リカルデントをかみながら

社会人受験生のブログおわりました。

悩ましい医学部入試地域枠

2010年01月27日 01時07分49秒 | 大学受験
最近の地方医師不足対策として増えている「地域枠」
特にここ2年は医学部定員増の結果、地域枠を設けるところが増えた。

地域枠採用にはいろいろ資格と条件があるけど、地域枠で受験すると合格しやすい。
その資格と条件とは、その地方出身者だったり現役生だけだったり、大学によりさまざま。
共通して言えるのは、卒業後その地方に、最低数年間残り、地域医療に貢献すること。
地方に残るというのも様々なレベルがあり、その県内の病院に勤めればOKのところや病院を指定されるところもある。

俺が受験を考えているところも地域枠を設けており、この枠なら受かりやすいと思われ、地元出身などの受験資格はなく、月十数万円ほどの奨学金がもらえて、卒業後10年ほど地域(僻地)医療に貢献することで奨学金の返済が不要となっている。

授業料生活費をすべて自分で何とかしないといけない身にとっては、この奨学金の魅力は大きい。
その地域にずっと住むことも問題ない。

ただ、僻地医療というのがどういうものか情報が少なく、どんなもんか・・・と思っている。
本によれば、専門医ではなく総合医(ホームドクター)みたいなものを目指すらしい。
スペシャリストと言うよりゼネラリストというわけか。
全人的な医療を必要とする知識と技術を習得できるなら、これも「人間についてよりよく知りたい」という当初の目的に近い。

長崎の知り合いの研修医に相談したところ、地方で暮らすことに抵抗がなければそんなにデメリットはない、デメリットとすれば希少症例や最新技術、特定の機械が必要な治療を間近で見られない、同僚の研修医が少ないもしくはいないことが多く悩みを共有できない、と言ったところらしい。
また、奨学金は大学入学後もいろいろあるからお金の問題は入学してからでも遅くはないとのこと。