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リカルデントをかみながら

社会人受験生のブログおわりました。

ジェノグラフィックプロジェクト続報2019

2019年01月06日 18時51分57秒 | genographic

久しぶりにジェノグラフィックプロジェクトを覗いてみたら、新たな情報があったのでとりあえずGoogle翻訳に突っ込んでみた。

Google翻訳は精度が劇的に上がっており、業務でも英語論文を読むときに頻用しています。

 ざっと概要を記すと、すべての男性の共通祖先である「Y染色体アダム」は30-15万年前にアフリカに住んでいた。

同時期に別にも男性はいたけど、その子孫はみんな途絶えてしまったので、「アダム」だけが共通祖先。

10万年以上前に「アダム」の子孫のひとりのY染色体P305と呼ばれる突然変異ができた。

その男性は現在の人類の99.9%以上の先祖。この突然変異は2年前に発見された。

8万年前頃、東アフリカにM42という突然変異が起きて、その一部は中東、インド、アメリカ、ヨーロッパに渡った。そのままアフリカに残った者もいる。

7万年前頃も東アフリカにおり、出アフリカをした男性系統のひとつがM168。

5万年前頃発生したM203は北東アフリカに移動した。

3.4万-6.6万年前に発生したM174はアフリカを出てアジアに入る最初の移民のひとつ。インド、スリランカ、東南アジアに移動していった。日本人の25-50%がこの遺伝子を持つ。

以上。アフリカでの新しい枝が判明した程度で、新たな情報はあまりない。アジアのあたりのデータはGenographic2.0でないとないのかなと思って調べていたけど、アメリカ人でないと情報は乏しいとのことであり、これ以上の情報は望めないだろう。

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枝系:P305

時代:10万年以上前

発生地:アフリカ

今日生きているすべての男性の共通の直接的な父方の祖先は、30万年から15万年前にアフリカで生まれました。一般的に「Y-染色体アダム」と呼ばれている男性ですが、彼の時代に生きた最初の男性でも唯一の男性でもありませんでした。彼は、しかし、Y染色体系統がまだ今日の周りにある唯一の男性でした。あなたの直系の父親の祖先を含むすべての男性は、この男性の子孫の1人に彼らの祖先をたどります。A00枝に属する、現存する最も古いY染色体系統は、アフリカの集団にのみ見られます。

およそ10万年前に、P305と呼ばれる突然変異は、アフリカの男性のY染色体で起こりました。これはすべての男性に共有されていない最も古い知られている突然変異の一つです。それゆえ、それはそれ自体が現代の人間の進化における最も早い分岐点の一つをマークする、ヒトのY染色体ツリーにおける初期の分割の一つをマークする。この突然変異を最初に起こした人はアフリカに住んでいました、そして、今日父系の系統の99.9%以上の先祖です。実際、この突然変異を持たない男性は非常にまれであるため、人類の歴史におけるその重要性は過去2年間で初めて発見されました。

P305保有集団が世界中を移動するにつれて、彼らは彼らのY染色体上の追加のマーカーを拾いました。今日、これらの追加のマーカーがないと知られているP305保有者はいません。

以下、全訳。

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枝系:M42

時代:約8万年前

発生地:東アフリカ

約8万年前、M染色体42を含む多くの遺伝的マーカーによって定義される、Y染色体ツリーのBTブランチが誕生しました。 今日住んでいるほとんどの男性の共通の祖先、この男性の子孫の何人かはアフリカから中東とインドへの旅を始めるでしょう。 他のグループがヨーロッパに定住するであろう間、この線からのいくつかの小さなグループは結局はアメリカ大陸に達するでしょう、そしていくつかはアフリカの彼らの先祖代の故郷の近くに残るでしょう。

アフリカに祖先が住んでいたこの系の人々はしばしば遠い過去のものに似た文化的伝統を実践しています。 例えば、彼らはしばしば伝統的な狩猟採集社会に住んでいます。 これらには、中央アフリカのムブティとビアカのピグミー、タンザニアのハザなどがあります。

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枝系:M168

時代:約7万年前

発生地:東アフリカ

人間がアフリカを去ったとき、彼らは木の枝のように広がる道の網の中を地球を渡って移動しました。それぞれの移動の肢は我々のDNAの中のマーカーによって識別可能です。男性系統のために、M168支店はアフリカの故郷を去る最初の1つでした。

あなたの家系で最初の遺伝的マーカーを生み出した人は、おそらく今日のエチオピア、ケニア、またはタンザニアのリフトバレー地域の北東アフリカに住んでいたでしょう。科学者は彼がおよそ7万年前に住んでいたときに最も可能性の高い日付を入れます。彼の子孫は、アフリカの外で生き残るための唯一の血統になりました。そして、彼を今日生きているすべての非アフリカ人の共通の祖先にしました。

あなたの遊牧民の祖先は彼らが狩猟した天候と動物に従ったでしょう、彼らがたどった正確なルートは決定されるべきままですが。気候の好ましい変化に加えて、この頃、現代の人間の知的能力は飛躍的に進歩しました。多くの科学者は、言語の出現が私たちに他の初期の人間のような種を超える大きな利点を与えたと信じています。改良されたツールと武器、前もって計画して互いに協力する能力、そして現代の人間が新しい領土に急速に移住し、新しい資源を利用し、そして他のものを取り替えることを以前はできなかった方法で資源を利用する能力の増大ネアンデルタール人のような人類。

