
梅雨がすぐそこまでやって来た5月末。今年も梅雨が明けたらすかんぽ長屋か…。
風邪を拗らせ(喉は枯れ咳が出る)、人生を拗らせ夏を迎えるのです。
最近読んだ少年サンデーの中にこういうのがありました。「心のスイッチは足にある。一歩前に出ろ。」と。ご存じ藤田和日郎の新作「シルバーマウンテン 銀嶺」の一場面。心のスイッチは足にあるのか!と単純に感心してしまいました。

フィクションは現実にあらず、さりとて嘘でもない。真実をはらんだ虚構であります。
我らはひょっとして、物語を好き好んで選んでいるのではなく、物語に選ばれているのではなかろうか。物語と出逢うべくして出逢っているのでは?…との思いにかられる時がある。
意のままにしているつもりが実は巻き込まれ翻弄されているのでは?物語には力が御座る。学び、翻弄されることもありましょうや。物語の中に身を投じる者としましては望むところなのですが、よく馴染むまで意外と時間がかかる。自分は一体何者かわかるまでかかるかかる時間がかかる。
安太郎!ぜんたいてめぇ何もんでぇ!?

