神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

狼のいる森

2017-01-31 15:49:45 | 演劇

  昨夜、15年前の公演DVDをチラ見した。私の口上の下手なこと。ず~と台詞を歌うなと言われ続けてきたせいもあり、当時は抑揚がうまくつけられずにいました。座長も今より20㎏ぐらい太ってましたね。私は今より4~5㎏痩せてました。さすがに15年たつと皆さんチョッチ老けますね。この「狼のいる森」は元々このタイトルの曲(淀川さんぽ作曲)があり、これをテーマ曲として展開します。今回の公演(座・九条 3月18・19日)も「屋根の上の猫」というさんぽさんのオリジナル曲をテーマ曲として繰り広げられます。

 いやぁ、15年前に出ていた面子とまだ演れるなんてうれしいもんですな。 皆さんお待ちしていますよ

 

 

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まだ知らない

2017-01-23 20:34:32 | 演劇

 うちの芝居は面白いです。

 いつも作品の底に流れるものがあって、それが大きく変わらないのでザクッと観る方は「似たような話」だと受け取られるようです。二つとして同じものはないのですが、共通するものはあります。それが作家のこだわりであり、愛なのだと思います。

 初めて浮狼舎の芝居を観た時、「こんなに『生』を肯定している作品は見たことない」と驚きました(あんなに人が死ぬのにね)。だから当時すぐ合流しました。初参加は「狼のいる森」。私は主催者・作家である神原くみ子の作風に似たものを他に知りません。あるとすれば師匠の劇作家・演出家の金杉忠男の作品ぐらいだと思います。根っこは同じだと思いますから。

 私たちは「人がそこにいる」芝居をします。少なくともそれを目指します。だから面白いのです。そこを気に入ったお客様は通い詰めてくださいます。でも知らない方もまた大勢おいでです。もちろん人には好みというものがあるので、お口に合わないのであれば離れていかれると思います。それはそれでよろしいかと。しかし、まず観ていただかなければ話になりません。観てください。あなたの、知っているはずなのに知らない世界がきっと拓けるはずです。

     「寂しかったらふらりとおいで、決してただでは帰さない」  劇団 浮狼舎

                                                      

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1・17

2017-01-17 17:17:22 | 演劇

 あの地震の後、劇団 浮狼舎は炊き出しに参加したそうな(当時はまだ入団してないんで)。私は神戸からかなり離れた所にいたので、ボランティアで1日参加した程度だった。物理的に稽古場に来られない者も多かったと聞く。今日、あの日を思わない関西人はいないのではないだろうか、特に西に住まいしていた者は。

 3・11の時は公演の仕込みの日だった。皆で、自分たちは芝居してていいのかと自問した。結論は「芝居屋は芝居するべき」。飯屋は飯を作る、物書き屋はきっちり書いて伝える、芝居屋は芝居する。1995年当時、県立ピッコロ劇団が被災地をまわり、被災した皆さんに芝居を見せた。あれが芝居屋のあるべき姿だ!と唸ったことを覚えている。頭が下がる。それぞれにやれることがある。我々は芝居だ。

 この思いを伝えねばと思う。客を楽しませることは神を楽しませること。だから舞も芝居も奉納する。どんなときも忘れてはいけない、自分が何者なのかを。

 

                                                                     

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我が青春のアルカディア

2017-01-12 08:55:49 | 演劇

 漫画家松本零士氏の「キャプテンハーロック」の戦艦名が「アルカディア号」。作中でハーロックを狙う若者が艦の中を見て驚く場面がある。規律や緊張感のない自宅のような艦内。好き勝手に振る舞っている皆の姿を見て失望するといったシーンがある。しかし、ひとたび戦闘が近づくと一瞬にして戦艦らしくなるアルカディア号。即、臨戦態勢。その変貌ぶりに驚きを隠せない青年。「戦艦といえ、ここは我が家でもあり、日常でもある。四六時中気を張っているわけにもいくまい。」とハーロック。

 いつでも戦える日常、理想ですね。理想を持たない私の唯一の理想かも知れません。日常の中の戦い、戦いの中の日常。二つは分かつものではなく、同時に存在するもの。

真の安らぎは・・・? 未だ我はその答えを持たぬ。

                                                                             

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目指すはイスカンダル!

2017-01-06 12:09:14 | 演劇

  宇宙戦艦ヤマトの気分。まずは減量(>▽<)!悪玉コレステロールと内臓脂肪の巣窟と化した我が肉体を改良する。海中深く沈んだ旧戦艦を蘇らせて、空を飛ばせるなんて。私がスリムになって活躍するようなもんです。だから宇宙戦艦ヤマト。行く手を遮るローストビーフ丼、焼き肉食い放題、こってりラーメンなど、数々の困難が予想される旅ですが、イスカンダルを目指し来週より(今週から違うんかい!)ヤマト発進します。

 昨夜は、3月の劇団 浮狼舎番外公演「屋根の上の猫」の顔合わせでした。菊地氏も参戦してくれるとのこと(やったぜ)。集会所で公演会議の後、新大阪駅前の居酒屋で宴会。春の公演はもとより、夏の旗揚げ劇団の名称で盛り上がる。あーでもないこうでもないと無責任に言い合っているうちに夜は更けていきました。何となく決まったんですが、それはまたいづれ。

 どうやら今年も4本打てそうな感じです。ええ大人が命削って演ってる姿見たろか思たら、いっぺん観に来たってください。これからも生きて行ける勇気と自信が持てるやも知れませんぜ!

 「金ない暇ない人手ない」ないないずくしの直中で、今年もやります最後まで。むき出しの我らを見てやっておくんなさいな。目指せイスカンダル!

 

                                       

 

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