Tech EDは２年続けて延期、いや中止？

　例年、夏のこの時期はパシフィコ横浜で開催されますMicrosoft社のTech EDという技術情報の提供される一大イベントに参加していたのですが、昨年は大震災後の節電に協力すると言うことで、中止。今年も「諸事情」という訳のわからない理由で「延期」とされています。

　んー。これ、Microsoftが日本を重視しなくなったという事にも見受けられるんですが、どうなんでしょうか？

　でもね、個人的には今こそやっとかないと、やばい気がするんですよ。

　Androidの大攻勢でクライアントが一気にTabletやらスマホに移行しちゃってきてる中、Windows 8も必死にその方向に舵を切っていて、ようやくラウンチが見えてきたというところなのに、その技術情報を日本の技術者にこの規模のイベントで提供しないなんて、あり得ないと思うのです。

　今日の新聞に、Intelが減益という記事が載っており、その背景にはARMの大攻勢があるという事なのですが、まさに、その同じ轍を踏まないようにしなくちゃ行けないはずなのに。

　最近見ていると、どこの米国企業もアジア太平洋地域における日本の重要性を見誤っている気がします。成長している中国のようなところにお金をかけるのはわかるのですが、彼らの現在のパイは、まだ所詮、日本の数分の１です。ここで不義理をしてそっぽを向かれると、将来かなり痛いはずなんですけどねぇ。

　円高が続く中で、コストがかかりすぎているように見えている可能性はありますが、売り上げも同様に大きく見えているはずなので、何故、こんな扱いなのか、よくわかりません。

　数年後、日本が凋落しているかも知れないのはともかく、２年続けてイベント無しはちょっと、「私、気になります」な情報でした。