先週鹿児島に行ってた時、休憩で立ち寄った道の駅に、
立派な公園や宿泊施設があったので、ちょっと散策しました。
すると、こんな立て札がいくつも立ってるのを見つけました。
「石油貯蔵施設」というのは、志布志湾の石油備蓄基地の
ことです。1969年に閣議決定された「新全国総合開発計画」の
目玉プロジェクトとして、苫小牧東部、むつ小川原などとともに
巨大コンビナートの建設が計画されていましたが、「列島改造」
による狂乱物価やオイルショックの影響で頓挫しました。が、
81年に計画が備蓄基地に変更され、建設が強行されました。
地元の猛反対に加え、自治体も「国が工場を建てて経営して
くれるわけではないから」と慎重な姿勢を崩さなかったことから、
経済情勢の変化への対応は他所に比べればスムーズでした
(少なくとも莫大な負債を抱えて、六ヶ所村の原子力施設建設に
走らざるを得なくなった青森県よりはマシでしょう)が、環境庁も
異を唱えていた開発そのものは、結局推し進められたわけです。
で、立て札に「設立地対策等交付金施設」とある通り、受け入れた
(押し付けられた?)地元に対して国が毎年、お金を払っているわけ
です。高度成長の夢を追い続けた国策のツケは、今も払い続け
られています。
一方で地方での公共事業を批判しながら、迷惑施設は地方に押し
付ける矛盾した構造が改まらない限り、無駄な金は流れ続けます。
立派な公園や宿泊施設があったので、ちょっと散策しました。
すると、こんな立て札がいくつも立ってるのを見つけました。
「石油貯蔵施設」というのは、志布志湾の石油備蓄基地の
ことです。1969年に閣議決定された「新全国総合開発計画」の
目玉プロジェクトとして、苫小牧東部、むつ小川原などとともに
巨大コンビナートの建設が計画されていましたが、「列島改造」
による狂乱物価やオイルショックの影響で頓挫しました。が、
81年に計画が備蓄基地に変更され、建設が強行されました。
地元の猛反対に加え、自治体も「国が工場を建てて経営して
くれるわけではないから」と慎重な姿勢を崩さなかったことから、
経済情勢の変化への対応は他所に比べればスムーズでした
(少なくとも莫大な負債を抱えて、六ヶ所村の原子力施設建設に
走らざるを得なくなった青森県よりはマシでしょう)が、環境庁も
異を唱えていた開発そのものは、結局推し進められたわけです。
で、立て札に「設立地対策等交付金施設」とある通り、受け入れた
(押し付けられた?)地元に対して国が毎年、お金を払っているわけ
です。高度成長の夢を追い続けた国策のツケは、今も払い続け
られています。
一方で地方での公共事業を批判しながら、迷惑施設は地方に押し
付ける矛盾した構造が改まらない限り、無駄な金は流れ続けます。
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