偶々見つけて読んだ実用本。著者を気にせず手にとったが、2冊めを読んで、あれっと思った。同じ事が書かれていると。内容が首尾一貫している。デフレの経済では投資は一切するな!と。デフレだと現金を貯める事が一番。またデフレ経済だと、金利が低くても、勝手に増えていると。そして節約する事が結果的に、お金を増やす事だと。誠にごもっとも。
この手の書籍は実は非常に多く出版されている。なぜだろう。中に書かれている事は、割りと一般的な話なのだが・・・。いやそうではないのだろう。あいかわらず、投資信託や株で失敗されている方も多いのだろう。外貨預金やFX等も。そして複雑な保険の内容についても・・・。
私は部下でもある70を既に超えられた大先輩の話を良く当ブログで掲載しているが、この大先輩や他の先輩達を見ていても、確かにそうだと言う気がする。預金等を含めて、奥様任せの方が多い。逆にプライドが強い方は、ご自分で預金等もトライアルされたようだが、そう上記の書籍の内容に帰結しそうだ。投資はするな!現金が一番。と・・・。
そして、一様にお金がないと話をされる。が・・・。
本書籍に書かれている内容は、確かに正しい。と思う。投資信託商品の代名詞毎年配当型のグルーバルソブリンオープンの例だと、当初基準価格が1万口で1万円だったものが、1998年に1万2000円近くまで値上がりしたが、2010年7月では半額近い5663円になったいる。と。確かにそうだ。401Kのそうだった。みんな失敗している。
当社でも2006年に401Kが導入された。この時に選択した投資信託は上記のグロソブよりひどく1/3まで基準価格が落ちた。皆泣きに泣けぬ状態だった。しかし実は大半の方は、401Kの自分の確定拠出年金がどうなっているかなど知らなかった。知りもしたくなかったのだろう。株などでは周りにも大損をした人も多い。そうJAL株で消えたと言う人も多かった。私も社内の持ち株会に入って積み立てていたが、2008年以降、1/3になった。更に2011の大震災以来の円高。もはやこの書籍の通りだった。
投資などは決してするな!と
さて、安倍政権が誕生し、円安と株高へと以降しつつある今はどうだろうか?結果的に、私は投資信託、株、外貨共に今となっては大成功となった。損をしていた投資信託はほぼ0になり、更に基準価格は高くなっている。外貨預金も円安で、設けている。株も持ち直した。後はどのタイミングで売るか?だけとなった。
今考えると、株も安い時に買い増しておけばよかった。投資信託も基準価格が安い時に買いましておけばよかった。外貨も円高の時に更に買っておけばよかったと思っているが、それはあくまでも結果論だ。そう圧倒的に資産が目減りする大きなリスクを抱えていたのは確かだ。つい1ヶ月前まで・・・。
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書籍:家計・非常事態宣言 やってはいけない投資・借金・個人年金 発行:2010年8月30日初版発行 著者:荻原博子 発行所:凸版印刷株式会社 価格:700円+税 副題名がこの書籍の内容をそのまま伝えている。 やってはいけない投資・借金・個人年金。 私も借金についてはそう思う。特にクレジットカードのリボ払いなどとんでもない。家のローンもそうだ。しかし他はやっている。個人年金も。 |
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書籍:くらい安心!お金の大事典 発行:2011年12月10日初版発行 著者:荻原博子 発行所:中央公論社 価格:880円+税 |
「家計・非常事態宣言」のその14金融商品編なぜ、金投資はダメなのかに面白い事が掲載されていた。
いちばん金投資で効果が発揮できるのは、財産をたくさん持っているおじいちゃん、おばあちゃんが、金の仏壇や仏像を買うことでしょう。毎日拝めばご利益もあるし、成仏できそうです。 実は、相続税申告の際に、骨董や絵画などを含め、一般家庭用家具類は値に換算して課税対処となりますが、仏壇や仏具類、お墓などは、慣習上、日常礼拝されているものとしていう見地から、相続税の対象から除外されます。どんな高級品でも税金の対象にはならず、子どもや孫にそのまま渡すことができるのです。そして、子どもたちも将来にわたって、ありがたく仏壇に手を合わせる事ができ、将来困った時には換金も可能です。 |
初めて知った。これなら確かにご利益がありそうだ。昨今の子供や孫への相続税を教育に限って、1500万円まで無税にする仕組みより、現実的だ。
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