医師を志して、つまりこのブログを2005年春に始めて11年、ようやくスタート地点に到達しました。
数年働きながらの大学受験勉強と6年間の医学生はほんとーーーーーーーーーーーに長かった。
人生の4分の1くらいを費やしました。
2016年4月から2年間の研修医生活が始まり、その後専門科を定めて後期研修に入ります。
医学部の6年間を大学受験を絡めてざっくりとまとめてみます。
1,2年生は教養科目が多く、入学前の知識が役に立つことが多かった。
3年生からは医学的な知識を詰め込むことが増え、入学前の勉強法、特に自分の場合は日本史とか化学とかの語呂合わせとか暗記中心の勉強法を駆使することが試験をパスすることにつながりました。
医学部の試験、特に学内の試験は例えば3日間でどれだけ詰め込むか、といった短気集中型に重きを置くことが多いのでどれだけ効率的に試験対策をするかが重要です。
そのためには周りの人のやっていることを見たり聞いたりして落ちこぼれないようにする必要がありました。
中には我流でやってうまくいく人もいますが、我流で失敗する人の方が多かったように見受けられます。
自分の興味の赴くままにやっているとみんなの集まる群れと外れて行ってしまう。
それを避ければ(つまり自分の興味を押し殺せば)医師になれるということを実感した6年間でした。
有り体に言ってしまえば、医師養成専門学校です。アカデミックな要素はないなあと言う個人的印象でした。
最後の関門である医師国家試験は5年生の春頃から意識しはじめ、しかし結果的に6年の卒業試験後の11月頃から目の色を変えてガリガリ勉強していました。
最後に。
入学時106名、学士編入5名合計111名中、この4月に医師免許を取得した人数は89名、ジャスト8割。
これは再受験生も同じ割合だと思います。
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