Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

広島・昭和20年8月6日

2005年08月29日 23時53分04秒 | 映画・ドラマ
「空前の感動超大作」という謳い文句は、ちと大袈裟でした。
間延びした展開で、いささか興ざめしました。
もう少しはしょって、2時間に収めた方が良かったかな。
原寸大に復元された産業奨励館(原爆ドーム)をはじめ、
セットは大変良く出来ていました。
でも、加藤あいはミスマッチでした。

クライマックスでB29が広島に侵入するシーンの合成映像が、
現在の広島市だったのには、がっかりしました。
テレビドラマにリアリティを求めるのは酷かも知れませんが、
他は頑張っていただけに、最後でつまづいたのは残念です。

最初に話を聞こうとしなかった生徒たち(修学旅行生?)が
最後には涙を流しながら聞き入っていたのは、予定調和で
嫌でした。(ドラマだから仕方ないけど)
忘れてはいけない、伝えるべきことだけど、そう簡単には
伝わらない。それが60年という時の流れでしょう。
今回のプロジェクトが何を意図していたのかわかりませんが
今訴えるべきこと、訴え方をもっと考える必要があったと
思います。