7月29日(土曜日・曇り)
(大糸線と路面電車の旅:その11)
(その10)のつづき
富山を走るもう一つの路面電車‥‥それが、「富山ライトレール」です。富山から岩瀬浜までを結ぶJR富山港線が、2006年の2月末で廃止されました。それが、約2ヵ月後の4月29日に、路面電車として生まれ変わったのです!
僕は2005年にJR全線を完乗しているので、自分の乗ったことのある路線が廃止されるというのは寂しいものです。しかし、同じ廃止された路線でも、こんな発展的な結論に至った路線は初めてです。しかも、大好きな路面電車の路線がひとつ増えたというのだから大歓迎!是非乗ってみたいと思っていましたが、開業からちょうど3ヵ月後の今日、やっと初乗りすることになりました。
具体的には、廃止された富山港線のうち、一部の区間(富山駅~奥田中学校前駅)を道路上に移設しました。残りの区間は、それまでの富山港線の線路をそのまま使用することになりました。
なお、路線図は富山ライトレール株式会社のHPをご参照下さい。
富山ライトレールの始発は、「富山駅北」駅です。名前の通り、JR富山駅の北側にあります。駅に行ってみると、ちょうど電車が発車していくところでした。床の高さが低い「低床車」なので、地面を滑るように走ります↓。素晴らしいデザインです。
次の電車を待たなければなりませんが、15分後にやってきます。JR時代は、昼間は1時間に1本しかなかったのだから、大きな進歩です。ホームで待ちながら5分もすると、もう乗客がたくさん集まってきました。
↑平日の昼間と休日は、運賃が100円!子供の運賃ではありません。大人の運賃です。感動的な安さ。これが乗客を呼び込む起爆剤になっていることは、疑いないでしょう。
電車が入ってきました。ホームで待っていた子供が、お母さんに「あっオレンジ色だ!初めて」と言ってました。電車の色は1本1本すべて違うのです。
(その12)につづく
富山ライトレールのような電車が、日本の他の都市に広がることを期待したいです。富山地鉄市内線とつながったら、同じデザインの電車が富山駅の南口を走ることになるんでしょうね。楽しみです。
富山港線の帰趨は、北陸新幹線建設工事の影響等があったにしても、かなり画期的かつ野心的な取組だと思います。
地鉄市内線とつながるときが楽しみですね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
富山ライトレールは本当によかったです。路面電車の既成概念を見事に打ち壊してLRTの姿に触れて感激しました。一過性のムーブメントではなく今後も時代に見合った公共交通機関のあるべき姿であって欲しいと思います。
また乗りに行きたいなァ~