ギャラ

　たとえ僅かでも公演のギャラは嬉しいものです。毎回、公演会計は黒字。１円でもプラスなら黒字です。赤字を重ねれば、少額でも劇団にはダメージです。無いに越したことはありません。しかし黒字であるなら、舞台に関わる者にしてみれば、それが少しでも自分に返ってくれば励みになります。うちは少額のストックよりも（少額でも）分配を選択しております。たとえ打ち上げ代程度であれ、自分の仕事に対する対価があるというのは報われます。「苦しい時ほど意地を張れ」…さだまさしではありませんが、内実はカツカツでも、舞台人としてのこれが矜持かと存じます。
　
　　　　　　　　　いいもんだよねギャラって