列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

'06年末の旅(1) ムーンライトえちご

2007年01月20日 | 全国の私鉄と第三セクター鉄道を訪ねる旅


12月29日(金曜日・曇り)~30日(土曜日のち曇り

 (その1)

 夜の9時過ぎに落ち着き、デスクを片付けていたら10時半。ようやく仕事納めです。とにかくどこかへ行きたくなり、新潟行きの夜汽車に飛び乗りました‥‥‥

 と書いてみたくもなりますが、実際には今日と明日の「ムーンライトえちご」指定券をだいぶ前に押さえ、超計画的な旅行です。

 会社から有楽町駅まで歩きました。「えちご」の始発駅・新宿に向かうべきですが、発車時刻の23:09に間に合わないのです。やむを得ず上野に出て、23:06発新前橋行きの各駅停車に乗りました。
 この各駅停車・985Mは大宮着が23:33、「えちご」の大宮発は23:43なので、大宮で乗換えられます。しかし僕は大宮では降りず、高崎まで985Mに乗りました。
 普通985Mは、途中の籠原駅で、後から来た「えちご」に抜かれます。しかし、「えちご」は高崎で26分もの間(0:47~1:13)停車し、その間にわが985Mが0:54に高崎到着するので、ここでも乗換えが可能です。

 985Mの普通車は思いのほか混雑しており、グリーン車にしました。今日は金曜日ですが、グリーン券は休日扱いなので750円で済みます。高崎までは1時間48分もあり、十分に「もとをとった」という気持ちになれます。上野駅のグリーン券売機はなぜかグリーン車の停車位置から離れた場所にあり、面食らいました。

 高崎線にグリーン車が走り始めたのはごく最近です。まだそれほど広まってないのかもしれません。普通車の込み具合の割には、グリーン車は空いていました。これが総武線なら、グリーン車も満席になるでしょう。


籠原駅にて

 駅のコンビニで"バターしょうゆ"味のおにぎりを売っていたので試しました。「復刻版」なんだそうです。マヨネーズをおにぎりに入れるのが全く理解できないブログの筆者ですが、バターならまだ分かるかなといったところ。(ちなみに僕は、キュウリやブロッコリーにもマヨネーズを付けません。) 
 食べてみると、何とバターの固まりがまるごとはいっているのにびっくりしました。あとは海苔を巻いてあって、ただそれだけ。パンやホットケーキにバターを”塗る”という言葉の通り、バターは固まりでなく、薄く広げて食べるのが普通ではないでしょうか?ご飯にバターの香りが絡んでいる、という味を期待していたのですが。(レンジでチンすればよかったかも)

 15両編成の電車は籠原駅で5両を切離し、10両になります。その間に、「えちご」に抜かれます。

 さて、高崎から乗車した「えちご」は、指定席は売り切れでも相変わらずいくつかの空席があります。しかし、年の瀬も押し迫っているせいかその数は普段より少なく、ほぼ満席に近いくらいの乗り具合でした。いつもは空いていることの多い喫煙の3・5号車すら、ほとんどふさがっていました。(注:'07年3月ダイヤ改正より、全車禁煙になります。)
 僕の席はD席ですが、C席の人が足を投げ出して寝ています。これでは、トイレに行くのもはばかられます。
 真っ暗な車窓を眺めていると、ぐんぐん標高が上がり、雪の量も多くなっていくのがわかります。白い道を照らす真っ白な街灯が、いい感じでした。
 雪景色を眺めるのは昼でも夜でもいいものですが、少々心配でもあります。新潟や東北では、昨日から大雪になっているそうです。5年前の正月に旅行したときは、大雪で米坂線や磐越西線が全部不通になりました。同じことにならなければいいのですが。

 雪でいっぱいの水上駅ホーム。目を見張りました。降っているというより、まるで雪が駅にこびりついているかのようでした。

 (その2)へつづく

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。