Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

オーラの泉

2006年06月07日 23時54分56秒 | 日記、雑感
私はこの手の番組は嫌いですが、伴侶が毎週ビデオに録ってて、たまたま
先週のゲストが元Winkの相田翔子だったので、一緒に見ることにしました。
久々に見た翔子ちゃん、全然変わってませんでした。私の兄と同い年の筈
ですが(早生まれだけど)・・・。というか、最近よくテレビに出る「元アイドル」
って、みんな変わってない気もします。
私もよく、昔の友人から「全然変わってないね」と言われて、「苦労してない
から」と答えてますが、あの人たちは随分苦労している筈なのに、何で?

話を戻しますが、この番組はかなりの人気のようですね。江原啓之の著書
も売れてるそうで。でも私は、この番組を支えてるのは、美輪明宏だと思い
ますが。あと、国分太一目当ての視聴者も少なくないかと。
ただ、レギュラー陣のバランスがよく、押し付けがましい内容でないのは、
好印象でした。ちゃんと眉につばを付けて見れば・・・あ、でもそれじゃ、何
も残らないかも。(笑)
映画の誕生と同時にトリック撮影が生まれたように、映像というものは嘘を
含んでいる可能性を、私たちは忘れてはならないと思います。生の人間と
の人格的な交わりには信頼が不可欠ですが、画面の向こうの人物までも
100%信じることは別問題です。そもそもオンエアできてるという時点で、
製作意図や公共放送のルールに合致したものが「つくられている」わけ
ですから。
個人的には、美輪明宏はまあまあ好きです。被爆体験とか、三島由紀夫
との因縁といった逸話にも、心惹かれます。不思議な魅力の持ち主である
ことは確かです。
一方の江原啓之は、何か胡散臭さが拭えません。テレビだから仕方のない
面もありますが、あんなおしゃべりは本当のカウンセラーではありません。
気の利いたことも言ってますが、従来の「霊媒師」と大差ありません。それ
がなぜ、こんなにもてはやされるのでしょう。日本人は忘れっぽいお人よし
なのか、それとも「癒されたい症候群」が深刻化しているのか・・・。

「素顔」の翔子ちゃんって、私のセルフイメージと重なる部分が結構あって、
ちょっぴり嬉しかったです。あくまで自分がそう思うだけで、客観的に見て
どうかは分かりませんが。
それで、「私の前世も(翔子ちゃんと同じ)フランスの高貴な家の娘だったの
かな」と伴侶に言ったら、「相田翔子はフランス人形って感じだけど、あなた
は全然フランスっぽくない」と返されてしまいました。ふん、どうせ。