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枝:M203

時代:約5万年前

発生地:北東アフリカ

この遺伝的マーカーを持つために、2つの主要な父系系統が最初の男性から生き残っています。

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枝系:M174

時代:3.4万-6.6万年前

発生地:アジア

アフリカを出てアジアに入る最初の移住者グループの1つであるこれらの探検家は、ビーチコーマーとして暮らし、海辺の資源で生き残った。 彼らはアフリカの祖先の故郷からインド、スリランカ、そして東南アジアへと海岸線に沿って移動しました。

この支店が旅行するにつれて、独特の人口を形成した集落を残しました。 そのサブタイプは地理的に固有のものであることが多く、早い解決の間に形成されたことを示唆しています。 遺伝学者の中には、広い分布と地理的に特定のサブタイプの組み合わせが、アジアの初期の新石器時代の拡大と最後の氷河極大期の困難の組み合わせの結果と考えています。

今日、この系統は、チベット - バーマン言語が話されている北東インド、アンダマン諸島(73パーセント)、チベット(43パーセント)、そして日本(25から50パーセント)で一般的です。 また、モンゴルのアルタイ人口には5%前後の頻度で存在しています。

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ミトコンドリアDNAのハプログループを調べてみた

2015年06月20日 11時49分18秒 | genographic

ジェノグラフィックプロジェクトは最新版がバージョン2となっていて、新しい情報を得るためには2万円だして新たに買わないといけないみたい。

なので、こっちは放っておいて、Yahoo!HealthData Labの祖先解析に手を出してみた。

こちらは、自動的にミトコンドリアDNAのハプログループを調べてくれるので、ジェノグラフィックプロジェクトでY染色体を調べてもらった身としては好都合。

これで両親ともの遠い祖先がわかるというわけ。

ミトコンドリアDNAからわかるハプログループは35種類あって、日本ではそのうち9グループが一般的にみられる。

  1. ハプログループA・・・日本人の約7%
  2. ハプログループB・・・日本人の約10−20%
  3. ハプログループD・・・日本人の約35%
  4. ハプログループF・・・日本人の約5%
  5. ハプログループG・・・日本人の約7−10%
  6. ハプログループM7・・・日本人の約15%
  7. ハプログループM8・・・日本人の約3%
  8. ハプログループM9・・・日本人の約3%
  9. ハプログループN9・・・日本人の約7%

ハプログループその他・・・少数(上記9グループ以外に属するタイプ(ごく稀))

遺伝子検査ビジネス情報【遺伝子ビズ】 より。新しいウインドウで開きます。)

そんで、自分はというと、「ハプログループその他」だった。

ごく稀らしい。

母方の先祖のひとり(母の母の母の・・)は中国とかロシアから渡ってきたとかそういう感じか?

ここで「その他」に分類されていのは日本人に多いこの9グループ以外のどれかということを示してくれるけどどのグループかまではYahoo!HealthData Labは情報を持っていないからわからない、ということなだけで世界規模でみればどれかに当てはめてくれるはず。

それをするためには、やはり世界規模でハプログループの情報を持っているジェノグラフィックプロジェクト2.0に参加するしかないか。


ジェノグラフィック続報

2012年02月05日 02時59分08秒 | genographic
久しぶりにジェノグラフィックプロジェクトを覗いたら大幅に更新していた。
時間もあったので、本格的に翻訳してみた。
他に掲載するところもないし、以前に何度か掲載していたので、受験関係ないけどここに掲載します。
原文はこっちで。

簡単に言えば、すべての非アフリカ人の共通祖先が5万年前に今のアフリカ人との共通祖先から別れ、その後俺の父方の先祖はアフリカ北東部に到達したあとアラビア半島に渡り、そこからわーっと東南アジアに拡散していったけどインドには定着せず。
3万年前に東南アジアから海岸線沿いに日本に到達。

しかし、ここ数千年に起こったルートで、チベットを通ってモンゴル経由で日本に到達したルートもあるらしい。
これがなにやら意味不明で、掲載された地図と記述が食い違っている。
さらに言えば、以前の内容とも異なっている。
以前は東南アジアから海岸線沿いに日本に到達し、一部が大陸に渡ってモンゴルへ、というルートが描かれていた。

アジアのデータが少ないため、また、数千年では遺伝子的な変化があまりなく、まだ見つかってないため、日本からモンゴルなのかモンゴルから日本なのかがわからないんだろうなと思う。
普通に考えれば、日本からモンゴル、チベットは考えにくいので、チベット、モンゴル経由でいわゆる「渡来人」が流入してきたんだろう。
そして、父の父のそのまた父の・・・とY染色体を代々受け継いできた俺の父系のみをたどれば、数万年前はモンゴルとかチベットあたりをうろうろしていたってことかもしれない。

