社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

田舎の親父から現金書留でひ孫のお祝いが送られてきた

2013-02-15 07:28:23 | 日記

先週末の事だが、郵便局からの不在通知が入っていた。夜帰宅した奥様はすぐピント来たようだ。今時めずらしい現金書留だった。そして、私の田舎の親父からの、ひ孫のお祝いだろうと。

昨年末に当家に孫が生まれた。私達にとって初めての孫だ。年末にはわざわざ年賀状とは別に写真を私の親父達に送付した。そして年賀状も写真入りで送った。

そしてよくよく考えると親父にとっても、初のひ孫だった。

翌日、現金書留を、郵便局で受け取り、中を開けると、何と大金が入っていた。10万円だった。なぜこんな大金を親父は送ったのだろうか?とふと想いをめぐらした。

親父には孫が、7人いる。男が3人、女が4人。もし皆に平等に子供が生まれる度に、お祝いを送ったらどうなるだろう???いくら親父でも、そんなにお金の余裕はないだろう。

それではなぜ?聖職なる教師だった親父だが、実は男尊女卑の典型的な人だった。昔は女子は教育など無くても良いぐらいの考えだった。息子たちには大学まで行かせたが、娘には高卒までと考えていた様だ。最も亡くなった母が、短大までは行かせた。

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私は、最近と言うか、もう何年もこの現金書留を使った事がない。大半は、銀行からの振込で済んでしまうからだ。

私が大学の頃、何回もこの現金書留で送金してもらった。昔を懐かしく思い出すと共に、親父には深く感謝している。

近い内に、田舎に帰る事を考えている。
この倍の現金をまた親父に渡すつもりでいる。

私の兄弟は、田舎に帰る度に親父から交通費をせびるようだ。それでも親父は子供たちが帰ってくるのが嬉しいので渡すようだ。

しかし、私はそんななさけない事はしたくない。もっとも今度もJALを利用して、私の鹿児島との往復分はマイルだけで済みそうだ。かつ奥様の飛行機代も2万円だ。この辺はJALのステータスがあるので有利ではあるのだが・・・。

親父は、孫が7人いても、男女で差別した。男の孫達には、成人した時等にかなり高額なお祝いを送った。最初は、鹿児島にいる孫が可愛くて、大学の時に車を買ってやった。孫の一人にだけを優遇すると流石に問題ありと思ったか、残りの男の孫二人にも同様に金を渡した。しかし残りの孫には送らなかった。これを知ったのは、私の息子が結婚する時だった。事情を説明して、親父が私にお金を渡したから。流石に唖然としたが、取り敢えず半分の額を即金で、これとは別に親父に渡した。交通費として・・・。そしていろいろあるが、息子にはそのままその現金を渡した。

これは時代劇ではないと言いたいが、そうなのだ。おそらく男の孫しか認識していない。だから孫3人分のひ孫のお祝いしか考えなかったのだろう。10万円と言うかなり過度なお祝いを・・・。男の孫達にだけ贈る事を。最も次の孫が結婚するのがいつになるかも分からないが・・・。

そう孫達の時代は、結婚すら大変になった。私の息子はそれでも早く結婚できた方だと私はほっとしている。

さて、現金書留の文字を見て改めて驚いた。親父の筆跡に。親父はもう90近い。私では親父の年でこの文字を書ける自信は全くない。凄い。いやそれ以前に親父の年まで生きられる自信は全くない。


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