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映画「DEATH NOTE デスノート 前編」

2006-06-28 23:51:25 | 映画
2006年6月17日公開
ジャンル:サスペンス
製作年:2006年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:金子修介
原作:大場つぐみ/小畑健
出演:藤原竜也/松山ケンイチ
瀬戸朝香/香椎由宇
細川茂樹/戸田恵梨香
中村獅堂(声)

1,400万部を売り上げる週刊少年ジャンプ連載のコミックを、前・後の二編に分けて映画化。

名前を書かれた人は死ぬというデス・ノートを巡り、天才的な頭脳を持つ二人の青年、ノートの拾い主・夜神月(ライト)=犯罪者のみを対象にした謎の連続殺人を行うキラ、それを追う探偵・L(エル)の緻密で息を呑む頭脳戦の攻防。

原作は少年マンガとは思えない程の台詞・解説の量で、少年誌では異色の連載でした。それを映画は説明は極力廃しながら、映像で説得力をもって見せてくれています。漫画の説明では???となった人も解りやすいのでは?
金子監督らしい、スピード感のある場面展開が、緊張感と推理合戦の迫力を見る側に一緒に味わわせてくれます。残酷なストーリー展開ではありますが、ゲーム感覚だけではない、生身の「死」という感覚も忘れていない演出が(特にFBI捜査官レイのエピソード)、若者だけでなく大人の観賞にも耐えうるかと。
オリジナルの登場人物である、月の恋人・詩織が、原作未読の視聴者の視点で物語を進めさせてくれます。オリジナル設定が成功している珍しい例ではないでしょうか。
そしてかなり漫画原作のキャラに忠実にキャスティングされているのも見所。登場時から大学生の月たちは俳優達の年齢に鑑みると仕方ないですが、特に松山ケンイチ演じるLは出色。仕草といい、表情といい、始終お菓子を食べている様子といい、原作そのままのLが居るようです。藤原竜也の月はさすが彼の演技力で無難ですが(主役としてはもちろんそれで良いワケで。彼のクールな演技は大好きです。)、松山ケンイチって何色にも染まる達者な俳優なんだなあと改めて思いました。そして鹿賀丈史演じる月の父であり、キラ事件の捜査本部長である夜神総一郎がこれでもかというくらい格好良い。警察責任者として事件の謎を追う彼の姿が、奇抜な存在であるLだけなら共感し難いキラ捜査を、視聴者にも「正義感」「責任感」という観点から見させてくれます。後編ではその他の警察メンバーも活躍してくれるでしょうから(特に松田!)、それも楽しみな所です。そしてなんといっても、藤村俊二演じるワタリ!まさに執事(秘書)スキーな方には注目ポイント。あの髭、あの帽子、あのスーツ、そしてあの控えめな態度。素晴らしい配役です、はい。そしてCGの死神・リュークの声は「あらしの夜に」で無骨で心温まる狼を演じた中村獅堂。彼の声、ホント味のある良い声です。CGリュークと月のやりとり、しっくりくる場面に、日本のCG技術も向上してきたなあと実感。
公式サイトもまるでゲームのサウンドのベルのような面白い造りになっていて、細かい所まで造り込んでいる感がたまりません。
大ヒットを記録し、海外配給も決まっているこの作品、秋の後編も期待したい所です。

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2 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2006-07-04 18:17:22
こんにちは♪

原作ファンにもそうでない人にもなかなか評判がいいですよね。

本日発売のコミックス最終巻を読みました。

読み応えのあるラストでした~。

後編でのライトとエルの対決が楽しみです!
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>ミチさま (管理人)
2006-07-05 11:39:19
コメントありがとうございますv

最終巻まだ読んでないのですが、楽しみにしときます(^-^)

映画後編、楽しみですね☆
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