↓この本読んでみるか・・・
旅する遺伝子-ジェノグラフィック・プロジェクトで人類の足跡をたどる



以下、原文の翻訳。


ハプログループHaplogroup D2(M64.1)
あなたのY染色体の結果はあなたをhaplogroup D2(M64.1)のメンバーであると確認します。
祖先の歴史を定義する遺伝子マーカーは、すべての非アフリカ系の最初の共通のマーカーであるM168へのおよそ6万年前にさかのぼります。
そして、現在の血統にたどり着き、haplogroup D2(M64.1)を定義するマーカーであるP37.1に到達します。
先祖のルートを示した地図を見れば、haplogroup D2(M64.1)のメンバーが以下のようにY染色体マーカーを伝えてきたのがわかるでしょう。
M168> YAP>M174>P37.1
Haplogroupとは何ですか。また、なぜ遺伝学者はマーカーの研究でY染色体に注目しますか。
また、マーカーとは何ですか。
私たち各自は、父と母とからそれぞれ渡された遺伝子の結合であるDNAを持っており、それが目の色からスポーツへの入れ込み具合、病気へのかかりやすさといった特徴までに関わってきます。
1つの例外はY染色体で、これは父親から息子へ、変化することなく、次の世代またその次の世代へ直接受け継がれます。
不変というのは、ランダムな突然変異がなければです。
ランダムな突然変異は通常無害で、自然発生します。
マーカーとして知られている突然変異は、標識として働きます。
それが数千年にわたって自分の息子、彼らの息子、および子孫すべての男性に渡されるので、世代を通じて遺伝子地図を作ることができます。
時には、系統樹の特別の枝を定義する1つ以上の突然変異があるかもしれません。
これは、これらのマーカーのうちの1つを持っている人全員がさらに別のマーカーも持つので、haplogroupを決定するのにこれらのマーカーのうちのどちらかを使えることを意味します。
したがって、一方のマーカーはその初期の時に起こっていたことについて理解を導き、そのグループの起源を導く遺伝的な手がかりとして使用することができます。
遺伝学者がそのようなマーカーを識別する場合、それらはそれがいつ発生したか、世界のどこで発生したかを考えようとします。
マーカーはそれぞれ、本質的に人類の家系図上の新しい血統の始まりです。
血統の追跡することで、どれくらい小さいかの写真を提供します、アフリカの近代人の種族、何千、何万年もの昔にアフリカで現生人類の小さな部族がどうやって世界中に多様化し広がったのかの足どりマップがもたらされます。
haplogroupは、同じ突然変異を持つ人たちによって共有される一連のマーカーによって定義されます。
マーカーは、出アフリカのあとにあなたの先祖がとった道すじの手がかりとなります。
まだ十分なデータがないので、世界中の人がどのhaplogroupに属しているのか、またいったいどれだけのhaplogroupがあるのかを知るのは難しいです。
5年に渡るジェノグラフィック・プロジェクトの目的のうちの1つは、これらの質問のうちのいくつかに答えるために人類学の遺伝データの十分に大きなデータベースを構築することです。
これを達成するために、プロジェクトチームのメンバーは、先住民から10万を超えるDNAサンプルを集めるため、世界のあらゆる片隅へ飛んでいます。
さらに、私たちは、プロジェクト・データベースにあなたの匿名の結果を提供してもらうよう働きかけることで、私たちの遺伝学者が私たちの先祖の通った道すじを明らかにすることを支援しています。

これらのページをチェックし続けて下さい。

多くの情報を受け取れば受け取るほど、自分の遺伝的な歴史について学ぶことができるでしょう。


先祖の遍歴

M168:あなたの最も初期の先祖

概要
出現時期:およそ5万年前
出現地:アフリカ
気候:氷河期の一時的な衰退期(間氷期?)。アフリカは、干ばつから暖かい気候まで変化します。
人類の概数:約1万人
道具と能力:石器。芸術の萌芽。発達した思考能力

骨格および考古学的資料によって、解剖学的な現生人類は20万年前ごろにアフリカで進化し、6万年前ごろに出アフリカをおこなって世界中に住み始めたことが示唆されます。

あなたの血統に別れる最初の遺伝子マーカーを持った男性は、恐らくアフリカ北東部の大地溝帯、現在のエチオピア、ケニア、タンザニアのあたりに約3.1万年前から7.9万年前の間暮らしていた。約5万年前に住んでいたと考えるのが最も妥当と科学者は言う。
彼の子孫はアフリカの外でのみ生き残ることができ、現在の非アフリカ系全員の先祖となった。
しかし、なぜ人類は慣れ親しんだアフリカの地を離れて、未探検ゾーンへ行こうとしたのだろうか?
気候の変動が出アフリカを促したというシナリオは考えられそうです。

アフリカの氷河期は寒さよりも干ばつが特徴的でした。
約5万年前は、北ヨーロッパの氷床が溶け出し、温暖な気温と湿った気候をアフリカにもたらしました。
荒涼としたサハラも部分的に人が住めるようになりました。
砂漠がサバンナに変わったことで、あなたの先祖となる人類の獲物だった動物が生息範囲を広げ、新しく現れた草原の回廊地帯に沿って動き始めました。
放浪した祖先はよい気候と獲物の動物を追いかけましたが、その正確なルートは現在調査中です。

気候の好ましい変化に加えて、ほぼ同時期に現生人類の知的能力に大躍進がありました。

言語の出現が私たちに他の古代人種に対する大きな利点を与えたと多くの科学者が信じています。

道具と武器の進歩、あらかじめ計画する能力、お互いに協力すること、その前までは利用できなかった資源を活用する能力の増加は、すべてが相まって新しいテリトリーに急速に移住し、新しい資源を利用し、他の古代人種と置き換わることになりました。



YAP:古代の突然変異

概要
(M168と一緒)

現在サハラ以南に生きている人々は、人類の明かなY染色体の系統樹の3つの枝のうちの1つで特徴づけられています。
あなたの父方の血統は3つの枝の下でくだって、YAPと遺伝学者がみなしています。

YAPはアフリカ北東部あたりで発生し、サハラ以南でみられる3本の遺伝子の枝のうち最も一般的なものです。
その突然変異はAlu挿入として知られる、300のDNA塩基対の断片が細胞複製の際にヒトゲノムに挿入されたもので特徴づけられており、まれに見られます。

