塒ねぐら

2017-05-13 | 野帳2017

暖かな冬だったが、なかなか春めかないので、ぐずぐずしていたら、急に暑くなった。
芽吹き、花、虫も、春の順番など関係なく、一斉に活動を開始。受粉がうまくいくのか心配しています。

タケノコを掘らせてもらったので、境界の目印として、立ち木に標のテープを巻いた。
斜面を上り下りしていると、糞がある。熊か猪のようだが。ここには両方いるが、今年は熊の話を聞かない。
一番奥まで下りると杉の大木があり、この木にテープが巻くのだが、斜面の上側から手を回してもテープを回せない。仕方なく木の裏側へ下りてみると、なんと、地面に凹みがある。


10~15cmほどの穴に凹んでいて、きれいに、杉の枝や落ち葉を取り去ってある。
昨日は雨だったが、地面が乾いている。雨がかからないようだ。
どうやら、猪の塒のようだ。
猪の縄張りの真っ只中にいる。昼寝の邪魔をしたのではなかろうか。猪はいやがっているのではなかろうか、怒っているのではなかろうか。なんだか近くで見ているような気もする。
やはり、不気味なので、手早く、標テープを巻き、写真を撮り、この場を離れた。

<早く向こうへ行け>と見ていたのではないだろうか。顔を会わすこともなく済んでほっとした。
当然ながら、熊避けのために、ラジオをつけ、鈴を鳴らしていてよかった。

 
写真を見ると、根元から掘ったタケノコが写っていた。塒に持ち込んで食べていたのだろうか。

今年は、大きいタケノコが堀られたり、齧られていたりしている。

 


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