神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

ぶっちゃけ話

2016-11-30 14:17:32 | 演劇

  先だっての「わらわら草紙」2日目の昼公演。「らくごもの」でのことです。

 いつもはつっかえないセリフで引っかかり、止まってしまいました。慌ててしまい、一緒に出ていた白峰さんと岩井君を両脇に同じ所を二巡りほどして、何とか繋ぎました。ある言葉が飛んじゃって出てこない。しかも予想していなかっただけにびっくり。

 では何故登場人物である「ホームレス太郎」はびっくりしなかったのか?明らかに慌てているように見えていたでしょう。あの場合、きちんと演じていれば登場人物として驚いていたはず。なのに慌ててしまった。不覚!何が言いたいのか自分でもわからなくなった「ホームレス太郎」がそこにいれば成立したのに。俳優島上 亨が慌ててしまっただけなのである。未熟未熟未熟未熟未熟未熟!(ジョジョの敵役の感じで)

 自らの生と共にある「演劇」とはかくたるものではなかったのか。顔を洗うように、飯を食うように、日常の身支度をするように演じるとはそういうことではなかったのか?目の前の出来事に驚かない日常があるだろうか。そんな予定調和の人生なんてあり得ないでしょ。たとえ「ホームレス太郎」であっても然り。ならば、「ホームレス太郎」も登場人物としてその場で驚くべきだったのだ。・・・未だにこれができない。未熟以外の何ものでもないのです(><)

 しなやかでいるのは簡単じゃあないですな。セリフを間違えることが問題なのではない(勿論間違えないのが前提ですが)、役を生きていないことが問題なのだ。少なくともこの一瞬、私は、問題でしたね。・・・反省

                                                 

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ヤクザ

2016-11-25 17:42:03 | 演劇

 うまいもんを食って、ええ服着て、ええ女抱く。ヤクザにはこれが大事。しかし生き方そのものがやくざな奴ってなぁ、せいぜいうまいもん食って、のんびりやって、舞台に立つ・・・くらいかな。今さら自分が真面目、真っ当だと言う気はさらさらありません。

 でも、私の矜持とは何でしょう?舞台人としての矜持なのでしょうか?それがないなら只のやくざですね。それを守るための一線とはどこなんでしょう。板に立つ者の矜持。生き方が問われますね。最近、それが甘くなってきたかなと感じます。若い者が離れていったのは、やはりこういうことと無縁ではないのかも知れません。私たちが魅力的ではなかったということでしょう。殊勝に聞こえるかも知れませんが、私の「不徳の致すところ」です。まあ、必死さを見せないのも役者の美意識ではあるのですが・・・。まずは反省。またひとりになって考えてみます。

 それにしても寂しいものですね。 働けど働けど我が暮らし・・・。う~ん、誰に言うでもなく口をつくなぁ。

 今宵、ちょっと悄げるの巻 (++)

                                                    

                                                                              

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「わらわら草紙」終演

2016-11-21 18:26:31 | 演劇

 WFのりうち公演 「わらわら草紙」終了いたしました。

 ご来場頂きました皆々様、ご協力頂きました皆々様、誠にありがとうございました。無事終演を迎えることができました。厚く御礼申し上げます。

 初めての企画で大いに反省する点、驚き発見する点、多々ありました。めっちゃ大変でしたが、その分めっちゃ勉強になりました。

公演中怖い思いをした者もおりましたし、公演直前に足の中指を骨折した出演者もおりましたし、いろいろありましたが何とか終われました。何はともあれありがとうございました。

感謝感謝でございます

今夜は、昨夜アトリエに放り込んだ荷物の片づけをして、鍋でもつつこうかと言うとります。 精算もしなくちゃネ                                                                                                                       

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我が身に刻むもの

2016-11-17 12:46:43 | 演劇

 長い間、自劇団でやっていると、オリジナルの文体が身体に(脳に?)刻まれていて、他の文体にすぐに対応することが難しかったり難しくなかったり。・・・不器用なだけかな。微妙に勝手が違うようです。しかし、新たな出合いは我が身に刻むものを増やしてくれます。今回は果たして何を刻みつけてくれるのか。恐怖と不安を両脇に従え、いざ、いざ臨まん!

 

さあ、カウントダウンだ!今週末だ!

神原組プロデュース公演 / WFのりうち企画 その93 「わらわら草紙」 

 11月19日(土)19:00   20日(日)13:00 / 17:00  

 前売り¥2000(当日¥2300) 高校生以下¥1500 (出演者やスタッフの名前を告げて頂ければ前売扱い致します)

心斎橋ウィングフィールド6F (地下鉄堺筋線「長堀橋」下車徒歩約3分・御堂筋線「心斎橋」下車徒歩約8分)

 4人の作家が一つの企画で競作!

  「ラストダンス」(作 南 陽子 / 演出 島上 亨)

  「楼上の老嬢」 (作 ピーター・ヴォドキン/翻訳・演出 押鐘絹一郎)

 「おらおら草紙」(作・演出 神原くみ子) 

  「らくごもの」   (作・演出 務川智正)                  

 ☆ご安心ください、全作品足しても上演時間は普通の芝居1本分(ですから途中休憩もありません) ( ^∀^)ノ

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間合い

2016-11-13 00:36:20 | 演劇

とうとう公演まで、あと6日となりました。「わらわら草紙」は次回土日です。

己の間合いは敵の間合いと紙一重。なかなか距離を詰めることができません。自分の演りやすいところは演り難いところと紙一重。…わかるかなぁ、わかんねえだろうなぁ。

今回、私、全く余裕がございません。久々に恐怖を感じております。そんな島上を観たい方、おいでください。観たいですかな?あんたも好きね。タンタカタンタン♪タンタンタン~(^^♪

乱世こそ我が家。望むところだわさ  な~んてな

 

神原組プロデュース公演 / WFのりうち企画 その93 「わらわら草紙」 

 11月19日(土)19:00   20日(日)13:00 / 17:00  

 前売り¥2000(当日¥2300) 高校生以下¥1500 心斎橋ウィングフィールド6F

(地下鉄堺筋線「長堀橋」下車徒歩約3分・御堂筋線「心斎橋」下車徒歩約8分)

 4人の作家が一つの企画で競作!

  「ラストダンス」(作 南 陽子 / 演出 島上 亨)

  「楼上の老嬢」 (作 ピーター・ヴォドキン/翻訳・演出 押鐘絹一郎)

 「おらおら草紙」(作・演出 神原くみ子) 

  「らくごもの」   (作・演出 務川智正)                  

 ☆ご安心ください、全作品足しても上演時間は普通の芝居1本分(ですから途中休憩もありません)( ^∀^)ノ

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