遠い祖先である約5万年前に住んでいた人類は、この断片をY染色体に取りこみ、子孫に伝えました。
時を経てこの血統は2つの異なるグループに分かれました。ひとつは主にアフリカで見つかり、地中海沿岸地域の人ではM96マーカーで定義されます。
もう一方のグループはアジアで見つかり、M174突然変異として定義されます。

あなたの遺伝的な血統はアフリカに近いところにとどまり、最近のアフリカ内での文化的で移住に関わる出来事に不可欠な役割を果たした人たちによって伝わってきたグループ内に位置します。

M174:沿岸ルートを取る

概要
(M168、YAPと一緒)

あなたの祖先は、約5万年前に起こった始めの主要な出アフリカの波で、「海岸の氏族」(M130)に伴っていたかもしれません。
豊富な海岸の資源を利用して、これらの勇猛な探検者たちはアフリカ沿岸をたどって南アラビア半島、インド、スリランカ、東南アジアにたどり着きました。

あるいは、海岸の氏族の跡をたどって、後から行ったのかも知れません。
あなたの子孫の一部は今もこのルート沿いに住んでおり、特に東南アジアとアンダマン諸島に住んでいますが、インドにはいません。

あなたの先祖の分布は、さらにふたつののちの移住も示唆します。
ひとつは東アジアの海岸に沿って北上し日本に到達するルートです。
もうひとつの、ここ数千年以内に起こった最近の移住は、モンゴルからチベットにこの血統の子孫を連れてきました。

P37.1:日の出ずる邦

概要
出現時期:約3万年前
出現地:東南アジア
気候:氷河期
人類の概数:約10万人
道具と能力:石器。後期旧石器時代

約3万年前に、あなたの東南アジアの先祖のうちのひとりが、P37.1として知られる遺伝子マーカーを最初に発現しました。

今日、このマーカーはhaplogroup D2 (M64.1)と定義され、あなたは徐々に北方への移住を行ったM174の移民の子孫と特定されます。

東南アジアの起源から、D2(M64.1)の血統は着実に北東へ進み、ついに日本に到達しました。
今日、このハプログループは日本人の50%を占めており、最も一般的なグループとなっています。

これが私たちが知る限りでのあなたの遺伝的な道すじです。
しかし、このページをまた訪れて下さい。
さらなるデータが集まり、分析することで始めに地球に誕生した男と女の歴史においてのあなたの位置を学ぶことができるでしょう。
プロジェクトの全体にわたって、このストーリーを更新していきます。

ジェノグラフィック続報2(原文)

2012年02月05日 02時56分06秒 | genographic
原文も載せた。
翻訳結果はこっちで。

Your Y-chromosome results identify you as a member of haplogroup D2 (M64.1).

The genetic markers that define your ancestral history reach back roughly 60,000 years to the first common marker of all non-African men, M168, and follow your lineage to present day, ending with P37.1, the defining marker of haplogroup D2.

If you look at the map highlighting your ancestors' route, you will see that members of haplogroup D2 carry the following Y-chromosome markers:

M168 > YAP > M174 > P37.1

What's a haplogroup, and why do geneticists concentrate on the Y chromosome in their search for markers? For that matter, what's a marker?

Each of us carries DNA that is a combination of genes passed from both our mother and father, giving us traits that range from eye color and height to athleticism and disease susceptibility. One exception is the Y chromosome, which is passed directly from father to son, unchanged, from generation to generation.

Unchanged, that is unless a mutation―a random, naturally occurring, usually harmless change―occurs. The mutation, known as a marker, acts as a beacon; it can be mapped through generations because it will be passed down from the man in whom it occurred to his sons, their sons, and every male in his family for thousands of years.

In some instances, there may be more than one mutational event that defines a particular branch on the tree. This means that either of these markers can be used to determine your particular haplogroup, since every individual who has one of these markers also has the other. Therefore, either marker can be used as a genetic signpost leading us back to the origin of your group, guiding our understanding of what was happening at that early time.

When geneticists identify such a marker, they try to figure out when it first occurred, and in which geographic region of the world. Each marker is essentially the beginning of a new lineage on the family tree of the human race. Tracking the lineages provides a picture of how small tribes of modern humans in Africa tens of thousands of years ago diversified and spread to populate the world.

A haplogroup is defined by a series of markers that are shared by other men who carry the same random mutations. The markers trace the path your ancestors took as they moved out of Africa. It's difficult to know how many men worldwide belong to any particular haplogroup, or even how many haplogroups there are, because scientists simply don't have enough data yet.

One of the goals of the five-year Genographic Project is to build a large enough database of anthropological genetic data to answer some of these questions. To achieve this, project team members are traveling to all corners of the world to collect more than 100,000 DNA samples from indigenous populations. In addition, we encourage you to contribute your anonymous results to the project database, helping our geneticists reveal more of the answers to our ancient past.

Keep checking these pages; as more information is received, more may be learned about your own genetic history.

Your Ancestral Journey: What We Know Now

M168: Your Earliest Ancestor

Fast Facts

Time of Emergence: Roughly 50,000 years ago

Place of Origin: Africa

Climate: Temporary retreat of Ice Age; Africa moves from drought to warmer temperatures and moister conditions

Estimated Number of Homo sapiens: Approximately 10,000

Tools and Skills: Stone tools; earliest evidence of art and advanced conceptual skills

Skeletal and archaeological evidence suggest that anatomically modern humans evolved in Africa around 200,000 years ago, and began moving out of Africa to colonize the rest of the world around 60,000 years ago.

