空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

読書の森 23-1,2

2023-01-04 22:18:31 | 本の森


新年初めの読書は、
Instagramからおもしろそうかも?
と思った本たち。

『雲ができるまで』永井宏
海辺の小さなギャラリーで出会った人々の、夢と暮らし。
都内から神奈川県葉山に移り住んで
サンライト・ギャラリーという画廊をオープンしたのが1992年。
1996年の末にその活動をやめるまで、
の期間のいろいろなことが書かれていました。
すごく生活に近いところにあるギャラリーだったのかな。
チャレンジして夢やぶれる人の話も、
次のステップに向けて力を溜めようとする人も登場します。
1997年の初版本でしたが、図書館の本としては、とてもきれい💦

『言葉の展望台』三木那由他
自分の心のなかを「はい、どうぞ」と見せることはできなくて、
だから他人が私の心についてわかることなんて何ひとつないはずなのに、
それでも「楽しい」とか「悲しい」とかといった言葉で自分の心の話を他人にすることができるのはどうしてだろう?

…わぁ…

哲学の話は私にはちょっと難しいかもよ…

とはいえ、ところどころはわかるわけです。
「約束は時に、約束を持ちかけた当人にとっても思いがけず、望まれもせず、締結すれば不利益をもたらすにもかかわらず結ばれることがある。約束の外側での、ひととひととの力関係によって。」
この話は、ある!そういうことされたこと!
と最初は憤慨したのだけれど、
読み進めていくと、
無意識で自分が「させている」側に立ってはいまいか?と、薄ら寒くもなった。

そして、ジェンダーの問題。
ヒトクチで言える問題ではないことは承知しているけれど
改めて当事者からの言葉で聞くのは
なるほどなぁと思うものです。

どちらも自分で行き当たる確率は少なかったかも?という本でしたので、
紹介していた方、ありがとう!でした。

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