日々是功夫

　どうして日常はこう退屈なのだろう？稽古場はあんなに楽しいのに。舞台に立たなきゃやってけないというのが本音です。最近のように季節の変わり目の、稽古のない日は特にけだるい。だりぃ～（＞へ＜）

　ところが、どんなに日常でダレようが、常に我々は演技の準備をしてしまっている。これも事実。哀しい性やね。
　街のショウウィンドウに自分が映れば意識して見る。姿勢、表情、立ち姿。灯りが射していれば入る。歩き方、体重移動、重心の確認。足の裏の感覚を大事にし、息においては身体と意識は切り離せない。俳優ならばこの意味はわかると思います。どんなにボーとしていても、意識、無意識を問わず、やっている。些細なことだけれどやってしまう。毎日、ひと時も欠かさず。武士が警戒を解かず日々過ごすことに少しだけ似ている気がする。もう一人の自分がいつも自分を見つめている。それが当たり前の日常。それが俳優の日常。

でもそれはそれ。やはりそんな自分を開放して暴れられる稽古場がいい(^^)
舞台ならなお良い！やっぱ生き返りまっせ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

スーパームーン！

　いつもより多めに輝いております～♪誰が呼んだかスーパームーン♪

　今宵は十六夜の月でございます。満月でございます。明るいですね。昔、北播の山間に住んでいたことがありまして、その時はそりゃあもう月や星がなければ夜は出歩けませんでした。田んぼ道を無灯火の自転車で走るのは自殺行為でしたからね。夜帰宅して、ふと鍵穴が見えたりすると不思議な感じでした。あ、月（or星）が出てるんだなとすぐわかりました。

　月光浴したいですね。でもそのまま外で寝たら風邪ひきますよ。
　月を愛でるは好き事哉。

　月見も風邪をひかぬようほどほどに🌝

「妖怪通りのうりこ姫」

　稽古、始まっちゃいました。次回、ウイングフィールドのりうち企画その９０「妖怪通りのうりこ姫」（１１月７日㈯・８日㈰in心斎橋ウイングフィールド）。
　内容は作家以外は誰もまだ知りませんが（書下ろしの最中なので）、ハレンチキャラメルとはガラッと趣の違った神原ワールドです。ご期待ください。今回、私は個人的に今まで一度もやったことのない役なのでワクワクしております。お楽しみに
　
　１年間で公演４回。基本１公演も赤字は出さない。大変ですが、大したものです。座長のやり繰り上手と情熱的な演劇人たちの協力のおかげです。今年も春の座・九条（「橋の下０番地」）、夏の應典院（ハレキャラ「勾玉はまがったまんま！」）、今月の福井自由舞台アトリエ（「鈴涼と森涼」）と走ってきました。そして、秋は「妖怪通りのうりこ姫」！よろしくお願いします

SW…だと

　浪花グランドロマンの皆さんはテント公演も大詰め（～２１日迄）ですが、世間はSW（シルバーウイーク）とのことです。かくいう私もその恩恵は受けております。しかし、敬老の日が２１日って気持ち悪いですね。私にとっては１５日です。もし何かの都合で自分の記念日を動かされたらいい気はしないでしょうに。何のために祝日を設けたのか、これでは意味が無いように思います。実利的には休めて嬉しいのですが、心情的には解せません。
　などと言っている間に次の公演です。連休明けには稽古が始まります。新作書下ろし「妖怪通りのうりこ姫」心斎橋ウィングフィールドにて１１月７日（土）・８日（日）でございます。
　「うちは基本、再演はしませんよって、お見逃しのなきよう、よろしうお頼申します。」
　
　岸和田のだんじり祭りも終わり、本格的な秋となります。皆様、身体に気を付けてがんばりましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今度は何になる？

　９月に入ってやっと武士が抜けました。７月、ハレンチキャラメルでお侍を演（や）って、身体からクセがなかなか抜けませんでしたが、いつしか抜けておりました。先日の「鈴涼と森涼」で大学教授の役が決まってからは忘れていたのですが、身の構えがなかなか解けなくて。２～３ヶ月お侍でしたから・・・。今度は何でしょう？
　何にでもなれるって面白いですよね。今まで神様からホームレスまでいろいろ演ってきました。願望もいくらかあるのですが、思いがけない役っていうのもいいもんですね。ワクワクします。