The man who gave rise to the first genetic marker in your lineage probably lived in northeast Africa in the region of the Rift Valley, perhaps in present-day Ethiopia , Kenya, or Tanzania, some 31,000 to 79,000 years ago. Scientists put the most likely date for when he lived at around 50,000 years ago. His descendants became the only lineage to survive outside of Africa, making him the common ancestor of every non-African man living today.

But why would man have first ventured out of the familiar African hunting grounds and into unexplored lands? It is likely that a fluctuation in climate may have provided the impetus for your ancestors' exodus out of Africa.

The African ice age was characterized by drought rather than by cold. It was around 50,000 years ago that the ice sheets of northern Europe began to melt, introducing a period of warmer temperatures and moister climate in Africa. Parts of the inhospitable Sahara briefly became habitable. As the drought-ridden desert changed to a savanna, the animals hunted by your ancestors expanded their range and began moving through the newly emerging green corridor of grasslands. Your nomadic ancestors followed the good weather and the animals they hunted, although the exact route they followed remains to be determined.

In addition to a favorable change in climate, around this same time there was a great leap forward in modern humans' intellectual capacity. Many scientists believe that the emergence of language gave us a huge advantage over other early human species. Improved tools and weapons, the ability to plan ahead and cooperate with one another, and an increased capacity to exploit resources in ways we hadn't been able to earlier, all allowed modern humans to rapidly migrate to new territories, exploit new resources, and replace other hominids.

YAP: An Ancient Mutation

Fast Facts

Time of Emergence: Roughly 50,000 years ago

Place of Origin: Africa

Climate: Temporary retreat of Ice Age; Africa moves from drought to warmer temperatures and moister conditions

Estimated Number of Homo sapiens: Approximately 10,000

Tools and Skills: Stone tools; earliest evidence of art and advanced conceptual skills

Sub-Saharan populations living today are characterized by one of three distinct Y-chromosome branches on the human tree. Your paternal lineage falls under one of these ancient branches and is referred to by geneticists as YAP.

YAP occurred around northeast Africa and is the most common of the three ancient genetic branches found in sub-Saharan Africa. It is characterized by a mutational event known as an Alu insertion, a 300-nucleotide fragment of DNA which, on rare occasion, gets inserted into different parts of the human genome during cell replication.

A man living around 50,000 years ago, your distant ancestor, acquired this fragment on his Y-chromosome and passed it on to his descendants. Over time this lineage split into two distinct groups. One is found primarily in Africa and the Mediterranean is defined by marker M96. The other group is found in Asia and defined by the M174 mutation.

Your genetic lineage lies within the group that remained close to home, and was carried by men who likely played an integral role in recent cultural and migratory events within Africa.

M174: Taking the Coastal Route

Fast Facts

Time of Emergence: Roughly 50,000 years ago

Place of Origin: Africa

Climate: Temporary retreat of Ice Age; Africa moves from drought to warmer temperatures and moister conditions

Estimated Number of Homo sapiens: Approximately 10,000

Tools and Skills: Stone tools; earliest evidence of art and advanced conceptual skills

Your ancestors may have accompanied another group, the Coastal Clan (M130) on the first major wave of migration out of Africa around 50,000 years ago. Taking advantage of the plentiful seaside resources, these intrepid explorers followed the coastline of Africa through the southern Arabian Peninsula, India, Sri Lanka, and Southeast Asia.

Alternatively, they may have made the trek at a later time, following in the footsteps of the Coastal Clan. Pockets of your ancestors still live along this ancient route, particularly in Southeast Asia and the Andaman Islands, but not in India.

Distribution of your ancestors also suggests two later migrations. The first carried your ancestors north along the East Asian coast into Japan. A more recent migration, taking place within the last several thousand years, brought descendants of this lineage into Tibet from Mongolia.

P37.1: Land of the Rising Sun

Fast Facts

Time of Emergence: Roughly 30,000 years ago

Place of Origin: Southeast Asia

Climate: Ice Age

Estimated Number of Homo sapiens: 100,000

Tools and Skills: Stone tools; Upper Paleolithic

About 30,000 years ago one of your Southeast Asian ancestors first displayed the genetic marker known as P37.1. Today that marker defines the haplogroup D2 and identifies you as a descendent of the M174 migrants who undertook a gradual northward migration.

From its Southeast Asian origins the D2 lineage moved steadily to the northeast and eventually reached Japan. Today the haplogroup is most common in that island nation―occurring at frequencies of 50 percent in some Japanese populations.

This is where your genetic trail, as we know it today, ends. However, be sure to revisit these pages. As additional data are collected and analyzed, more will be learned about your place in the history of the men and women who first populated the Earth. We will be updating these stories throughout the life of the project.

