神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

不覚!

2016-03-31 20:15:07 | 日記

 前出の記事を書いたあくる日、風邪気味で調子が悪いので病院に行ったところ、B型インフルエンザと診断されました(><)あちゃ~ お陰でお通夜も告別式も出席できず、寝たきりでした。おまけに2日目から腰痛も出て、仕事はもとより、稽古も友人との約束もすべてOUT!情けない一週間となりました。後日改めて御霊前にお参りしようと思います。

 身体のメンテナンスを最近怠っていたのも原因みたいです。反省もんですな。俳優ってアスリートに限りなく似てます。でも同じじゃない。うまくは言えませんが…。

 某、半世紀以上生きて30年以上芝居していて時間的な長さは全く関係ないということが、最近わかってきました。長く生きてて役に立つのは経験だけ。実際に大事なのは何を大切にして、それをどう維持し続けるかということなのです。それは若い人にもできますし、ベテランも変わりません。歳を取って経験だけに頼っていると同じ芝居になります。芝居は経験だけでは成立しません。常に発見と工夫を必要とします。問題は何を「大切」にするかですね。感覚的に体得したことゆえ言葉にしづらくこれ以上上手くは言えませんが、そこに早く気づけるかどうかが結構大事。 

 …またつまらぬことを長々と、申し訳ない。まだ外出禁止の身、休みます(++)

 

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ピッコロ

2016-03-28 22:08:50 | 日記

 私事で申し訳ありません。私、ピッコロ演劇学校生の5期生でした。30年ほど前の話です。私は「バイオレンス5期」と呼んでいます(何故かは直接私に聞いてください)。本科の卒業、研究科中退です(何故中退かは直接私に聞いてください)。

 昨日、当時(その後も)大変お世話になった照明の大先輩が逝去されました。残念です。劇団で、よく座長と先に逝かれた方の話になると、「悔しいなぁ」という言葉が出ます。「残念」なのはもとより、「悔しい」のです。その人の無念が自分の無念のように思えます。

 当時、こんなことがありました。大ホールで大勢稽古をしているとき、照明のブースから声が飛びました。「誰だ!今、袖幕蹴ったのは!」大勢いる中で、一人無意識に袖幕を(軽くですが)蹴っている者がいたのです。「謝れ!俺たちはそれに食べさせてもらってんだ、粗末に扱うな。幕に謝れ!」その者は素直に幕に土下座しました。舞台上にいた者は誰もが尤もだと納得していました。舞台にあるものを大事にする。舞台人として大切なことです。その「謝れ!」と言った方が昨日息を引き取られた先輩です。

 いろんなことを教えてもらいました。誰もが劇の世界の先輩として、兄貴として慕っておりました。人一倍情熱的で頼りになる朗らかな方でした。果たして、私はそんな風にはなれませんでした。嫌われこそすれ、誰からも慕われることなく今日まで来ました。しかし、今からでも、少しでも近づけたらと思っております。

 作家は作品を残しますが、ほとんどの演劇人は人の記憶の中にしか残りません。私を演劇人として記憶してくれている人はどれだけいるのでしょうか?先輩の百分の一にも満たないかもしれません。少しでもお客様や仲間の記憶に残れる自分でありたいと切に思っております。

                                 

 

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まっ白な灰

2016-03-24 10:04:06 | 日記

  次回、ヒロイン募集中です!他劇団に所属の方でもOKです。 劇団ハレンチキャラメル第10回公演「あばよ!」(in應典院)のヒロインです。出演者は総勢15~20人程度。公演の度に結成する座組み劇団なので、他劇団やフリーの方にもチャンスがあります(全員オーディションあり)。いかがでしょうか!?

