リカルデントをかみながら

社会人受験生のブログおわりました。

ジェノグラフィックプロジェクト

2006年08月06日 12時43分15秒 | genographic
ナショナルジオグラフィックという会社があり、そこがIBMと共同で行っているナショナルジェノグラフィックプロジェクト。
このプロジェクトは、全世界的に遺伝子を解析し、アフリカの「アダムとイブ」に始まる人類の移動の軌跡を解明しようという一大プロジェクト。
詳しくは、この辺を見てください。

5月頃にこのプロジェクトに参加すべく1.5万円ぐらいでキットを買った。
このキットで、ほおの裏側の細胞を採取し、Y染色体を調べてもらうかX染色体を調べてもらうかを決めて送るだけであとは結果が帰ってくる。
結果は、ネット上で匿名のIDとしてもらえる。

その結果を首を長くして待っていたんだけど、やっと出てきた!
今回Y染色体を調べてもらったので、この結果は父方の父方の父方の・・・父の「アダム」ということになり、自分と父方の血縁でつながっている人たちに当てはまる。
例:未来に生存するかもしれないオレの息子、オレの兄弟、父とその兄弟、父の兄弟の息子とその息子、父方の祖父その兄弟・・・という感じで、父方のみでたどれる人たち。

オレ(たち)の父方の先祖は、6万年前にアフリカを出てインド・東南アジアを経て南方より日本にたどり着いた、いわゆる「縄文系」だった。
これは遺伝子の分類でhaplogroup Dといって、日本人の3-4割はこれに当てはまるらしい。
日本人は他にユーラシア大陸から渡来してきた「弥生系」、ベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸にたどり着いた民族ともとを同じくした(アイヌ系?)人たちとでだいたい構成されているらしい。

もっと多くの人たちがこのプロジェクトの趣旨に賛同して参加してくれると、より詳しい道筋がわかるようになる。
(オレと同じY染色体を持つ、つまり父方の系譜でつながっている人はオレと同じ結果が出るだけだからやるならX染色体を調べてね)

ネットでみられる自分の結果が英語で書いてあるのでこれを翻訳しつつ詳しいことを調べてみるつもり。
そのときはここにまた書きます。

補足:地図の経路で、日本にたどり着いたあと大陸に行ってもいるみたいだけど、これは一部日本列島から朝鮮半島を経てユーラシア大陸にも広まっているから、らしい。これがいつなのかは調べてないからわからないけど、おそらく氷河期で大陸と日本列島が陸続きだった1万年前以前と思われる。同様に、東南アジアから日本列島に縄文系がたどり着いたのも同じ頃か。