人事異動には気づかいが必要と思うが（その１：前日に突然の？）

会社の人事異動に関しては、会社の事業環境やしがらみやいろんな思惑等から、突然、決まる事が多い。しかしその前ふりとして、人情的に事前に、何らかの内示的伝え方があってもよいのではないかと思う。これが、明らかに決まっているのであれば、事前に本人に伝えられるべきではないかと思う。それが正式かどうかは別にして・・・。

今月頭に、私の上司が突然、当社から本社（親会社）に戻る辞令が発令された。その前週の週末にその上司を誘って飲んだが、ご本人はその人事の事を聞かされてはいなかった。つまり、ご自分が移動するなどは、まったく考えていなかった。しかし、その翌日つまり土曜日(10月30日）に連絡があったそうだ。

私が事前に知っていたのは、色々理由があるが、それは別にして、親会社の工場関係者はかなりの方が知っていたようだ。当のご本人だけが知らなかっただけのようだ。管理職の人事異動に関して言えば、役員会決議となる為、確かにその決議をまたなければ、結論は出ないが、それにしても、親会社のトップの気づかいに関して言えば、最低だろう。

しかし辞令の発令前に少なくとも、ご本人に知らされたのは救いではあるが・・・。これは、当社の場合、管理職は、辞令の前日に通達があっても仕方がない・・・。

さて、一般の社員の場合だが、このような事は許されない。事前に内示は2週間前になされなければならない。しかも組合の事前ヒアリングが必要となる。

さて、16日に当社関係で本社からの辞令が発令された。しかしその当人に聞くと、前日まで全く正式に連絡や内示もなかったらしい。つまり辞令が発令されるようだが、本人はどうなるのかどうしてよいのかわからなかったらしい。しかも組合からのヒアリングも前日になったらしいが・・・。

辞令当日の１６日に何とか出向先の当社に挨拶にくる事ができ何とか事なきを得たが、余りにも情けない。本人にとってかわいそうだ。無残だ。親会社（の管理部門）は既に壊れた。としか言いようがない。少なくとも、会社を変わる辞令に対して、余りにも気づかいがない。

それさえもできなくなったと言う状況にまで追い詰められているのかも知れない。と良い方に解釈する他ない。そうでなければ、人間的にその気づかいさえできない方達が管理職として存在されている会社となるのだろう。

と言いながら、私が10年程前に、大阪から東京に転勤（単身赴任）になった時に、正式にその辞令を話して貰った事はない。