかしたら、役者魂としてはすばらしいことなのかもしれないのですが・・・・・

でも、そんな姿で踊るあなたを見たくなかった・・・・・・
なんだか自分でもよくわからないのだけれど・・・・・
自分の青春時代の一世を風靡したスターの、こんな姿に
なんだかものすごくショックを受けちゃった私なのでした・・・・・・・
 


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