ナショジオがDNA検査キットをプレゼント中

2009年10月16日 23時01分36秒 | genographic
ナショナルジオグラフィックチャンネルがジェノグラフィック・プロジェクトのDNA検査キットをプレゼント中。

番組を見て、賞品を当てよう!って言う企画だけど、番組を見なくても応募できるし、応募に必要なクイズの答えも解答可能。

詳しくはホームページを見てもらえばわかるけど、このDNAキットは自分の祖先(のうちの1人)がアフリカ大陸からどのような経緯を経て現在の自分が生まれたかをDNAから解析してくれるもの。

俺の祖先はこんな感じ
日本の人口の半分ぐらいが持つDNAを俺も持っているという。

普通にこのプロジェクトに参加するにはキットが1万円ぐらいするから(今は円高で安くなってるかも)、興味ある人は是非。

ついでに、他の人の結果をリンク。
すしぶろ さん
この方はハプログループM。
チベットの方を通って東南アジアへ。

すみとも さん
この方はハプログループB。
日本人の15%ほどが持つというDNA。
中央アジアからシベリアを通ってアメリカ大陸へ行く組と中国、東南アジアへ行く組に分かれる。
ポリネシアン、アボリジニの祖先。

My Life As A Nomad さん
この方もハプログループB。

Shuji さん
この方もハプログループB?
中国のあたり。

in-vitro さん
この方はハプログループD2。
俺と一緒だ。

kenkichi さん
M168→M89→M9→M175→M122?
ハプログループBかな。

binWord さん
この方はEurasian Adam、らしい。
kenkichiさんと同じハプログループBかな?

遺伝子組換え食品を食べてみた

2008年08月20日 00時39分38秒 | genographic
化学を勉強していると、歯磨き粉とかガムとかの原材料を見るようになる。
「ラウリル硫酸ナトリウムって塩かな」とか「クチナシって植物由来の色素だっけ」とか思う。
で、いろいろな製品の原材料を見ていて気がついたこと。

お菓子とかの原材料に「とうもろこし(遺伝子組換えではない)」という表示がされている。
けど、遺伝子組換えが入っている、と明記してあるものは見たことがなかった。

イオンがトップバリュ製品として販売しているエネルギー補充系のゼリーの原材料を見て、初めて遺伝子組換え食品を発見。




・果糖ぶどう糖液糖(とうもろこし):遺伝子組換え不分別(遺伝子組換えとうもろこしが含まれる可能性があります)

と書いてある。

普段ヴィダインゼリーを買うんだけど、安くても150円するので、100円ぐらいのものを買ってみた結果。
こういう製品のことを個人的にジェネリック食品と呼んでる。

含まれる可能性がありますって、含まれていると同義と思う・・・
食べても短期的には害はないと思うけど、長期的な結果がわからないのでたくさん食べたくはないなあ・・・気がつくまで何度か食べて問題はないけど、今後は買わないな。

遺伝子組換えとうもろこしはバイオ燃料としてがんばってください。

ジェノグラフィックプロジェクトPart2

2008年05月25日 01時35分34秒 | genographic
ジェノグラフィックプロジェクトに参加して早2年弱・・・
久しぶりに結果を見てみた。
2年前の記事はこちらを見て下さい。

結構更新されてる。
データが集まってきたんだろう。
東南アジア当たりのデータは少ないと思われるのでその辺は大ざっぱな感じ。

かいつまんで説明すると、
・5万年ほど前、アフリカ系とそれ以外とが別れた。俺はそれ以外の方。アフリカ大陸北西部に在中。
・その後、ヨーロッパへ渡るグループとアジアへ進出するグループとに別れる。俺は後者の方。
・3万年ほど前から、東南アジアから東アジアに徐々に北上するグループが現れ、日本にたどり着いたのが俺のご先祖のひとり。数千年前には同じご先祖を持つ「親戚」が大陸に渡って最終的にはチベットにたどり着いたらしい。


以下、解説文を翻訳してみた。
エキサイト翻訳はかなり使えるね。

結果の見方
上記があなたのY-染色体の実験室分析からの結果です。
あなたのDNAのShort Tandem Repeats(STR配列)を分析しました。
STR配列とは高い突然変異率を持っているあなたのゲノムの繰り返されている部分です。
これらのマーカーそれぞれのY染色体上の位置は画像の通りです。
それぞれのSTR配列の反復数がマーカーの右に提示されています。
例えば、DYS19は「TAGA」の繰り返しであり、あなたのDNAがその位置で12回その系列を繰り返すなら、「DYS19 12」と表されています。
Y染色体におけるこれらのSTRの長さの組み合わせを研究することで、研究者はあなたをhaplogroup(ハプログループ)に組み入れます。haplogroupはあなたの先祖の複雑な移住の足跡を明らかにします。
Y-SNP: また、あなたのSTR配列の分析が決定的でなかったなら、あなたのY染色体にSingle Nucleotide Polymorphism(SNP、スニップ)の存在がないかどうかテストされます。
これらは、一塩基型における突然変異であり、研究者が遺伝子のhaplogroupを明確にすることができます。

あなたのY染色体結果は、あなたがhaplogroup D2のメンバーであると認識します。
あなたの先祖の歴史を定義する遺伝子マーカーは、すべての非アフリカ系の男性の最初の一般的なマーカーであるM168までへのおよそ6万年をたどることができ、あなたの血筋をP37.1(haplogroup D2の定義しているマーカー)の現在までたどります。

あなたの先祖のルートをハイライトしている地図を見ると、haplogroup D2のメンバーが以下のY染色体マーカーを持っているのがわかります:

M168 > YAP > M174 > P37.1

haplogroupとは何ですか?
なぜ遺伝学者はマーカーの研究でY染色体に注目しますか?
さらに言えば、マーカーとは何者ですか?

