見えませんが、茄子の素揚げをしいてあります。「茄子のタタキ風」です。土佐の人より伝授。
調理法は簡単、茄子を薄く切って素揚げし、玉ねぎスライス、トマト、ツナ缶を順次載せます。今日はネギと新生姜の千切りをパラ~っと。ポン酢で頂きます。ミョウガが旬になったら、トッピングします。
★難易度Ⅱ
本日、丁卯日です。
甲午
庚午
丁卯
〇〇
です。日干は2午に根です。おまけに日支は卯。また年干の甲も庚と剋もかなり残っていますので生火します。かといって庚があっては従旺格にもなれませんから、普通格として時干支に喜を求めてみましょう。
まず、丁日干で午の火旺生まれですから、湿土生金生水と流通すれば最喜です。また調候は壬です。丁日干でも禄刃格に殺の形を求めてもいいのですが、本命は年干に甲の印がありますので運才での壬は少しは化殺もあります。天地に透る壬が巡れば、日干は十分に対抗できるかとは・・・
では時干支に壬を求めてみましょう。
① ②
甲午 甲午
庚午 庚午
丁卯 丁卯
壬寅 壬子
と二通りあります。
①は壬に根はなく水源もないので寅卯にかなり化殺されます。もちろん化木などはありません。②の壬は子に通根しており、卯に化殺もあり、根は弱化しますが、それでも天地に透る官殺ですので喜の形です。
大運は順行運でしたら、
辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥 丙子 丁丑 ・・・
大運を取り出して少し解明してみましょう。
辛未運について・・・
①辛は壬の水源となりますが、弱です。未もほんのわずかに湿の気は帯ますが、わずかです。日干は木生火で強く、辛未運では不十分です。
②辛未は未も湿の気を帯びて湿土生金して辛もしっかりとして生壬水です。未は湿の気あれば、当然、午も納めます。その分また燥の気も戻りますが、壬子干支はかなり調候的に有情であることはわかります。①②では八字の壬の違いでかなり違ってきます。
甲戌運について・・・
①甲は八字の寅卯に通根して強く大運干支だけで甲は戌を疏土しています。甲は壬官殺を化殺生身します。忌です。八字は依るべなくなります。任じるべき官殺が日干側に流れてしまいます。月干の庚は甲と剋になりますが、これはわずかに化殺の邪魔はしていますが、力不足です。
②甲はこちらも卯に通根して強く同様に壬子を化殺生身します。このあたりは多少の違いはありますが、化殺の忌は同じです。天干に印の甲は忌ですね。地支に寅卯がくるのは忌ですが、壬の根が弱化するという意味で、日干と壬の対抗はありますので救いはあります。
丙子運について・・・
①丙は午に通根して強い比劫です。壬は子に通根してここは丙壬不離の輔映湖海になっていると思われます。喜です。根は2午とダブル冲ですが、無くなるわけではありません。いずれも弱化して固有の支です。また子午の剋があって、水面下では寅卯が通関していることも見逃せません。つまり、子はここでもかなり弱化します。この大運でもやはり日干側が官殺よりも強いと看ます。
②こちらは上記のような解明と比較しますと同様に丙壬不離は言えますが、壬は2子に根があるわけで、①よりは壬は強いと看ます。また子午の冲剋もありますが、卯の化殺も弱です。②のほうが丙丁と壬が対峙していると思われます。喜です。
この大運は扶抑という観点からは①②ともによいですが、事象を考えるとき、官殺の喜象はあると思われますが、子午の水火の剋はありますので、すべて平穏ということではなく、わずかでも波乱もあるでしょうが、大局は喜神運と看て良いという判断になるでしょう。水火の剋の意は①のほうが穏やかとは看ます。喜忌参半ではありますが、寅卯が剋の緩衝剤となります
以上、2命を比較検討してみました。