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東欧旅行その6・Vienna(ウィーン)オーストリア

2005-01-20 01:57:29 | 海外旅行
8:00の電車でウィーンへ向かうことになっていたので5:45起床・・・。ねむい。着いたのがウィーン南駅。実はホテルは西駅に近かったのでトラムに乗ってえんやこらと移動。トラムの乗車口ってとても高いのでトランクを持っての移動は大変です。
星4つなのにこのホテルはポットを貸してくれませんでした。お湯を頼んだらなんとガラスのティーカップ二つにお湯を入れてお盆にのせて渡してくれたのです。客に運ばせるでしょうか普通。しかも割ったらどうするの??エレベーターのボタンも押せやしない。そろそろ東欧の星に対する認識が大いなる間違いであることに気づいてきました。たぶん私なら今までのホテル全部星一つですよ。そのうえシャワーが水しか出ない!結局その問題のせいで2時間くらいホテルから出られませんでした。その日地下鉄で中心地へ出て出来たことはウィーンのオペラ座のチケットを取ったのみ。
ああ、でもうっかりとっても良さ気な日本料理屋さんを発見してしまい、入ってしまいました。だってイギリスより安いんだもの。その上本当に美味しかった。ありがとう「天満屋」さん!気分は少し早めのお正月料理。茶わん蒸しですよ!天ぷらですよ!ううう涙が出ちゃう。
翌日はシェーンブルン宮殿と王宮で一日の大半を費やし、皇妃エリザベートにやたら詳しくなる。顧みられなかった勤勉なる夫の王様に同情(一目惚れしたのにほぼ生涯別居生活ですよ。そして彼は朝の5時から夜中までお仕事をしていたのですよ。「倒れるまで働くこと」とは彼の言。なんて素晴らしい王様だ!)そしてやはりハプスブルグ家は半端じゃない勢力を誇っていたのだとは
コレクションの数からも想像出来ます。バッキンガムなんか目じゃないよー。
そして本場ウィーンにてDEMELのザッハ・トルテを食べる。こことホテル・ザッハが本家争いをしているらしいので両方食べたいなーと。
夕食は豚カツ・・・じゃなくてヴィエナー・シュニッツェルとウィーン版グローシュ。このグローシュがとっても私の口に合いました。美味しい!ミネストローネとビーフシチューを混ぜたような。シュニッツェルは巨大。食べ切れません。そしてやはり豚カツソースが欲しくなるのは日本人だから。お店に来ていた常連さんが私に何度も「豚カツ、豚カツ」と言っていました。
そして日本語が見られるネットカフェへ!やはりウィーンは大都会です。なんでもあります。前の2カ国から来ると余計にそう思います。ネットのニュースでスマトラ沖大地震の詳細を知る。クリスマスになんて大惨事が起こるのでしょう!神様も何もないという感じです。
翌日は疲れていたので一人朝寝をしてからウィーン南駅で焼栗を買って(プラハよりこっちの方が美味!)ヴェルヴェデーレ宮殿へ。ここは現在美術館になっているのですが、私の目的はクリムトとモネ。2時間も堪能してしまいました。3回くらい行ったり来たりしちゃった。クリムトのゴールドの使い方はやはり生で見るとまるで迫力が違いました。モネの色彩がとても綺麗でハンカチか何か買って帰りたかったのにここのメインはすっかりクリムトで、モネのグッズが何もなく残念。他にもエゴンシーレやココシュカ、ゴッホなど逸品揃いです。
その後は市内に戻ってシュテファン寺院の観光。目的はカタコンベだったのですが、ツアーの時間が決まっていたので先に塔に上る。眺めは良いのですが寒くて寒くて長居不可能。しかもここの料金の支払いは塔へ上るエレベーターの中。もし払わなかったらそのまま降りてくるのかな(笑)カタコンベツアーは結構人数居ました。ハプスブルグ王家の方々の棺に女性達の内蔵の入った壺などが所狭しと。安置・・・というより放置に近いのですが・・・。代々の大司教の棺もあるのですが、入ったとき最初に見たのは真新しい棺とお花。ガイドさん曰く「一番新しい棺は9ヶ月前のものです」だって・・・しかもツアーまでしておいて「写真は撮らないで下さい。死者に敬意を」っていうのもどうかしら?そして大きな部屋にはうずたかく骨が積み重ねられて上の方は見えないくらい。どうしてクリスチャンはこういうことをするのでしょうか?死者に敬意をとかのレベルではないと思うのですが。日本人からみたらそれこそ成仏出来なさそう・・・。日本式ではありますが、拝んで来ましたとも。
そしてクリムトついでにクリムト最大の作品を見にセセッシオンへ。ここの壁にはベートーベンの第九から着想を得たクリムトの壮大な壁画があるのです(未完成)。部分的にしか見たことがなかったので、全景を見たら感動します。なかなか部屋を出られなかったもの。実はセセッシオンへ行く途でちょっと迷ってしまったのですが、帰り途はものすごく簡単でした(・・・)。
ホテル・ザッハのザッハ・トルテとアプフェル・シュトゥルーデル(りんごパイ)を一人で注文したもののさすがに全部は食べられないなーと別行動していたTちゃんを携帯で呼び出すとなんとすぐ近くに。お陰で半分ずつ味見が出来ました!うーん、私はホテル・ザッハ本家説に一票!カカオの濃厚さとアルコールの強さが絶妙。そしてりんごパイ(笑)も美味しかった。買って帰れるものなら・・・。
さて、いよいよオペラ座です。バレエかオペラだったので単純にオペラ座だし、と選んだのですが。バレエの方が良かったかも。演目は「GESUALDO」というおそらく古典オペラなのですが、演出が全て現代版になっていて、音楽も現代音楽。男性は背広だし、女性もワンピース?だし、バックでシェフの格好をした人が玉乗りや綱渡りするようなオペラってどう????ボックス席が異常に安かったのって演目のせいだったのかなあ~(そう、ボックス席だったのですよ!)。はあ~がっかり。
徒労感を覚えながらオペラ座を出るとお店は大半が閉まっていて夕食はマクドナルドか?と思っていたらなんと天満屋さんが24時までオープン。なんて勤勉な日本人だ、ブラボー!というわけで二度目の日本食は牛丼とほうれん草のお浸しでした。
4日目、Cちゃんはパリで年末を過ごす為に一足先に去ってしまったので、私たちはのんびりブダペストに向かうことにしてスペイン乗馬学校へ。白馬たちの曲芸を見ようと思っていたのですがなんとソールドアウト!残っているのが130ユーロの席だけだったのでさすがに諦めDVDだけ購入(笑)。Tちゃんとチョコレート屋さんを探して迷い込み、なんだか市内を一周してしまう羽目に。トラムで一部ドナウ川支流まで見ちゃったよ(笑)。そんなこんなでブダペストへ向かう列車に乗るため預けていたトランクをホテルで受け取りウィーン西駅へ。Tちゃんの靴擦れもよくならないのにここで私が今度は負傷。ホームのタイルに(何故波型タイルをホームに!)トランクの車輪が取られてバッタリ。両膝強打に右手の指2本をどうやらやっちゃったようだったのですが、そのとき私の頭には自分の負傷よりも倒れた拍子に転がっていったデジカメの行方の方が気に掛かってしまいました。あああなんかもう満身創痍。これのせいで一枚ズボンがパーに。でも向かいに座ったおじいさんがとってもフレンドリーで私のけがを心配してくれたので良いですもう。
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