列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

首都圏大回り乗車の旅(12) 小山→高崎

2007年07月15日 | 大回り乗車の旅

5月4日 (金曜日・休日 晴れ

 

 つづき

 小山駅にあった「麦わらハンドベル」。のっぽの麦わら帽子ではなく、”ハンドベル”を模したものだそうです。案内板によれば、小山市のビール麦の生産量が栃木県下第1位、また市内でハンドベルの演奏活動が盛んであることから、製作されたとのことです。

 普段からビールを愛飲しつつ、その原料がどこで作られているのかは、まったく無頓着であったと思います。

 が、懐かしいのは麦ではなく、中学の頃やっていたハンドベルの方です。両手に2つのベルを持って鳴らします。1人で2つの音しか出せないわけだから、必然的に大人数で演奏します。(ベルを「持ち替えて」3つ以上の音を担当することもあり。)全員リズムがピシッと合った時はとても美しいのですが、なかなか上手くいかないものでした。

 ここから5分の乗換え時間で両毛線に乗り継ぎとなります。水戸線と両毛線の乗り場はとても離れており、時間の余裕はありません。左側には115系電車(ボックスシート)、右側にはボックスシートのない電車(107系)が止まっており、乗りたいのは左側の電車ですが、残念ながら次の両毛線は右側の電車でした。

 ここから高崎まで乗車する普通3448Mは、今日の旅行では最長距離(91.7km)を走る列車であり、乗車時間も1時間43分と最長になります。

(8) 両毛線・上越線 普通3448M 高崎行き
  小山 11:28 ⇒ 13:11 高崎

  クハ106-114
 クモハ107-114  ↑ 高崎行き
  クハ106-105
 クモハ107-105

 この電車がとにかく混んでおり、いつもの総武線快速電車並みかそれ以上に混んでいました。アナウンスが、”足利フラワーパーク”への最寄り駅は富田駅(足利駅ではない)で12:07に到着すること、連絡バスはないことを繰返し伝えています。ということは、あと40分混雑に我慢しなければならないことになります。ドアから車窓を眺めていると、平野と山地の境目に近いところを走っているという気がしました。

 栃木駅は東武線と接続する高架駅でした。すれちがった東武の普通電車はガラガラで羨ましいと思いました。

 「足利フラワーパーク」最寄の富田駅に到着すると乗客がいっせいに下車しましたが、乗ってくる人も多く、ガラ空きとはなりません。駅はごった返して、ガードマンが誘導しています。

 フラワーパークは、富田と足利の間にあります。藤の花がとても美しいそうですが、電車の窓からはほとんど見えませんでした。代わりに見えたのはおびただしい数の車であり、その多くは駐車場まで辿り着けないようでした。

 つづく

 



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