 実は昨年、我が母体劇団の「浮狼舎」の両翼を担っていた女優さんたちが、諸般の事情で退団されまして、今はそのポジションが空いております。もちろん劇団員も募集しておりますが、まずは次回公演(「あばよ!」)ですね。次回は解散予定の劇団ハレンチキャラメルですから、あまり深く考えず勢いで来てください。一緒に演りましょう(劇団の関係構成は1月2日のブログ「新年会」を見るとわかります)。

 私らロートルを早く脇にまわさせてくださいな。力がついて、もう少しで芯をとれるところまで来ておきながら、辞めてしまう人が多いですね。おしい人も沢山いました、残念です。私たち古株は美味しいことは言いませんから、若い人などは先が見通せず気持ちが離れるということもあるんでしょうねぇ。

 え?私(島上)?そうですねぇ、ここに来てかれこれ14年くらいですかね。初めの2~3年は入団もせず神原組としてね。自由がいいもんで。次第にこの劇団が窮屈でないことがわかり、さらに劇作家の作品世界が全く揺るがない点が気に入って、うっかり入団しちゃったんですわ。若い人はあまりわからないかもしれませんが、作品の世界(宇宙)をしっかり持っている作家なんてこの関西に数えるくらいしかいないんですよ。その他はまだ(無限の可能性を持つ)暗中模索の方々

 幸せですよそんな作家と芝居できるのは。私はラッキーでした。あとはいつまで演やれるのか。もう無駄なエネルギーを使っている暇はありません。短くても高温高熱で燃えられるように集中するだけです。矢吹 丈のように、残るのは「まっ白い灰」だけになれるよう、命と競争です  

 

 ※現在出演者募集中。参加希望・興味ある方、ご連絡ください。稽古場でお会い致しましょう

 連絡先☞このブログのコメント欄か、こちらまで090-4279-2048

                                                                                  

 

 

 

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公演終了

2016-03-21 12:40:54 | 日記

 劇団 浮狼舎番外公演「一ツ目の森」無事終了しました。

 ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございましたまた、応援し、支えていただきました皆様、ありがとうございましたこのブログを見て楽しんでくださっているあなた、ありがとうございました

  感謝感謝の終演でございます。お客様の動員数は徐々に下がってはおりますが、劇団員一同、現時点での最大出力でがんばっております。次回もどうぞご期待ください。

 打たれても打たれても前に進むレイジングブル(又はたこ八郎)でありたいと願っております。

 さて、今週も公演会計を締めたら早速次回の打ち合わせなのさ

次回、劇団 ハレンチキャラメル第10回最終公演「あばよ!」(7月2日・3日) 乞うご期待!

 ※現在出演者募集中。参加希望・興味ある方、ご連絡ください。稽古場でお会い致しましょう

 連絡先☞このブログのコメント欄か、こちらまで090-4279-2048

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初日

2016-03-20 00:34:54 | 日記

 本日、「一ツ目の森」初日が開きました。初日といっても明日は早くも千秋楽。小劇場は公演期間が短いのです。

 この作品が今の浮狼舎の身の丈いっぱいです。しかし、決して後退しません。停滞は後退。そう信じて進んできました。臆病になってやめるくらいなら、前のめりになって倒れよう。劇団としての姿勢です。

 他の劇団のように、作品をよく練っていいものをお客様に届けようという姿勢は同じです。でも、今回は無理そうだからと背中を向けるのは不本意です。どんなに苦しくとも、状況が圧倒的に不利であれ、言い訳はしない。意地でもやる。諦めたとき後退が始まる。決して退かない。それが今、我々が示せるたった一つの矜持なのです。そんな芝居を観てやってくださいませんか?

 明日、20日㈰は13:00/16:00の二回です。予約状況は余裕のよっちゃんです お待ち申し上げております。

 

    『一ツ目の森』
    3月20日(日)午後1時からと4時からの2回公演
     劇場: 座・九条  大阪市西区九条1丁目28-20
    阪神なんば線「九条」駅 ②番出口から徒歩すぐ / 地下鉄中央線「九条」駅 ②番出口から徒歩約5分
    前売り 1500円/当 日 1800円(俳優の名前を言っていただけましたら前売り扱いにさせていただきます)

   ※お詫び:チラシにありますブログアドレスのスペルが間違っておりました。アドレスの中の 「brog」は「blog」   の間違いでした 改めてお詫び申し上げます。

 

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