竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

議員心得箇条 条文二 【決まりを守る】 議員は決まりを守れ。

2016年04月03日 | 議員心得箇条
条文案二【決まりを守る】議員は決まりを守れ。
『地方議員心得箇条』作成プロジェクト

議員はルールを守り、ルールに従って行動しなければならない。決まりを守ることは、人として当然のことであるから、人々の代表たる議員であればなおさらである。議員の身分や役割については、地方自治法や各自治体の条例等に規定されている。議員がなすべきことをよく理解し、まずそこに注力しなければ、「議員は、やるべきことをやらず、やらなくても良いことばかりしている」との批判につながってしまう。議員がその立場を利用し、ルールを守らないようなことがあってはいけない。一市民として、同じ立場で、同じルールを守り、ともに生活する中から見えて来るものこそ大切なのである。
 規定されている議員の務めは、議事機関である議会を通じて行動することである。議員は、議会での活動を第一とすべきなのである。議会機能を最大限発揮するために必要な、市民への情報提供や説明、報告、呼びかけ、調査、研究等はもちろんのこと、議会運営に協力し、定められた議会のルールを良く理解することも必要である。議会のルールを守ることで自らの発言機会も確保され、限られた時間や機会を最大限活かすことが可能となる。大切な内容だからと言って、自分だけが発言して良い訳ではない。議会が全体として機能するためのルールがあり、各議員が決まりを守ることで、議会も機能する。
 議会に求められている改革や活性化についても、きちんと定められたルールの中で、堂々と議論して進めるべきであり、一つひとつ手続きを踏まえることが結局は近道である。自分が正しいと思うことがあったとしても、全体として決められた手続きに則って合意して行くことが大切である。実効性の伴わない言い放しの発言は、無責任なパフォーマンスと受け止められる。合意を得るための地道な努力こそ市民との約束を守る行為と言える。
 また、議員には、自治法等で定められている役割以上に期待されているものがある。選挙時の公約に対する活動もその一つである。ローカル・マニフェストとして細かく自らの活動計画を示してきた議員は、その計画に基づき活動するだけでなく、その進捗を報告し、軌道修正にあたっては納得のゆくまで説明し、市民とともに継続的に取り組まなければならない。一方、自分が当選したからと言って、その主張が全て認められたという姿勢があるとしたら、それは誤りである。自分に期待されているものが何であるのかを正確に見極め、それに応えて行く姿勢こそが大切なのである。多様な社会背景や様々な意見の中から当選してきた議員には、常に慎重な対応姿勢が求められている。
 議員にはなすべきことが決まっている。しかし、議員にはそれ以上に期待されている役割がある。人として守るべきことは守り、真の意味で期待に応えることもまた議員としての約束を守ることになる。そして、人として当然守るべき法律や社会的な決まりについては、議員には厳格すぎるくらいでちょうど良いと考えるべきである。

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