私たちは母親と父親の両方からの遺伝子の組み合わせであるDNAを持っています。
DNAは目の色から運動能力、病気のかかりやすさまでに及ぶ特性を私たちに与えます。
1つの例外がY染色体で、Y染色体は代々父親から息子に受け継がれ、代々変わりがありません。

変化がないこと、ランダムで自然に起こる、たいてい無害の突然変異がないこと。
マーカーとして知られている変異は標識として機能します。
それが何千年間も彼の家族の彼の息子、彼らの息子、およびすべての男性の心に浮かんだ男性からそれを伝えるので、時代でそれを写像できます。

いくつかの場合では、木の上で特定の枝を定義する複数の突然変異があるかもしれません。
これらのマーカーのひとつを持っている人はすべてもう片方も持っているので、このことはhaplogroupを特定するのにこれらのマーカーのどれかを使用できることを意味します。
したがって、あなたのグループの起源に私たちを連れていく遺伝子の道標としてどちらのマーカーも使用でき、何がそのときに起こったか、私たち教えてくれます。

遺伝学者がそのようなマーカーを特定するとき、それが最初にいつ起こったか、そして世界のどこで起こったのかを理解しようとします。
各マーカーは基本的には人類の系図に関する新しい家系の始まりです。
家系を追跡すると、何万年前のアフリカの近代人の部族が世界に居住するためにどれくらい小さく多角化して、広まったかに関する絵は提供されます。

haplogroupは同じランダム変異を運ぶ他の男性によって共有される一連のマーカーによって定義されます。 彼らがアフリカから引っ越したので、マーカーはあなたの先祖が取った経路をたどります。 世界中の何人の男性が何か特定のhaplogroupに属すか、またはいくつのhaplogroupsありさえするかを知るのは難しいです、科学者には十分なデータがまだ絶対にないので。

Genographic Projectがこれらの質問のいくつかに答えるために人類学的な遺伝子のデータの十分大きいデータベースを築き上げることになっている5年の目標の1つ。 これを達成するなら、プロジェクト・チームメンバーは、原住民から10万以上のDNAサンプルを集めるために世界のすみずみまで旅行しています。 さらに、私たちは、あなたがプロジェクトデータベースに匿名の結果を寄付するよう奨励します、私たちの遺伝学者が私たちの古代の過去の一層の答えを明らかにするのを助けて。

これらのページをチェックし続けてください。 詳しい情報が受信されているとき、以上はあなた自身の遺伝子の歴史に関して学習されるかもしれません。

あなたの先祖の旅行: 私たちが今知っていること

M168: あなたの最も初期の先祖

速い事実

出現の時間: およそ5万年前

原産地: アフリカ

気候: 氷河期の一時的な後退。 アフリカは干ばつから、より暖かい温度と、より湿気の多い状態まで動きます。

ホモサピエンスの人口概算: およそ1万人

道具と技能: 石器・・・芸術と高度な思考的熟練の最も初期の証拠

骨格と考古学的な証拠によって、解剖学的に現代の人間がおよそ20万年前にアフリカで出現して、およそ6万年前に他の国々に移住するためにアフリカから移動し始めたことが示唆されます。

あなたの家系における最初の遺伝子マーカーをもたらした男性は、約3万1000年から7万9000年前に北東アフリカの、現代のエチオピア、ケニア、またはタンザニアにあたるRift Valley地方におそらく住んでいました。
科学者はおよそ5万年前としています。
彼の子孫はアフリカの外で生き残った唯一の家系になり、現在のすべての非アフリカ系男性の共通の先祖になりました。

しかし、男性はなぜ最初に、なじみ深いアフリカの猟場の外、未探検の土地に思い切って行ったのでしょうか?
気候変動がアフリカからの大移動を促した可能性があります。

アフリカの氷河期は寒いというよりむしろ干ばつという感じでした。
北ヨーロッパの氷床が溶け始めたのはおよそ5万年前で、アフリカにより暖かい気温とより湿気の多い風潮の時代をもたらしました。
人の住めなかったサハラ地方はすぐに住みよくなりました。
干ばつに支配されていていた砂漠がサバンナに変化したとき、あなたの先祖によって狩られていた動物は、草原の新たに現れている緑地地帯を通って彼らの生息範囲を広げて動き始めました。
あなたの遊牧民的な先祖は住みよい気候と彼らが狩っていた動物について行きましたが、正確なルートの決定はまだ課題として残されています。

気候における好ましい変化に加えて、この同じ時頃に、近代人の知的能力には大躍進がありました。
多くの科学者が、言語の出現が他の古代人種より巨大な利点を私たちに与えたと信じています。
道具と武器、前もって計画して互いに協力する能力、および今までにない方法で資源を利用するための能力を発達させたことが、ホモサピエンスが急速に新しい領土にわたり、新しい資源を利用し、他のヒト科のに置き換わる要因となりました。

YAP: 古代の変異

速い事実

出現の時間: およそ5万年前

原産地: アフリカ

気候: 氷河期の一時的な後退。アフリカは干ばつから、より暖かい温度と、より湿気の多い状態まで変化します。

ホモサピエンスの人口概算: およそ1万人

道具と技能:石器・・・芸術と高度な思考的熟練の最も初期の証拠

現在サハラ砂漠以南に住む人々は、ヒトの系統図の3つの異なったY染色体の枝の1つによって特徴付けられます。
あなたの父方の家系「E3a」はこれらの古代の枝の1つの下に下がっていき、遺伝学者によってYAPと呼ばれます。

YAPはアフリカ北東部周辺で出現し、サハラ以南のアフリカで見つかった3つの古代の遺伝子の枝で最も一般的です。
それは「Alu insertion」(まれに起こる、細胞複製時にヒトゲノムの異なった部分に挿入されるDNAの300塩基の断片)として知られている突然変異によって特徴付けられます。

