小寒のまだまだ未熟といふことば
小寒のアナキスト詩人茫茫と(1970年代に金子光晴と遭う)
大寒の雨とは地獄に降る雨か
小寒の儚さ大寒は捨ててをけ
寒に入るときロックンロールの響きあり
生きて死ぬ謎解けぬまま寒に入る
月ひとつ射程に入る寒の内
灯油カーまたやり過ごす小寒日
捨てられぬスマホ寒に入りにけり
人のため生きる激しさ寒に入る
肉体を離れて寒の遠ざかる
小寒のまだまだ未熟といふことば
小寒のアナキスト詩人茫茫と(1970年代に金子光晴と遭う)
大寒の雨とは地獄に降る雨か
小寒の儚さ大寒は捨ててをけ
寒に入るときロックンロールの響きあり
生きて死ぬ謎解けぬまま寒に入る
月ひとつ射程に入る寒の内
灯油カーまたやり過ごす小寒日
捨てられぬスマホ寒に入りにけり
人のため生きる激しさ寒に入る
肉体を離れて寒の遠ざかる
七草粥誰かわたしにくれないか まほろば 最新作 即興
今日は終日【寒の雨】が降り続いています。気温は9度止まり。これから月に1度の月初業務の締めが待っています。帰りに外食でもと思いましたが、自炊用の食材の購入にしたいと思います。実に寒々とした光景です。とりわけ高齢単身者の痩身には染み渡って来ます。雑用がひと段落付いたところで、俳句は兼題や総合1誌の投句に集中出来ます。頑張りたいと思います。・・・《続く》
寒に入るまたも山谷のドヤ街に
身のほてり誘ふ闇夜寒の入
絶望を語りて寒に入る日とか
越境のMDMA寒に入る
厚揚げに熱染み渡る寒の入
ランボーの地獄と知らず寒に入る
イラン兵三鬼に酷似寒の入
手首ごと吹き飛ぶ地鳴り寒の入
ゴッホ展安値で売られ寒の入
高齢かつ単身の我れ寒の入
大学教授の俳句地獄か寒の入
観音坂転がり落ちる寒の入
AIが夢奪い去る寒の入
友とゐて友のガン臭寒の入
寒に入る愛より醒めて空にあり
寒の入何かが終り誰か死ぬ
赤城山埋蔵金伝説寒の入