およそ5万年前に生きる男性(あなたの遠い先祖)は、Y染色体上にこの断片を獲得して、子孫にそれを受け継ぎました。
時が過ぎ、この家系は2つの異なったグループに分かれました。
一方のグループは主にアフリカ系と地中海沿岸地域で見られ、マーカー「M96」によって定義され、「haplogroup E」と呼ばれます。
他のグループ(haplogroup D)は、アジアで見られ、「M174」変異によって定義されます。

あなたの遺伝系統は起源地近くに留まって、アフリカの中でおそらく最近の文化的で移住性の出来事における不可欠の役割を果たした男性によって運ばれたグループに属します。


M174: 沿岸ルートを取ります。

速い事実

出現の時間: およそ5万年前

原産地: アフリカ

気候: 氷河期の一時的な後退。 アフリカは干ばつから、より暖かい温度と、より湿気の多い状態まで変化します。

ホモサピエンスの人口概算: およそ1万人

道具と技能: 石器・・・芸術と高度な思考的熟練の最も初期の証拠

あなたの先祖はおよそ5万年前に移動の最初の長波で、アフリカから別のグループ、「Coastal Clan(沿岸部族)」(haplogroup C)と行動をともにしたかもしれません。
豊富な海辺の資源を利用して、これらの勇猛な冒険野郎はアフリカの海岸を後にして南アラビア半島(インド)、スリランカ、および東南アジアへと行きました。

あるいはまた、彼らはCoastal Clanの足跡をたどって、のちに長旅に出たかもしれません。
あなたの先祖の一部は、この古代のルートに沿って特に東南アジアとアンダマン諸島(ミャンマーのちょい下)にまだ住んでいますが、インドには住んでいません。

また、あなたの先祖の分布は2つの後の移住を示します。
ひとつは東アジアの海岸に沿ってあなたの先祖を日本まで運びました。
もうひとつのより最近の移動はここ数千年以内に行われ、この家系の子孫はモンゴルからチベットに到達しました。

P37.1: 日出ずる国

速い事実

出現の時間: およそ3万年前

原産地: 東南アジア

気候: 氷河期

ホモサピエンスの人口概算: 10万人

道具と技能:石器・・後期旧石器時代(石器が急速に高度化、多様化した時代)

およそ3万年前に、あなたの東南アジアの先祖のひとりは最初に「P37.1」として知られている遺伝子マーカーを示しました。
今日、そのマーカーによって、「haplogroup D2」が定義され、あなたが徐々に北上したM174移住者の子孫であると認識します。

東南アジアの起源から、D2家系は、着実に東北に動いて、最終的に日本に到達しました。
今日ではhaplogroup D2は日本列島で最も一般的で、日本の人口の50パーセントの頻度で存在します。

ここまでが今日わかっているあなたの遺伝子の経路です。
しかし、このページにまた来て下さい。
さらなるデータが集められ、分析された結果、最初に地球に居住した男女の歴史のあなたに関する知見が増えているでしょう。
私たちはプロジェクトの間中これらの話をアップデートしています。

ジェノグラフィックプロジェクト

2006年08月06日 12時43分15秒 | genographic
ナショナルジオグラフィックという会社があり、そこがIBMと共同で行っているナショナルジェノグラフィックプロジェクト。
このプロジェクトは、全世界的に遺伝子を解析し、アフリカの「アダムとイブ」に始まる人類の移動の軌跡を解明しようという一大プロジェクト。
詳しくは、この辺を見てください。

5月頃にこのプロジェクトに参加すべく1.5万円ぐらいでキットを買った。
このキットで、ほおの裏側の細胞を採取し、Y染色体を調べてもらうかX染色体を調べてもらうかを決めて送るだけであとは結果が帰ってくる。
結果は、ネット上で匿名のIDとしてもらえる。

その結果を首を長くして待っていたんだけど、やっと出てきた!
今回Y染色体を調べてもらったので、この結果は父方の父方の父方の・・・父の「アダム」ということになり、自分と父方の血縁でつながっている人たちに当てはまる。
例:未来に生存するかもしれないオレの息子、オレの兄弟、父とその兄弟、父の兄弟の息子とその息子、父方の祖父その兄弟・・・という感じで、父方のみでたどれる人たち。

オレ(たち)の父方の先祖は、6万年前にアフリカを出てインド・東南アジアを経て南方より日本にたどり着いた、いわゆる「縄文系」だった。
これは遺伝子の分類でhaplogroup Dといって、日本人の3-4割はこれに当てはまるらしい。
日本人は他にユーラシア大陸から渡来してきた「弥生系」、ベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸にたどり着いた民族ともとを同じくした(アイヌ系?)人たちとでだいたい構成されているらしい。

もっと多くの人たちがこのプロジェクトの趣旨に賛同して参加してくれると、より詳しい道筋がわかるようになる。
(オレと同じY染色体を持つ、つまり父方の系譜でつながっている人はオレと同じ結果が出るだけだからやるならX染色体を調べてね)

ネットでみられる自分の結果が英語で書いてあるのでこれを翻訳しつつ詳しいことを調べてみるつもり。
そのときはここにまた書きます。

補足:地図の経路で、日本にたどり着いたあと大陸に行ってもいるみたいだけど、これは一部日本列島から朝鮮半島を経てユーラシア大陸にも広まっているから、らしい。これがいつなのかは調べてないからわからないけど、おそらく氷河期で大陸と日本列島が陸続きだった1万年前以前と思われる。同様に、東南アジアから日本列島に縄文系がたどり着いたのも同じ頃か。